コーディネートに悩まずとも、簡単にスタイルがきまる「セットアップ」は、仕事服として頼れる存在。アイテムそのもののデザイン性はもちろんのこと、“どのように着こなすか”も、装いをアップデートするうえで重要なファクターです。
そこで、雑誌『Precious』7月号では【働く夏は「進化形セットアップ」が味方!】と題し、着方の変化にも着目し、今季注目のタイプをピックアップしました。
今回は、「ジレ型」「ワークテイスト」「とろみ素材」「モード・スカート」のセットアップをまとめてご紹介します。
◾️1:トップスのように一枚で纏まとう「ジレ型」セットアップ
軽やかなシャリ感が心地よい、ウールシルクのジレ&パンツ。ネックラインが直線的なインナーを仕込むことで、胸元からのぞいても下着っぽく見えず、モダンな雰囲気を醸せる。長めの着丈が縦ラインを強調しつつ、ヒップを自然に隠せるのもうれしい。
さらりとしたスーツ地で仕立てられた、知的なピンストライプのセットアップ。コンパクトなUネックと、デザイン風に配された大ぶりのボタンが親しみやすさを感じさせ、角のとれたスーチングスタイルに。チャンキーなゴールドを効かせて個性も演出して。
◾️2:洗練サファリを叶える「ワークテイスト」セットアップ
メゾンの象徴ともいえる「サファリルック」をモダンに再解釈した、「サンローラン」のミリタリー調スタイル。ゆとりのあるシャツの上からベルトでウエストマークすることで、シルエットにメリハリがつくうえに、きちんと感も叶う。ラフな袖まくりや、あえて立てた襟のあしらいによるニュアンスで、こなれた印象も加えて。
レザーベルトで装飾されたポケットが目を引くジャケット&パンツは、1940年代のワークウエアに着想を得たもの。クロップド丈×フレアシルエットという、テクニックいらずで脚長効果が得られるコンビネーションがうれしい。こっくりとした色味に抜け感を加えるために、サンダルを合わせて涼しげに。
◾️3:大人フェミニンをつくる「とろみ素材」セットアップ
表面にわずかな起毛感がある、パウダリーなピーチスキン調の生地を使用。上下共にゆったりとしたシルエットのため、シャツをボトムインしてベルトを効かせることで、適度な緊張感を宿して。パンツはポケット付きで、実用性も高い。
ネック部分にリブをあしらった、異素材コンビのブラウスが新鮮。意外性のあるハイネックがこなれた印象に導く。
◾️4:コンサバな空気を変える「モード・スカート」セットアップ
印象的な台形シルエットが崩れない、ハリのある生地感。ウエストに配された、エッジィなメタルフックがさりげないスパイスに。
立体的なラッフルデザインがワントーンに奥行きを形成。ジレのビッグポケットもモード感を後押し。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 黒沼 諭(aosora)
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- 野田智子
- MODEL :
- RINA
- EDIT :
- 奥山碧子(Precious)