ときめきの「銀座」BOOK 2026 ── 今訪れたい、最旬アドレス案内 ──

進化を止めない日本の文化拠点は、大人の知的好奇心を満たす最強のパワースポット。春一番のお出かけは、グランドオープンやリニューアルでますます活気づくこの街へ──!

「Precious」賢者に聞く、この街の魅力とそれぞれの景色「銀座」を巡る、5つの物語

銀座の街並み
 

なじみ深い風景でありながら、まだ知らない一面もある…。五者五様の眼差しでの銀座にまつわる、心に残るエピソードをうかがいました。

「母から教わった “銀ブラ” という言葉の響きと、見上げた街のネオンは、今でも目に焼きついています」──俳優  鈴木保奈美さん

「幼い頃、両親とディズニー映画『ふしぎの国のアリス』を観に銀座を訪れた日のこと。上映時間まで時間があったので街を散歩しました。そのとき母から『銀座をブラブラするから “銀ブラ” なのよ』と教わり、ふと見上げた街の光彩は今でも鮮明に覚えています。銀座が唯一無二だと感じるところは、伝統のある店が尊敬を集めながら、巧みにアップデートを重ねている点。『銀座 伊東屋』と『東京鳩居堂』『教文館』をはしごして、『銀座 鹿乃子』で杏あんみつをお土産にするのが、私なりの銀座の楽しみ方です」

銀座の街でひとときを過ごすモデルの大塚まゆかさん
シャツ¥155,100・パンツ¥115,500(イザ〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)、バッグ¥424,600・ベルト¥135,300(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、イヤーカフ¥79,200(シャルロット シェネ 青山店)

躍動|つねに進化し続けるエネルギーに満ち溢れているからこそ、訪れるたびに新たな感動に出合う

銀座4丁目から眺める青空とリンクするように、ブルーのシャツを纏って清々しく。襟元のビジューが煌めき、笑顔を明るく照らす。バッグやベルトで煌めきのディテールを添え、華やぎを。

●Ginza Location
銀座の街を一望できるモダンフレンチレストラン「CADRAN」。テラスから眺める4丁目の景色は格別。

「街に宿る矜持こそ、銀座が特別である理由。一流が集い、真の意味で洒脱な場所です」──キャスター・ジャーナリスト  安藤優子さん

「本物が集まり、いい意味で街にプライドがあるところが、独自の空気感をもたらしています。銀座にまつわる忘れられない出来事はふたつあり、ひとつは中学生の頃、姉に連れられて『三笠会館』を訪れたときのこと。大人の世界に足を踏み入れた高揚感と、洋風コロッケの美味しさに感動した記憶があります。ふたつ目は大学生の頃に訪れた、今はなきフレンチレストラン『レンガ屋』でのダブルデート。自分の未熟さを感じ、“この場所にふさわしい大人になりたい”と決意したことも、今では懐かしい思い出です」

銀座の街でひとときを過ごすモデルの大塚まゆかさん
コート¥433,400・ワンピース¥320,100(コロネット〈ランバン〉)、シングルイヤリング[上]¥385,000・イヤリング[下]¥1,617,000・重ねづけしたネックレス[長さ100cm、あこや真珠7.0mm]¥2,024,000・[長さ100cm、あこや真珠7.5mm]¥1,672,000(TASAKI)、バッグ¥528,000(ヴァレクストラ ジャパン)

好奇心|心の赴くままに街を歩き、行き交う人の流れを眺めるだけで美意識が研ぎ澄まされていくよう

“銀ブラ” を楽しむ日は、風をはらんで揺れるトレンチコートを羽織り、軽やかに。白シャツやパールネックレスで、シンプルなスタイルに磨きを。

●Ginza Location
碁盤目状に整えられた街には、「並木通り」「みゆき通り」など、通りの名を掲げた看板が点在。自然と街に愛着が湧く理由のひとつに。

「守りながら進化するという思想が息づく街、銀座。人生の節目が刻まれた大切な場所でもあります」──内科・皮膚科医  友利 新さん

「銀座は、私の人生の節目にいつも寄り添ってくれる街。主人からプロポーズを受けたのも銀座のジュエリーブティックでした。主人の実家が300年以上にわたり、銀座で商いを続けてきたこともあり、銀座は “時間を受け継ぐ場所” だと感じます。幸せな記憶が宿るからこそ、『トラヤ ギンザ』のテラス席や『ギンザ シックス』のラウンジ、『マーサーブランチ ギンザテラス』で過ごしているうちに気持ちが整い、“また頑張ろう” という意欲が湧いてきます」

