100周年記念「ロロ・ピアーナ」創業ファミリーの歴史がつづられた貴重な書籍 『Master of Fibres』発売
1924年創業のイタリア発ラグジュアリーブランド「ロロ・ピアーナ」が今年、記念すべき100周年を迎え、創業者一族の知られざる物語がつづられた書籍 『Master of Fibres』が発売されます。
1800年代に毛織物商からスタートしたブランドの成り立ちから、世界中で知られるラグジュアリーメゾンへと成長を遂げた今日までの、創業当時から6世代にわたって受け継がれてきたフィロソフィをめぐる壮大な物語が描かれています。2024年11月21日に発売される本書について、取り扱い店舗なども含めて内容を詳しくご紹介します。
まさにアートともいえる豪華さ!「ロロ・ピアーナ」100年の歴史が収められた貴重な書籍 『Master of Fibres』
北イタリアのトリヴェロ出身のロロ・ピアーナ家は、1800年代に毛織物の商いを開始し、1924年にピエトロ・ロロ・ピアーナがピエモンテ州セージア川の渓谷、ヴァルセージアに毛織物工場を設立。歴史の1ページが幕を開けます。
1941年にピエトロの甥となるフランコが事業を引き継ぎ、終戦後は高品質のウールやカシミヤなどのサプライヤーとして、国内外のオートクチュール業界で確固たる地位を築き上げました。1970年代、セルジオ・ロロ・ピアーナとピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナがそのあとを引き継ぎ、1980年代には、今や世界的アイコンとなった『グランデ・ウニタ・スカーフ』をはじめとしたラグジュアリーなアイテムを完成させ、国際的なリテールネットワークの構築を推進させました。
こうして「ロロ・ピアーナ」が毛織物商から世界を代表するメゾンへと躍進を遂げた1世紀以上にも及ぶ歴史が綴られた書籍 『Master of Fibres』を手掛けたのは、歴史家でジャーナリストとして活躍のニコラス・フォルケス氏。196ページにも及ぶ内容には、ロロ・ピアーナ・ファミリーへの広範なインタビューのほか、ブランドのアーカイブとなる150点ものイラストや写真を掲載。イタリアのノウハウと職人技に深く根ざした「ロロ・ピアーナ」のこれまでの伝統と格式を見事、一冊に収めました。
装丁を担当したのは、芸術作品ともいえるラグジュアリーなブックデザインが世界中で高い評価を得ているアスリーヌ社。クラフツマンシップを感じさせる伝統的な技法により、一冊一冊を手製本で仕上げるという贅沢な仕様は、まさにアート作品といえるほどの豪華さを誇ります。
さらに、創業者一族のひとりでファッショニスタとしても知られるセルジオ・ロロ・ピアーナ氏が好んだファブリック “ロロ・ピアーナ・テラ・セルジオ” の生地を纏った豪華なクラムシェルケースに収められています。
「ロロ・ピアーナ」創業100周年を記念した書籍 『Master of Fibres』 は、2024年11月21日(木)より、ロロ・ピアーナ銀座店とアスリーヌ直営店、およびAssouline.comで購入することができます(以下にサイトへジャンプできるボタンあり)。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 松野実江子(Precious.jp)