「海星」ってなんと読む?海の生き物ですよ!

明日、1月18日は『118番の日』です。「110番」「119番」は緊急通報用電話番号としてよく知られていますが、「118番」はなんの番号か、みなさまご存知ですか? 118番は「海上における事件・事故」用の、海上保安庁につながる通報用番号です。2000(平成12)年から設置された番号ですが、まだ認知度が充分でないため、海上保安庁は2011(平成23)年に『118番の日』を制定し、この番号の周知をはかっています。

さて、どのようなどきに「118番」にかけるべきかというと…

・海難事故に遭遇・目撃したとき
・不審な船を発見したとき
・海への油の排出を発見したとき

などです。通報時は、いつ・どこで・何があったのかを簡潔に伝えられるようにしましょう。

ということで、本日は「海」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「海鞘」ってなんと読む?

「海鞘」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:殻に入った海の珍味です。

<使用例>

「宮城出身の友人に、殻付きの海鞘のさばき方とレシピを習ったのよ」

かな2文字です。
かな2文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 海鞘(ほや) です。

左が殻つきの海鞘(ほや)、右がさばいて調理したもの。
左が殻つきの海鞘(ほや)、右がさばいて調理したもの。

ちょっとクセのある珍味「海鞘(ほや)」は、貝ではなく「尾索網ホヤ目 原索動物」です。わかりやすく言うと、脊柱動物の原点「原索」という機能をもった動物。特徴的な形状から「海のパイナップル」とも呼ばれますが、あの部分は「殻」なので、これを刀の「鞘(さや)」に見立てて「海鞘(ほや)」という表記ができたのかもしれませんね。

さて2問目にまいりましょう。

【問題2】「海星」ってなんと読む?

「海星」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:腕の形が星のように見える海の生き物です。

<使用例>

「真珠のピアスをするなら、髪飾りはこの海星型で、マリンコーデにしてみたら?」

かな3文字です。
かな3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 海星(ひとで) です。

星のような形が愛らしく、装飾品や、デザインモチーフに用いられますね。

「海星(ひとで)」は当て字の読み方が正式化した形ですが、知らなくても想像がつきそうですね。こちらは「ヒトデ網の棘皮動物の総称」で、生きた「海星(ひとで)」は、海底の貝類などを捕食します。

*** 

本日は1月18日『118番の日』にちなんで、「海」という字にスポットをあて、

・海鞘(ほや)

・海星(ひとで)

の読み方や、言葉の背景についておさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/海上保安庁ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)/photo AC
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ILLUSTRATION :
小出 真朱