旧ギリシャ王国・王太子パウロスの妻で、DFS創業者のロバート・ウォーレン・ミラーの娘であるギリシャ「マリー・シャンタル王太子妃」。ロンドンで華やかな一族のもとに生まれ、香港、スイス、パリ、ニューヨーク…と世界都市で教育を受けた彼女は、高校在学中にアンディ・ウォーホルのもとでインターンを行ったことも。グローバルな環境で芸術的センスを磨き、子ども服デザイナーや絵本作家、イラストレーターとしても活躍しています。そんな世界標準なエレガンスを湛えた56歳の最新スタイルを紐解いていきましょう。

■1:オーバーサイズなシャツとストレートデニムで程よくラフな休日スタイル

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ウォッシュの効いた明るいカラーのデニムで軽快に。

2024年9月21日、ニューヨーク・マディソン街でキャッチ。ゆるっとルーズな白シャツに足首の見えるクロップド丈のストレートデニムを合わせています。シャツはフロントのセンターをタックインしてウエストを見せることでバランスアップ。袖はまくってこなれた雰囲気に着崩しています。足元はヴィンテージな加工が施された「ゴールデングース」のスニーカーを選び軽やかさを後押し。ゴールドのペンダントとラグジュアリーなバッグで気品をエレベート。大人の余裕を感じるスタイルを完成しています。

■2:パープル×白でノーブルかつドラマティックに!避暑地のマダム風リッチ感光るワンピース

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足元の白が軽やかさを加速!

2024年7月29日、ニューヨーク州サウサンプトンで、テーブルウエアなどのブランド「Mrs.Alice」とのコレクションを祝してディナーを開催。リッチなニューヨーカーが”夏の家”をもつエリアで、トリー・バーチやレイチェル・ゾーといったセレブリティなゲストを招待するディナーには、避暑地のマダムらしいプリントワンピースで登場しました。パープルと白のメリハリが効きつつもシックでノーブルな配色がマリー・シャンタルの優雅なムードを引き立てます。

■3:ペールブルー×白が爽やか!ハンサムなスタイルを披露

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右はギリシャ王太子で夫のパウロス。

2024年6月18日、英国ロンドンで開催されたペニンシュラ・ロンドンのグランドオープン記念式典に出席。「グッチ」のパンツスーツに、「プラダ」のミニバッグとポインテッドトゥを合わせています。存在感あるダブルブレストのジャケットに、インは白シャツを合わせてミニマルなスタイリングに。地模様が浮き出る艶素材のセットアップが品格を醸します。辛口なパンツスーツながら爽やかなブルーが柔らかなムードを演出。


ギリシャ「マリー・シャンタル王太子妃」の最新スタイルをご覧いただきました。最近はモデルとしても活躍する長女、マリア=オリンピアも大人気。美貌の母娘としても世界じゅうから注目を集めています。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子