2024年 Precious 11月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

2024年11月号表紙
『Precious』2024年11月号(2024年10月7日発売)の表紙、カバーモデルは大政 絢(Precious専属)

今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、秋冬の装いに大人ならではのマチュアな品格をもたらすワントーンのコーディネートが多数ランクインしました。小物使いまで行き届いた、繊細なニュアンスカラーの重ね方を参考にしたいと思った方が多かったようです。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

【10位】キャメルベージュのニット×同系色のシャツ&カーゴパンツ

10位P176
パンツ¥93,500・ニット¥86,900・シャツ[タイ付き]¥64,900・バッグ¥107,800・靴[メンズ]¥86,900(ヘルノ・ジャパン)、ピアス¥50,600・ブレスレット¥111,900・リング/右手¥685,300・左手¥801,600(トムウッド 青山店)、パールイヤリング/私物[Precious2024年11月号176ページ]撮影/熊澤 透

トレンドのユーティリティデザインを大人が着こなすには、エレガントが欠かせない要素。落ち感が美しいなめらかな素材がつくり出すストレートシルエットなら、ビジネスシーンにもマッチします。

合わせたアルパカ混ウールのニットは、ワイドな身幅やクロップド丈、肩線を落としたデザインに漂うこなれたムードが、カジュアルなパンツと好相性。シャツできちんと感を与えつつ、グログランリボンの黒のナロータイをアクセントにした装いに、「ニットの色とデザインが素敵」「きれいめなので仕事のときも着られそう」といった声が寄せられました。

【9位】モカベージュのスタンドカラーシャツ×同色のタックパンツ

9位P77右
シャツ¥55,000・パンツ¥55,000(ボウト〈バウト〉)、ネックレス¥126,500(エスケーパーズオンライン〈ノアーク〉)、時計¥545,600(日本ロレックス/チューダー)、バッグ¥627,000(ヴァレクストラ ジャパン)、靴¥128,700(セルジオ ロッシ)[Precious2024年11月号77ページ]撮影/小林美菜子

「シンプルだけどおしゃれ」と評価されたのは、上下をモカベージュで統一したコーディネート。フロントボタンのないスタンドカラーのシャツがニットよりもきりりとした印象を授け、モードなニュアンスが漂います。

やや濃いめの服に対して、バッグとシューズはヌーディカラーで軽やかさを加えて。また、「ベージュ×シルバーの配色を真似したい」という方がいたように、あえてゴールドではなくシャープなシルバーで引き締めているのもポイントです。

【8位】マスタードグリーンのラップコート×同素材のワンピース

8位P160
コート¥2,189,000・ワンピース¥988,900・バッグ¥812,900(ザ・ロウ・ジャパン)、イヤリング¥88,000(TASAKI)、タイツ/私物[Precious2024年11月号160ページ]撮影/熊澤 透

「上質感のある素材と色に惹かれた」「エレガントなシルエットが印象的」とコメントされたのは、マスタードグリーンのカシミアダブルクロス素材がひと際映えるラップコートの着こなし。

身頃の片方を巻き付けてまとえば、流麗なドレープが体を包み込んでうっとりするほどの心地よさと贅沢さを叶えてくれます。さらに同素材のタンクワンピースとのセットアップで、きれい色のインパクトは最高潮! おしゃれの経験豊かな大人もときめかずにいられない、極上のエレガンススタイルに。

【7位】デニムシャツ×ジーンズ

7位P103
シャツ¥352,000・ジーンズ¥170,500・スカーフ¥29,700・ブレスレット[右手]¥70,400・[左手]¥51,700・バッグ¥550,000・靴¥273,900(グッチ)[Precious2024年11月号103ページ]撮影/JUN YASUI(eight peace) 

マニッシュなボリュームが今年らしいシャツに、煌めきのアクセントや艶やかな肌見せでいい女の気配をにじませた着こなしは、「小物使いやバランス感が絶妙」「大人のデニムコーデとして参考にしたい!」と票を集めました。

ジーンズは明るめのストレートで軽やかに、上品になじむボルドー系の差し色小物で秋冬らしさを演出しています。シャツ、パンツ共にオーガニックコットンを使用し、特にパンツは自然界に存在するものを利用したエコウォッシュド加工。こうした環境への配慮も、大人の選択肢のひとつとして要チェックです。

【6位】グラデーションベージュのファージレ×ベージュのニット×白のデニムパンツ

6位P75
ジレ¥2,328,700・ニット¥242,000・パンツ¥201,300・帽子¥99,000・サングラス¥115,940・バッグ¥424,600(ブルネロ クチネリ ジャパン)、時計¥352,000(日本ロレックス/チューダー)[Precious2024年11月号75ページ]撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)

「ファーのジレがかわいい」「配色が上品で気負わず着られそう」と注目されたのは、休日のカジュアルスタイルにぴったりなファージレが主役のコーディネート。

ジレのグラデーションカラーをベージュニット&白デニムで際立たせ、クラス感が漂うカジュアルに仕上げています。グレーのキャップが曖昧ワントーンの引き締め役に。

【5位】グレージュのコート×ツイードパンツ

5位P69
コート¥995,500・パンツ¥262,900・バッグ¥788,700・靴¥206,800(ロロ・ピアーナ ジャパン)、サングラス¥51,040(ルックスオティカジャパン〈オリバーピープルズ〉)、ピアス¥53,900・ネックレス¥514,800・リング¥63,800(ホアキン・ベラオ)[Precious2024年11月号69ページ]撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)

