程よく辛口で、シックな印象を獲得できるカーキ。落ち着いたカラーだからこそ、モードに落とし込んでも華美になりすぎず、洗練を宿すことができます。異素材ミックスやレイヤードが楽しい、秋ならではのコーディネートをピックアップしました。

■1:クロエ・ルカローは…レザーパンツがあれば暗色コーデの辛口ムードが倍増

カーキとブラウンをベースにしたら、ワインレッドやモカブラウンの小物を選び、調和を取って。
カーキとブラウンをベースにしたら、ワインレッドやモカブラウンの小物を選び、調和を取って。

2024年9月23日、パリ ファッションウィークを訪れたモデルのクロエ・ルカロー。深みのあるカーキとビターなブラウンの相乗効果で、秋らしいシックなオーラを放つことに成功。さらにヴィンテージ調な風合いのレザーパンツを選んだことで、ダークカラーのワントーンコーディネートが辛口になり、メリハリを宿すことにも成功しています。ハーフジップのトップスで肌見せし、ちょうどいい抜け感を確保しました。

■2:ヨーヨー・カオは…落ち着いたアースカラーコーデで秋の街並みにマッチさせて

カーキとブラウンの静かな色合わせなので、アクセントとしてゴールドのビッグフープイヤリングをプラス。
カーキとブラウンの静かな色合わせなので、アクセントとしてゴールドのビッグフープイヤリングをプラス。

2024年9月26日、パリ ファッションウィーク開催中のストリートでスナップされた、ビューティブランド「ROMI Beauty Club」を手掛けるヨーヨー・カオ。愛らしいケーブルニットカーディガンも、カーキを選べば甘くなりすぎず大人顔。そこにライトカーキのショートトレンチコートを合わせ、奥行きをメイク。ワイドスリーブや腰の位置に施されたベルトループで、かしこまりすぎないこなれた雰囲気をアピール。シューズはダークブラウンのロングブーツを選び、秋らしいアースカラーコーディネートへと誘導。バックルやレースアップの重厚感のあるデザインなら、スタイリッシュにまとまります。

■3:レオニー・ハンネは…有彩色のワンカラーコーデもカーキをベースにすればシックにきまる

コーデュロイ、ニット、レザーのように、質感に特徴のあるアイテムを掛け合わせワンカラーを立体的に。
コーデュロイ、ニット、レザーのように、質感に特徴のあるアイテムを掛け合わせワンカラーを立体的に。

2024年9月27日、同じくパリ ファッションウィークにてキャッチされたインフルエンサーのレオニー・ハンネ。カラーコーディネートに定評がある彼女はこの日、異なるグリーンを自由にミックスしていました。ハードルが高そうな有彩色のワンカラーコーディネートも、穏やかなカーキをメインにすれば主張が強くなりすぎず、シックにまとめることができます。ミントグリーン、パステルグリーン、ブライトグリーンという目を引くグリーンを小さく取り入れつつ、全体にバランスよく散らすことで小気味よく仕上げました。


秋に活躍する「カーキ」を使ったコーディネートを、ファッションウィークの最新ストリートスナップからピックアップしました。主張が控えめな穏やかカラーなので、モードにもチャレンジしやすいです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香