【『MEN’S Precious』ウォッチアワード 2024】各界のプロフェッショナル5名が選ぶ【2024年の新作ラグジュアリーウォッチ】
年末恒例の大人気企画を今年も開催! 逸品揃いの最新ウォッチを、スペシャリストたちが真剣に審査し、唯一無二の受賞時計を発表します。
今回は【デイリーラグジュアリーウォッチ賞】に輝いた「エルメス」の『エルメス カット』をご紹介します。
『MEN'S Precious』ウォッチアワード 2024 審査員(50音順)
【デイリーラグジュアリーウォッチ賞】エルメス『エルメス カット』…円と球体、サテン仕上げとポリッシュ仕上げ、多彩な要素を融合するメゾンのセンスの虜になる
日常に彩りを添えるこの部門のトップに輝いたのは、メゾンの美意識が詰まったブランニューモデル。二次元的な円と三次元的な球体を組み合わせたようなフォルムで、発表と同時に話題を呼びました。
柔らかいフォルムのステンレススティールケースは、サテンとポリッシュに磨き分けることで、豊かな表情を演出。ダイヤルの目盛に重なるような位置にオレンジのドットをあしらった秒針や、一部が透かしになった時分表示のバトン針、独自のフォント使いなどに“エルメス”らしい美意識が表れている。ブレスレット着脱も手軽で、別売りのラバーストラップに付け替え可能。デイリーに楽しめる贅沢な一本。
1時半位置のリュウズはケースの曲線に沿うようにレイアウト。オレンジラッカーによる「H」がアクセントに。3次元曲面による側面のポリッシュ面も美しい。
裏面は自社製自動巻きムーブメント「H1912」がのぞくシースルーバック仕様で、マニュファクチュールとしての技術力を実感できる。
「デイリーラグジュアリーを表現させたら、“エルメス” の右に出るブランドはないでしょう」守屋美穂
「“エルメス” というメゾンが、デイリーラグジュアリーそのもの。時計づくりにおいても、新作が登場するたびに驚きを与えてくれます。目を見張るのは、随所に散りばめられた遊び心。よく観察するといたるところにデザインの創意工夫が凝らされている。また、フランスらしいノンシャランな雰囲気もいい。36mm径の時計をさらりとつけこなす、素敵な男性の姿が想像できます」(守屋)
気のきいたディテールワークを日常になじむグッドデザインに仕上げたセンスが審査員を魅了した様子。
「メゾンのエレガンスはそのままに、道具としての有用性も担保。10気圧防水に加えて、ケースからはみ出さないようにセットされた1時半位置のリュウズは個人的な注目点。シャツの袖に干渉しないようなつくりに、馬具製造から始まった “エルメス” らしい細やかな配慮を感じます。そうしたものづくりのDNAが色濃く滲にじむグッドウォッチです」(並木さん)
※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、RG=ローズゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、YG=イエローゴールド、PT=プラチナ、SS=ステンレススティールを表します。
※掲載されている商品の価格は、2024年12月6日現在のものです。
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- STYLIST :
- 関口真実
- EDIT :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)
- 文 :
- 高村将司