顔の肌悩みはメイクでカバーできますが、しっかりしようとすればするほど、メイクした顔と首や胸元の肌感に差ができることがあります。とはいえ、デコルテまでファンデーションを塗ると、服に付着してしまったりして…。カバーは難しいですよね。デコルテは、スキンケアで顔との差をなくすことが賢明です。そこで今回は、美容ジャーナリストの永富千晴さんに、デコルテケアですべきこととおすすめのコスメをご紹介いただきました。
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顔のようにていねいにケアしてジュエリーが映えるデコルテづくりを
「夏の装いでデコルテが開いたものを着ると、顔と肌のトーンが違うことがあります。これは、年齢とともに首元の皮膚もくすみやたるみが生じるから。それを解消するには、やはり手をかけたケアが欠かせません。顔と同じように不要なものを“落とすケア”と、たっぷりと潤す“与えるケア”を行っていきましょう。
“落とすケア”は、デコルテの肌の土台を整えるためのもの。不要な汚れや角質が溜まっているとくすみが目立つだけでなく、保湿をしても浸透が悪くて効果が半減してしまいます。まずは角質ケアを取り入れてみてください。首元の皮膚は目元の皮膚と同じくらいの薄さと言われているほどデリケートなので、顔用のアイテムを使うことをおすすめします。
“与えるケア”は、化粧水とデコルテ専用のクリームの2種使いを。首元は顔に比べて汗腺が2倍あるので汗をかきやすく、汗が蒸発すると潤い不足になります。たっぷりと化粧水で補いましょう。また、先ほどもお伝えした通り、首元は皮膚が薄くデリケートですから、化粧水のあとにデコルテ専用のクリームで潤いのフタをしてあげることも必要です。顔と同じようにていねいにケアをして、ジュエリーが映える美しいデコルテを育んでください」(永富さん)。
永富さんおすすめの【デコルテケアコスメ】3選
「ハイドロキノン配合のソープで明るい肌に」(永富さん)
「角質ケア成分のAHAとBHAが配合されているソープ。古い角質をスムースにオフできます。また、“肌の漂白剤”と名高いハイドロキノンも配合されているから明るい肌も期待できそう。攻めのケアができますが、顔用で毎日使える優しさなので、デコルテケアにいち推しです。バスルームの高温多湿なところではソープが溶けやすいので、私は小さめにカットして使っています」(永富さん)。
「明るさと透明感が格別!ローションの必要性を再認識させられます」(永富さん)
「感動的なほど肌のくすみ感を払拭してくれるゲランのローション。顔のケアをしながらデコルテまで使うと、澄み渡ったハリのある肌へ導いてくれます。仕事柄、さまざまなコスメを使うようにしていますが、手応えをしっかり感じられるコスメはつい手がのびます。こちらは今年の3月に発売されたものですが、すでに3本目を愛用中なほどお気に入り」(永富さん)。
「ジュエリーの輝きを引き立てるデコルテを育める専用のクリーム」(永富さん)
「ジュエリーブランド『ミキモト』から発売されているデコルテクリーム。“ジュエリーが肌を輝かせるように、肌もジュエリーを輝かせる”というコンセプト通りの仕上がり感。濃厚なクリームながら塗り広げるとベタつかず、肌にピタッとフィットして潤いとハリをもたらしてくれます。フィット感の即効性が高いので、お出かけ前のお手入れにもぴったり」(永富さん)。
明るく美しいデコルテは、顔も美しく見せるレフ板のような効果ももたらしてくれます。ぜひデコルテケアを取り入れて、夏映えするスタイルを手に入れてください。
※掲載している商品の価格は、すべて税込です。また商品はすべて本人の私物です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子