今年もたくさんの素晴らしいコスメが発売されましたね。なかでも、今年らしさを象徴するのが【先行美容液】。新作のみならず、名品が次々にアップデートされました。美容ジャーナリストの安倍佐和子さんは、「いまの時期こそ先行美容液を使うべき」と話します。その理由とは?
先行美容液には肌の土台を底上げするパワーがある!
「みなさんは先行美容液をお使いでしょうか? 先行美容液とは、洗顔後すぐに使うことで、肌の土台を立て直し、次に使うスキンケアの浸透力をサポートするブースターのことです。今年はラグジュアリーブランドから新製品が発売になったり、名品と呼ばれるものがアップデートしたりと、先行美容液のあたり年でした。
先行美容液はみずみずしい使用感のものが多く、季節を問わず心地よく使えますが、特に肌が乾燥するいまの時期はとてもおすすめです。というのも、乾燥はあらゆる肌トラブルの要因ともいわれており、土台ケアをしておけば、トラブルに抵抗できる肌を育むこともできるからです。いつものケアの最初にプラスワンするだけでいいから手軽に始められるのもおすすめの理由です。
また、スキンケアの最初に使うものなので、各ブランドともスキンコンシャスを大事にして作っていると感じます。“気持ちいい”と感じられるケアができるという点も、肌力を高めるのに欠かせないと思っています。
もう少しすると花粉が飛び始め、肌がゆらぎやすいシーズンになります。その前に肌力を底上げしておくと“予防ケア”にもなるのではないでしょうか」(安倍さん)。
そこで、今年発売された先行美容液の中から、特におすすめの3品をご紹介いただきました。
「バリア機能が低下しやすいいまの時期のお守り的存在」(安倍さん)
「KANEBOが得意とするセラミドとヒアルロン酸が配合されていて、後肌はしっとりと角質層が落ち着く感じがします。今回ご紹介する中ではもっともとろみのあるテクスチャーですが、次に使うスキンケアの邪魔になることはもちろん一切なく、絶妙な潤い感です。乾燥による肌トラブルを起こさない肌づくりのためや、保湿力を強化したいいまの時期のお守りにいい塩梅。1万円台前半という試しやすい価格も魅力です」(安倍さん)。
「毛穴とくすみに。肌あれ予防の新知見も加わって安定の上質感です」(安倍さん)
「紀元前から生息する希少な植物・マンドナリリーを配合し、肌あれ予防の効果も加わった新名品。肌力を丸っと底上げしてくれるすばらしい新知見を発表し、進化の幅がグッと広がったと感じます。特に、使うごとに毛穴が目立ちにくくなったり、透明感が生まれます。今年のベストコスメアワードを総なめしているほど美容のプロたちも大絶賛しています。プロたちが口を揃えて“いい!”といっているので、ぜひ、いいと思って使っていただきたいです!(笑)」(安倍さん)。
「回復力の早い頼もしい肌づくりに。美容医療を受ける前のケアにも」(安倍さん)
「ブースターコスメを世に広めた“ジェニフィック”。美肌菌をキーワードに人気が高まりましたが、新たにβグルカンを配合して、回復力の早い肌を目指せるようになりました。1滴に90兆個も配合されているそうで、力強い肌づくりに頼もしく感じます。年齢とともに肌の回復が遅くなるので、これは喜ばしい進化。年末年始に美容医療を予定されている方は、ダウンタイムを早めるために、施術前にこちらをお使いになるのもいいと思います。“ジェニフィック”は、日本人のためだけにつくられているので、肌へのフィット感も満足できるはず」(安倍さん)。
ブースターは縁の下の力持ち的存在といわれてきましたが、今年はその存在感がパワーアップして手放せない存在になっています。ぜひ、土台ケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子