表情がきりりと引き締まるトレンチタイプのコートは、最高品質を誇る無染色のウールヘリンボーン素材。繊細で緻密な織りがもたらす絶妙なグレージュカラーが、大人の余裕を感じさせる一着です。

ほぼ同色のツイードパンツを合わせて完成した、ベーシックながら曖昧色同士が美しく呼応する装いは、「ワントーンコーデの理想形」と好評でした。

【4位】グレージュのコート×マスタード色のパンツ

4位P63
コート¥1,001,000・ニット¥214,500・パンツ¥941,600・ピアス¥106,700・バッグ¥621,500(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)[Precious2024年11月号63ページ]撮影/生田昌士(hannah)

グレージュのカシミアダブルフェイスコートに、マスタード色のスエードパンツを合わせた着こなしは、「秋らしく洗練された色合いが素敵」など、ラグジュアリーな素材でこそ成り立つ、繊細なマチュア配色が支持されました。

ニュートラルカラーのグレージュと、ベイクドカラーのマスタードがつくる豊かな色合いの美しいハーモニーが、一目おかれる存在感を醸し出します。

【3位】グレーのケープ付きスリーブレスコート×黒のパンツ

3位P155
コート[ベルト付き]¥995,500・ニット¥310,200・パンツ¥257,400・サングラス¥70,400・ピアス¥89,100・リング[薬指]¥72,600・バッグ¥1,067,000・スーツケース¥470,800・リング[中指]・靴/ともに参考商品(ルイ・ヴィトン)[Precious2024年11月号155ページ]撮影/熊澤 透

取り外しできるケープ付きスリーブレスコートは、大人の冬旅に必要な、実用だけに走らない才色兼備なデザイン。軽く柔らかなダブルフェイス素材が導く着心地のよさはもちろん、気温や装いに応じてスタイルチェンジが可能なので、旅の移動中でもステイ先でも自信をもってふるまえる一着です。

ハイウエスト位置でベルトを締め、足元を黒のパンツとロングブーツで辛口に仕上げたコーディネートには、「かっこいい!」との声が多数。また、「ケープのかわいさと着こなしのバランスがいい」「ウエストマークでスタイルがよく見える」などの意見も見受けられました。

【2位】トリュフベージュのカーディガン×同系色のシャツ×ゴールドトーンのパンツ

2位P73
カーディガン¥356,400・シャツ¥166,100・パンツ¥535,700・バッグ¥452,100(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス¥619,300・ネックレス[イエローゴールド]¥1,404,700・[ホワイトゴールド]¥722,700・ブレスレット[右手]各¥1,434,400・[左手]¥854,700(フォッペジャパン〈フォッペ〉)[Precious2024年11月号73ページ]撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)

「こなれた華やかさに仕上がっている」「同系色を異素材でアクセントをつけた大人のおしゃれ」など、ひねりを効かせた装いとして評価されたのは、トリュフベージュのカシミアカーディガンと同系色の艶やかなシャツに、極細メタリック糸にシルクを混紡したゴールドトーンのパンツを合わせた着こなし。

ふんわり×シャイニーという異素材ミックスが、くつろいだ雰囲気のなかにドレッシーなムードも醸し出します。

【1位】グレーのコート×白のニット×パンツ

1位P59
コート¥1,153,900・ニット¥457,600・パンツ¥544,500・サングラス¥98,120(ブルネロ クチネリ ジャパン)、リング¥74,800(ホアキン・ベラオ)、バッグ¥748,000(ヴァレクストラ ジャパン)[Precious2024年11月号59ページ]撮影/生田昌士(hannah)

『Precious』11月号の好きなコーディネート1位を獲得したのは、上質なカシミアならではの澄んだ発色のグレーコートに、より明るい白アイテムとよりダークなグレーバッグを合わせることで完成する、繊細なグラデーションのワントーンコーデでした。

「シンプルかつ洗練された大人の着こなし」「淡いグレーの重ね方が上質な印象」「冬らしさと軽やかさが両立している」「明るさがあるので肌色がきれいに見える」など、さまざまな賞賛のコメントが届きました。

以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』11月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?

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Precious 12月号<ファッション大特集>【ブラック&ホワイトで華やぐ!羨望の「スマート・ドレッシング」】
2024年12月号表紙
【内容紹介】“エルメス”の一枚から始まる冬物語/輝くNEW BOSSにに「花ジュエリー」/私らしさが際立つ「美人ネック」/新・冬リゾートの装い「アプレ・スキー・ラグジュアリー」/「カラーアイライナー」で12月の目力をアップ/“食べない”ギフト/綾瀬はるかさんインタビュー、ほか/別冊付録「Pomellato for Precious Time」
2024年11月7日発売 ¥1,300(税込)

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious11月号』小学館、2024年
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