2024年 Precious 12月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、ベーシックカラーでつくる大人のワントーンコーデが多数ランクインしたほか、洗練されたエレガンスが光る「エルメス」の巻き物を使った装いが上位に。冬ならではのコートスタイルだけでなく、パーティシーンのドレスアップスタイルなど室内でのファッションにも関心が寄せられていました。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】ミルキーホワイトのワントーンコーデ
10位にランクインしたのは、世界屈指のテキスタイルメーカーでもあり創業100周年を迎えた「ロロ・ピアーナ」のセットアップ。「上品なかわいらしさ」「憧れのオールホワイトコーデ」などのコメントが寄せられたミルキーホワイトのワントーンで、遠目にも映えるエレガンスが漂います。
表情豊かなジャカード織の生地は、上質なカシミアをベースに、ふんわりと撚ったカシミアシルクを織り込んだ「キャッシュ・シルク・ダイヤモンド」という「ロロ・ピアーナ」 独自の素材。帽子や小物も同素材で揃えることで、レディライクな存在感に。
【9位】黒のシアーブラウス×黒のスパンコールスカート
「抜け感のある華やかさがいい」と評価されたのは、スパンコールの煌めきを添えたスカートとほんのり肌が透けるシルクオーガンジーブラウスのコーディネート。着慣れた黒の装いが、時代に気分にマッチしたスマートなドレスアップスタイルに仕上がっています。
コンパクトなミニ丈のスカートに、ふんわりとしたパフスリーブのシルクオーガンジーブラウスの裾を出して着こなすことで、キラキラ感が程よく抑えらているのもポイント。「スカートとブラウスの合わせ方が参考になる」という方もいらっしゃいました。
【8位】カプチーノベージュのワントーンコーデ
ゆったりとしたバルキーニットとサテンのロングスカートを軸とした、大人の余裕が漂うリラックススタイルは、ケイト・ブランシェットがイメージ。タートルネックで首元を引き締めることで、くつろぎ感がありながら端正さもある上級バランスに仕上がり、「スタイルがよく見えそう」「体のラインが出すぎないのがいい」と支持されました。
リュクスに溶け合うカプチーノカラーのワントーン配色も、「同系色できれいにまとまっている」など多くの読者が目を留めた理由に。
【7位】モカベージュのワントーンコーデ
続いてもセレブをイメージしたコーディネートで、こちらはヴィクトリア・ベッカム。ミニマルなクルーネックワンピースを中心にモカベージュのワントーンでまとめたスタイリングが、「上品なシンプルさが好き」「エレガントに見える色合わせ」と好評でした。
上質なジャージー素材で身頃が程よくボディに沿うフィット&フレアシルエットが、緊張感のある彼女の体型をよりセンシュアルに際立たせるポイント。上半身を途中で分断しないクルーネックは、欧米人としては小柄な163㎝の身長を、すらりと見せる効果も!
【6位】オフホワイトのジャンプスーツ
「柔らかい雰囲気が素敵」「女性らしいシルエットで美しい」と票を集めたのは、オールホワイトの装いにリズムを生む、アシメトリーなデザインのジャンプスーツ。よけいな色は足さず、オフ白と相性のいいゴールドジュエリーの華やぎマテリアルで、ラグジュアリー感を高めています。
ノーブルな白の存在感と、切れ味のいい颯爽とした知性を感じさせる着こなしが注目され、「エレガントで真似したくなった」という声もいただきました。
【5位】黒のペプラムブラウス×黒のパンツ
ウエスト部分にメリハリを生むペプラムシルエットは、黒なら膨張も抑えられ、体型カバーにも貢献! 潔くボトムも黒でつなげればスマートな縦ラインが叶い、「かしこまりすぎないのでビジネスにもよさそう」とコメントいただく佇まいに。
さらに「黒でも重たくならずモダンな印象」と評価されたのは、動きのあるブラウスの表情に加えて、上質なパールネックレスや華やかなモチーフイヤリング、そしてパールの白とリンクするバッグの小物使いが功を奏しています。
【4位】ボルドーのコート×ベージュのニット×黒のレギンス×ベージュ&ボルドーの大判スカーフ
4位~2位は「エルメス」のスカーフやマフラーを使ったコーディネートが席巻! まずは、深みのあるボルドーの装いがランクイン。ダブルフェイスのベビーカシミアコートの襟元にはバンダナ柄の『カレジェアン』を巻いて。ボルドーの色味をリンクさせることで洗練されると同時に、星やドットが浮かぶバンダナ柄がフレッシュな印象を約束します。
豊穣な冬スタイルの仕上げにゴールドの『ケリーII』ミニを携えた着こなしには、「スカーフとコートのバランスが絶妙」「シックな大人の華やかさ」といったコメントが寄せられました。
【3位】赤のニット×白のパンツ×グレーのマフラー
続いては「鮮やかな赤がかわいい」「マフラーのアクセントが効いている」など、肌にとろけるようになめらかなタッチの『カシミアマフラー』《ポルト・クレ》をぐるりと巻いた、洗練カジュアルなテイストが高評価だったコーディネート。
さまざまな鍵のモチーフが浮かぶマフラーの色に合わせて、ベレー帽もライトグレーでリンクを。足元は大ぶりな《ケリー》金具を配したバイカラーのローファーで、パリシックな装いに仕上げられています。
【2位】黒のコート×黒のワンピース×ライトグレーのスカーフ
品格溢れる冬の黒に、ライトグレーのスカーフ《ブリッド・エ・デスタン・バンダナ》を差し色として効かせたモダンなスタイルには、「モノトーンでも華やかでドラマティック」「気負っていないのに素敵な印象」などの声が寄せられ2位にランクイン。
バンダナ柄の一枚を、オレンジ色のレザーを用いた《シェーヌ・ダンクル》モチーフのスカーフリングに通せば、表情まで明るく。マントのように翻るコートやブーツ『ジャンピング』に施されたスタッズも着こなしにリズムをもたらします。
【1位】黒のシアーブラウス×黒のパンツ
『Precious』12月号の好きなコーディネート1位に選ばれたのは、質感豊かなシアー素材が黒の重さを和らげたブラックコーデ。黒というヴェールを1枚通すことで、ときにノースリーブよりもセンシュアルな魅力は倍増! きちんと感がありながら部分的に肌が透けることで、ドラマティックな印象を演出できます。
空気をたっぷりはらんだバルーン袖のブラウスは、潔くパンツにタックイン。パンツのウエスト部分に配されたゴールドの飾りボタンが際立ち、最旬のメリハリバランスが生まれているのもポイントです。
「肌見せの好バランスでスタイルがよく見える」「ブラックとゴールドの配分がちょうどいい」「凛としたエレガンスを感じる」「ストライプが入ったシースルーが新鮮」など、さまざまな角度から反響を呼びました。
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以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』12月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
現在発売中の『Precious』2025年1月号の表紙は、俳優の鈴木京香さん! アートや建築にも造詣が深く、内面から溢れる出る知的な美しさと、その柔らかなオーラで見る人を魅了。特別インタビュー10ページでは、鈴木さんがお気に入りだという素敵な空間で、大好きなアート作品とともに撮影しました。チャーミングで、心に響くまっすぐな言葉にも、ご注目ください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious12月号』小学館、2024年