オーバーサイズのコートはバランスのとり方がなかなか難しいアイテムです。サマになるコートの着こなしと足元のバランスやカラー合わせをスナップからチェックしていきましょう。
■1:ハート・エヴァンジェリスタは…ゆるっと着るニットワンピースでこなれた印象をアップ
フィリピン出身の俳優兼インフルエンサー、ハート・エヴァンジェリスタは2024年4月末パリで見かけられていました。体よりワンサイズ大きめのタートルタイプのニットワンピースにブラウンのコートを羽織って、颯爽と登場。ニットワンピースはオリーブグリーンのボーダーで子供っぽくも見えがちなアイテムですが、ブラウンのコートとの組み合わせで切れのいいエレガンスに。色味が落ち着いたものでまとまっているため、大人っぽいリッチさにつながっています。インのワンピースも大きめだから、コートがBIGサイズでも気になりません。ウエストにゆるっと細ベルトを加えてアクセントにした小物テクニックも必見です。
■2:ポーンウィンカ・スピークッカーは…ロング丈スカートの美力でボリューム感を合わせて好バランスに
2024年2月末、コペンハーゲンでスナップされていたスタイリストのポーンウィンカ・スピークッカー。白いニットカーディガンをフラワー柄のスカートにインして、グレーのコートを肩かけしていました。インの着こなしだけで見るととてもエレガントですが、グレー&BIGサイズのコートを羽織ると、ハンサムさがミックスされて今っぽさが際立ちます。淡めのグレーを選んだことも軽やかさにつながって、大正解です。コートだけが辛口なわけでなく足元のブーツにもシャープさが光っていて、バランスがとれています。切れのよさはサングラスやフープピアスといった細かなアクセサリーでも反映されていて、見逃せないポイントに。
■3:メアリー・リーストは…縦長のIラインを強調する細身のシルエットが新鮮さを際立たせて
モデルやインフルエンサーとして活躍するメアリー・リーストがパリでキャッチされたときの着こなしです。ラメタートルニットにブロック状になったデザインの黒レザースカートを合わせて、グレーのコートをコーディネート。タートルニットもスカートも長めで縦長のすらっとしたラインを生み出しているので、くるぶし丈のコートがベストなセレクトです。しっかりと肩が張ってストンと落ちるIシルエットは、スーパーロング丈だからこそ魅力を発揮できます。グレーと黒の色合わせでも地味にまとまっていないのは、ニットのラメやツイード素材のバッグ、シルバーの靴といったインパクトのある小物使いのおかげです。
オーバーサイズのコートを今っぽく取り入れていた3人のスナップにクローズアップしました。旬のリラックス感とともに、絵になるインパクトも十分です。これから真冬に向けて、スナップの着こなしを参考にしてください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