「シャネル」×是枝裕和監督による【次の映画界を担う若手をサポートするプログラム『マスタークラス』】開催|役所広司さん、安藤サクラさん、ティルダ スウィントンさん、西川美和監督が登壇

芸術をこよなく愛し、映画史を築いた偉大なる映画監督を支援しつづけていたことでも知られる「シャネル」の創業者 “ガブリエル シャネル” の精神を受け継ぎ、映画界の次世代を担う若手をサポートするためのプログラム、CHANEL & CINEMA – TOKYO LIGHTS がローンチされ、先月、東京都内で2日間にわたるマスタークラスが開催されました。

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左から/俳優の役所広司さん、映画監督の西川美和監督、是枝裕和監督、ブランドアンバサダーで俳優のティルダ スウィントンさん、安藤サクラさん  courtesy of Chanel

当日、会場には同じく発起人として名を連ねる日本映画界をけん引する是枝裕和監督をはじめ、「シャネル」アンバサダーで、今年9月に開催されたベネチア国際映画祭で主演映画『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』が見事、金獅子賞に輝いた俳優のティルダ スウィントンさん、そして是枝監督とともに日本映画界の発展のため、団体を立ち上げ活動している西川美和監督が登壇されました。

さらに、主演映画『PERFECT DAYS』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した役所広司さんと、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した是枝監督作品『万引き家族』で主演を務めた安藤サクラさんが講師として招かれ、トークセッションやワークショップが行われました。

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左から/是枝裕和監督、役所広司さん、西川美和監督  courtesy of Chanel

「シャネル」とともにこのプログラムを立ち上げた是枝監督は、

「10年後、20年後の映画業界を見据えて、若手の才能の育成に協力していただけるパートナーを探していました。これからはシャネルとともに知恵を絞り、新しい出会いの場を提供してまいります。ワクワクするプロジェクトにしたいと思います」 と期待が込められたコメントを発表。

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左2人目から/小松菜奈さん、宮沢氷魚さん、右から2人目/橋本愛さん  courtesy of Chanel

会場には、事前の申し込みによって選ばれた、未来の映画界を担う若手クリエイターらとともに、「シャネル」アンバサダーを務める俳優・モデルの小松菜奈さんや俳優の宮沢氷魚さん、橋本愛さんらも参加されました。

2日間にわたりトーク&ワークショップを開催

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左から/是枝裕和監督、西川美和監督、ティルダ・スウィントンさん  courtesy of Chanel

記念すべき初回を飾るマスタークラスは2日間にわたって構成され、まず第一部では、是枝、西川両監督が俳優の各講師陣を迎えての【トーク】がスタート。

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参加者からの質問に答える時間も設けられ、若手ならではの率直な疑問なども投げかけられた。courtesy of Chanel

演じることへのアプローチやキャラクター構築、また監督との関係性の築き方など、世界を舞台に活躍されている監督、俳優ならではの質疑応答が繰り広げられ、経験に基づいたアドバイスを交えながらの熱いトークセッションとなりました。

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【ワークショップ】では、是枝、西川両監督と役所さんらが、若手俳優たちと共にシーンを作りあげていくプロセスを模索。courtesy of Chanel

さらに、第二部となる【ワークショップ】では、この日のために書き下ろされた台本を元に、若手演出家や俳優らがステージに招かれ、実践的な授業が行われました。

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courtesy of Chanel

役所さんや安藤さんといったグローバルに活躍するアクターに直接、演技についてのレクチャーを受けられる、非常に貴重な場となりました。


今回のマスタークラスを全て修了した参加者には、ショートフィルムコンペティションへの応募資格が与えられ、コンペティションの上位3作品は「シャネル」および是枝監督をはじめとした映画界の第一線で活躍されている方々の支援のもと、ショートフィルムを制作する権利が与えられます。

優勝した3作品は2025年の春に発表され、制作期間を経て、2026年に東京とパリで公開される予定です。

CHANEL & CINEMA – TOKYO LIGHTS

問い合わせ先

シャネル カスタマーケア

TEL:0120-525-519

この記事の執筆者
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PHOTO :
(C)CHANEL
EDIT&WRITING :
松野実江子(Precious.jp)