秋冬のイメージが強いニットを夏に取り入れると、コーディネートに鮮度を宿すことができます。クロシェニットなら通気性もよく、暑苦しく見える心配もなし。どこか懐かしさを感じるアイテムを、今っぽく着こなす方法を解説します。

■1:セゴレーネ・ヒポリテは…白のクロシェニットトップスでビーチな涼感を漂わせて

親近感のある白のクロシェニットトップスには、ノンシャランなダウンヘアがお似合い。
親近感のある白のクロシェニットトップスには、ノンシャランなダウンヘアがお似合い。

2024年6月14日、パリでスナップされたアーティスト、インフルエンサーのセゴレーネ・ヒポリテ。白×黒の定番配色は、ノースリーブのクロシェニットトップスを迎えることで立体感を獲得。風を通すかぎ編みとショート丈のデザインが、ビーチを連想させるような涼感を演出してくれます。クロップド丈のトップスに合うよう、パンツはハイウエストを選んで脚長に。そこにヒールサンダルを加え、スタイルアップ効果を上乗せしました。仕上げにレザー×ラフィアのバスケットバッグを加え、モノトーンがシックなサマールックを完成させて。

■2:ピア・ウォルツバックは…ベルトマーク×タイトなクロシェニットスカートでメリハリ付け

ボルドーやブルーなど、カラーを散らして小気味よく。
ボルドーやブルーなど、カラーを散らして小気味よく。

モデルのピア・ウォルツバックを、ミラノ ファッションウィーク開催中にキャッチ。黒のTシャツは、身体が泳ぐビッグシルエットを選ぶと窮屈に見えず、涼やかに着こなすことができます。Tシャツをユーティリティな太ベルトでウエストマークしてくびれを作ったら、ボトムはIラインスカートを選びメリハリラインを描いて。ブルー×ブラウンのクロシェニットスカートなら、プレーンな黒Tシャツを立体的に仕上げることに成功します。

■3:ティナ・ハーゼは…クロシェニットのワンピースは穏やかなキャメルで品よく着こなす

ブライトな赤小物でフレッシュに見せながら、暖色でまとめることで調和を取って。
ブライトな赤小物でフレッシュに見せながら、暖色でまとめることで調和を取って。

デジタルクリエイターのティナ・ハーゼをベルリンの街角でスナップ。さらっと一枚で着こなす夏のワンピーススタイルは、クロシェニットを選ぶことで新鮮さを獲得しながらメリハリたっぷりに。落ち着いた印象のキャメルを選べば、大人らしく上品に着こなすことができます。そこに鮮烈な赤のバッグとサンダルを加え、生き生きとした表情へ。ウッドビーズハンドル付きのパファークラッチバッグが、モダンさを加速してくれます。


大人らしいヘルシーな肌見せができる「クロシェニット」の着こなしを、アイテム別にご紹介しました。シンプルな組み合わせでも抜群の立体感が手に入るので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香