「暑い日にも快適だった、風が通るシャツ」
ようやく“危険な暑さ”は一段落したようで
ホッとしている今日この頃ですが、
猛暑の夏を振り返ったとき、
この服は着ていて涼しかったな…と思えたのが、
クロップド丈のコットンの白シャツでした。
平らに置くとちょっと意外なほど
身幅が広いのですが、実はこれがポイント。
サラリとしたコットンが肌にまとわりつかず、
“肌離れがいい”とはこういうことか…と実感。
そでぐりが大きく開いているのも、
わきから空気が入ってすそから抜けていくような
風通しのいい着心地なのです。
ほんの少し張り出した肩が、
気になる二の腕をほっそりと演出してくれるし、
短めの着丈は、上半身をコンパクトに
見せてくれる…と、いいことずくめ。
この日は、同じく締め付けない着心地の
ウエストがドローストリングになったチノパンを
合わせてみましたが、小柄な私でも、
太めのパンツをバランスよく着こなせたようです。
「進化した“定番”と言いたいデイパックを発見」
白シャツとチノパンというベーシックなアイテムを
組み合わせたのこの日の着こなしですが、
おしゃれに目覚めた頃、『Olive』や『POPEYE』と
いったファッション雑誌で育った私にとっては、
どちらもルーツのような存在。
年齢を重ねて、さまざまなおしゃれを経験して、
一回りして元に戻ってきたような感覚で、
かつて“定番”と呼ばれたアイテムが新鮮に映ります。
折しも、駆け出しの編集者の頃にお世話になった方と
再会し、その方がPRをなさっているブランドで、
ユニセックスで展開しているチノパンと一緒に、
探していたベージュのデイパックと出合いました。
アウトドアやスポーツ、ワークウエアなど、
機能的なアイテムを日常のおしゃれに取り入れて、
“定番”として楽しんできた世代には、
まさにツボな、オーソドックスなデイパックですが、
背中のパッドがなく、クタッとした仕上がりで、
背負わずに、片方の肩に掛けても様になります。
リラックスした着心地のドローストリングの
チノパンと同様、今っぽく進化した“定番”は、
素敵に変貌を遂げた古い友人と会ったかのような
幸せをもたらしてくれました。
これからも紆余曲折を繰り返すとは思うのですが、
いつか自分のおしゃれの原点に
帰っていくのだろうな…そんな予感がしています。
(写真/エディターF&J 文/エディターJ)
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