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プロフィール

 

名前:ジーナ・ローランズ(Gena Rowlands)
出生地:アメリカ合衆国ウィスコンシン州
生年月日:1930年6月19日

ニューヨークの演劇学校在学中に映画監督のジョン・カサヴェテスに出会い、1954年に結婚。ブロードウェイなどで活躍したのち、1957年に映画デビューを果たしたジーナ・ローランズ。インディペンデント映画の父とも呼ばれる夫ジョン・カサヴェテスと共に、数多くの映画作品を世に送り出してきました。『フェイシズ』(1968年)をはじめ、『こわれゆく女』(1974年)や『グロリア』(1980年)など、現代も語り継がれる名作を輩出。『こわれゆく女』『グロリア』ではアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされています。

また、ハリウッドを代表するクリエイター一家としても知られており、ジョン・カザヴェテスとの間にもうけた3人の子どもたちはいずれも映画監督に。息子のニック監督作『きみに読む物語』や娘のゾエ監督作『ブロークン・イングリッシュ』にはジーナも出演しています。晩年はアルツハイマー型認知症を患っていることを公表し、闘病生活を送っていたものの、2024年8月14日にカリフォルニア州の自宅で死去したことが発表されました。

私生活では、1954年に結婚したジョン・カサヴェテスと1989年に死別。その後、2012年に俳優のロバート・フォレストと再婚しています。

「若いころ」「昔」の写真17選

まず、ジーナ・ローランズの「若いころ」「昔」の写真をピックアップ。

1955年(25歳)

 

1958年(28歳)

 

1958年(28歳)

 

1960年(30歳)

 

1961年(31歳)映画『The Spiral Road』より

 

1961年(31歳)

 

1962年(32歳)映画『脱獄』より

 

1964年(34歳)

 

1965年(35歳)

 

1965年(35歳)

 

1968年(38歳)

 

1968年(38歳)

 

1970年(40歳)

 

1980年(50歳)

 

1980年(50歳)映画『グロリア』より

 

1980年(50歳)映画『グロリア』より

 

1987年9月(57歳)第39回 エミー賞授賞式

 

「映画」代表作5選


ここからは、チェックしておきたいジーナ・ローランズの代表出演「映画」をご紹介します。

『フェイシズ』(1968年)

右は、ジョン・マーレイ。
右は、ジョン・マーレイ。

ジョン・カサヴェテス監督。共演は、ジョン・マーレイ。独立資本で作られた作品で、インディペンデント映画というジャンルを確立したとされている。

あらすじ:結婚14年目を迎えたリチャード(ジョン・マーレイ)は、妻のマリア(リン・カーリン)に離婚を切り出し、高級娼婦のジェニー(ジーナ・ローランズ)の元へ行ってしまう。マリアは気晴らしに友人たちと夜遊びに出掛け、その先で出会った青年と一夜の関係を持ってしまった。罪悪感にさいなまれたマリアは、翌朝睡眠薬で自殺を図り…。

『こわれゆく女』(1974年)

左は。ピーター・フォーク。
左は。ピーター・フォーク。

ジョン・カサヴェテス監督。共演は、ピーター・フォークなど。この作品でジーナ・ローランズはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたほか、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞している。

あらすじ:土木作業員ニック(ピーター・フォーク)の妻メイベル(ジーナ・ローランズ)は精神が不安定になりがちで、対人関係もうまくいかない。寂しさのあまり男を引っ掛けてしまうこともあれば、来客にはしゃぎすぎてしまったり…。異常な行動をとるメイベルを恥じたニックはメイベルを無理に制御しようとするが、それが裏目に出てしまう。

『オープニング・ナイト』(1977年)

左は、ジョン・カザヴェテス。
左は、ジョン・カザヴェテス。

ジョン・カザヴェテス監督。インディペンデント映画として製作された。

あらすじ:人気舞台女優のマートル(ジーナ・ローランズ)は、自身の追っかけの少女が事故死する瞬間を目撃してしまう。翌日から新作舞台の稽古が始まるが、役柄と実年齢とのギャップに悩み始めるマートル。スタッフと対立するなど精神的に不安定になっていくマートルは、酒に溺れ、少女の幻影を見るようになり…。

『グロリア』(1980年)

 

共演は、ジョン・アダムスなど。この作品でジーナ・ローランズはアカデミー賞主演女優賞およびゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。

