エルメスから新たに誕生した『バレニア』は、メゾンの伝統とエスプリが融合した逸品です。調合師、クリスティーヌ・ナジェルが手がけたセンシュアルな香りは、エルメス初となるシプレ系。ジンジャーリリーとミラクルベリーの意外性を秘めた調合から、深みのあるオークウッドや神秘的なパチョリへと豊かな香りの層が広がります。
クリスティーヌ・ナジェルが「シプレの香りは本能的に魅力的な香りで、素肌に纏うだけでたちまち引き寄せられ肌と一体となる」と語るように、五感に訴えながら肌に寄り添う香りが魅惑的です。
また、オブジェさながらの美しいフラコンにもときめきます。光輝くメタリックなディテールは、エルメスのアイコニックなモチーフのひとつ「コリエ・ド・シアン」から着想を得てデザインされています。
今回は、センシュアルな香りとアートのようなフラコンで魅了する新作フレグランス『バレニア』の魅力をご紹介します!
■なめし革の名称『バレニア』が冠された、センシュアルな逸品
センシュアルなシプレ系のノートをもつパルファム『バレニア』は、エルメスのなかでも独特の存在感をもつなめし革の名前に由来しています。「バレニアレザー」は、躍動的な表情をもちながら素肌を優しく包みこむ質感をもち、経年変化を楽しめる素材でもあります。
調合師クリスティーヌ・ナジェルは「『バレニア』というレザーのもつすばらしさの一つは、優しく愛撫を返してくれること」と語ります。
「バレニアレザー」の魅力を連想させるように、瞬間で表情を変えながら、情感を刺激する香りこそがフレグランス『バレニア』の魅力です。
■アイコニックな「コリエ・ド・シアン」のモチーフが着想源に!
ひと目惚れを誘うオブジェのようなフラコンは、エルメスとも関わりが深く、テーブルウエアや時計なども手がけるフィリップ・ムケによりデザインされたもの。
メタリックなピラミッドスタッズのパーツは、シグネチャーモチーフとして愛され続ける「コリエ・ド・シアン」からインスピレーションを受けています。「コリエ・ド・シアン」は、1920年代に馬具工房で作られた犬の首輪を着想源にし、ブレスレットやベルトが生まれています。
オードパルファム『バレニア』は、メタルパーツだけでなく、ガラスのフラコンを楕円形にして、ブレスレット「コリエ・ド・シアン」を連想させるフォルムに。フラコンのスプレー部分には、シグネチャーモチーフの「クルー・ド・セル」が刻まれ、馬具工房のルーツを感じさせます。
驚きを秘めたセンシュアルな香りと、心奪うアイコニックなフラコンで魅了するオードパルファム『バレニア』。個性を引き出し、特別な瞬間をもたらすパートナーとして迎えることで、新しい自分との出合いも演出してくれるはずです。
※掲載商品の価格は、税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 大原敏政(aosora)
- WRITING :
- 川口夏希(NTK CREATIONS)