あらすじ:ギャング組織を裏切ったことで命を狙われた男は、同じアパートに住むグロリア(ジーナ・ローランズ)に6歳の息子フィル(ジョン・アダムズ)を託す。直後に男とほかの家族は殺され、グロリアはフィルと共に追手から逃げることに。子ども嫌いを公言していたグロリアはフィルを置き去りにしようともするが、次第に愛情を感じ始める。

『きみに読む物語』(2004年)

2004年6月 ロサンゼルスプレミア。
2004年6月 ロサンゼルスプレミア。

ジーナ・ローランズの息子、ニック・カサヴェテス監督作。ニコラス・スパークスの小説を映画化した作品。

あらすじ:認知症で過去を思い出すことができない女性(ジーナ・ローランズ)に、デューク(ジェームズ・ガーナー)という男性が手記を読み聞かせている。その手記とは、南部の町で貧しい青年ノア(ライアン・ゴズリング)と良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)が出会い、恋に落ちたという物語だった。周囲の反対を乗り越え、想いを貫くふたりの話を聞くうちに、女性に変化が訪れる。

「夫/子ども」の写真9選


1954年に結婚した夫ジョン・カサヴェテスとの間に3人の子どもをもうけたジーナ・ローランズ。子どもたちはそれぞれ映画監督として活躍しています。1989年、ジョン・カサヴェテスと死別。その後、2012年にロバート・フォレストと再婚しています。ここからは、「夫/子ども」の写真をピックアップ。

1954年に結婚したジョン・カザヴェテスと

 

長男ニックと

1964年 自宅にて。
1964年 自宅にて。

1975年 第47回 アカデミー賞授賞式

 

1984年4月 

ジョン・カザヴェテスは1989年に死去。
ジョン・カザヴェテスは1989年に死去。

娘のザンと

2004年 映画『Z Channel-A Magnificent Obsession』プレミア。
2004年 映画『Z Channel-A Magnificent Obsession』プレミア。

娘のゾエ、ザンと

2006年10月 GUCCI 85周年記念ディナー。
2006年10月 GUCCI 85周年記念ディナー。

2014年12月 ハンド&フットプリント セレモニー

左から、ジーナ・ローランズ、娘のザン、息子のニック、孫娘のアレクサンドラ。
左から、ジーナ・ローランズ、娘のザン、息子のニック、孫娘のアレクサンドラ。

2012年に再婚したロバート・フォレストと

2014年1月 第25回 パームスプリングス国際映画祭。
2014年1月 第25回 パームスプリングス国際映画祭。

2015年11月 第7回 ガバナーズ賞授賞式

 

「美貌遍歴」17選


次に、60代からの「美貌遍歴」をお届けします。映画界を代表する実力派女優として、そのオーラに圧倒されるはず。

1992年5月(61歳)第45回 カンヌ国際映画祭

 

1999年9月(69歳)ドーヴィル映画祭

 

1999年12月(69歳)ブロードウェイ・ショー『Minnelli on Minnelli』オープニングナイト

 

2001年(71歳)Museum of Television & Radio Gala

 

2001年(71歳)第16回 インディペンデント・スピリット賞授賞式

 

2002年(72歳)サンダンス映画祭

 

2002年(72歳)National Cable & Telecommunications Association Press Tour

 

2005年(75歳)映画『スケルトン・キー』ロサンゼルスプレミア

 

2006年10月(76歳)『Gucci by Gucci』サイン会

 

2007年(77歳)映画『パリ、ジュテーム』ニューヨークプレミア

 

2009年6月(79歳)映画『私の中のあなた』ニューヨークプレミア

 

2011年7月(81歳)トロント国際映画祭 トークイベント

 

2012年9月(82歳)Circle Of Hope Gala

 

2013年11月(83歳)第5回 ガバナーズ賞授賞式

 

2014年11月(84歳)映画『Six Dance Lessons In Six Weeks』スクリーニング

 

2014年12月(84歳)ハンド&フットプリント セレモニー

 

2015年11月(85歳)第7回 ガバナーズ賞授賞式

 

「近年」の写真2選


夫、ジョン・カザヴェテスと共に数々の名作映画を世に輩出してきたジーナ・ローランズ。近年は闘病生活を送っていたこともあり、メディアの前に姿を現すことはほとんどありませんでした。そして2024年8月14日、カリフォルニア州の自宅で死去。伝説の名女優の訃報に、多くの映画ファンから悲しみの声が上がっています。

2016年2月(85歳)第88回 アカデミー賞授賞式

 

2016年2月(85歳)第88回 アカデミー賞授賞式

 

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