銀座の街でひとときを過ごすモデルの大塚まゆかさん
ジャケット¥634,700・シャツ¥224,400・スカート¥317,900・バッグ¥765,600・靴¥243,100(ロロ・ピアーナ ジャパン)、ピアス¥946,000・リング¥1,430,000(ブチェラッティ)

信頼|安心して過ごすことができ大切な人と時間を共有したくなる一軒に足繁く通うことも喜びに

折に触れて通うなじみの店で食事を楽しむ日には、シングルブレストのジャケットを羽織り、端正な印象を目指して。オーセンティックな装いながら、ライトブルーやレッド、ボルドーを掛け合わせた意外性のある配色で小粋に。

●Ginza Location
明治20年からの歴史をもち、レストランへと進化した「銀座 みかわや」。フランス料理の技を受け継ぐ洋食は、優しい味わい。

「新しさと伝統、華やぎと静けさ、世界と日本が重なり合う銀座。成熟した好奇心の街だと感じます」──服飾史家・著作家  中野香織さん

「銀座の街を歩くと1990年代のロゴ全盛から近年のクワイエット・ラグジュアリーへの転換など、ファッションの変遷を感じ取ることができます。また、店ごとに世界観があり、そこを巡る行為そのものが文化体験になり、審美眼も鍛えられます。個人的には、取材や打ち合わせの合間に、『壹眞珈琲店』や『ダンヒル バー』といったカフェで過ごすのも楽しみ。また、銀座のランドマークともいえる『時計台』に登って眺めた街の景色も、心に深く残っています」

銀座の街でひとときを過ごすモデルの大塚まゆかさん
カーディガン¥380,600・パンツ¥190,300・ピアス¥106,700(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)、眼鏡¥70,400(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ ジャパン〉)

静謐|趣味に興じ、深みを知るほどにおもしろさが広がる世界へ。街の喧騒から切り離された異空間で清々しく

作家の感性が宿る器を前に、心を整え手の平から感じる温もりに意識を向けて。深みのあるグリーンのカーディガンとタックパンツで、エフォートレスな装いを。

●Ginza Location
温もりと品のよさを併せもつ工芸作品が並ぶ「日々」。作家による個展もたびたび開催され、器を手に取り、対話しながらじっくり選ぶことができるのも魅力。

「洗練されたイメージの一方で、懐かしい気配も自然に混在する、人間味のある表情が魅力」──「インフロレッセンス」代表取締役社長  井川沙紀さん

「“更新されきらないもの” が残り続けている点が、銀座の強み。前職では『ブルーボトルコーヒー』の代表として、銀座の街で店舗を立ち上げました。この街で長く存在する店になること、そして同時にブランドらしさをどう表現するかを徹底的に考え抜いた経験が印象に強く残っています。創業者のジェームス・フリーマン氏が『東京で最も好きな喫茶店』と語り、何度も共に訪れた『カフェ・ド・ランブル』も、愛着を感じる一軒です」

銀座の街でひとときを過ごすモデルの大塚まゆかさん
ニット¥181,500・シャツ¥176,000・スカート¥535,700・バッグ¥497,200・サングラス¥89,100・ピアス¥502,700・靴¥264,000(ブルネロ クチネリ ジャパン)

余白|無限の可能性が広がる自由な空間に身をおくことで創造性が芽吹いていく

都会の街で映える、上質なオールホワイトのコーディネートで、ノーブルな余韻をたたえて。コットンポプリンのフレアスカートが歩くたびに揺れ、ドラマティックな印象へと導く。

●Ginza Location
街に開かれた施設を目指す「Ginza Sony Park」。“余白とアクティビティ” をテーマにクリエイティブな体験をもたらす。地下から屋上までをつなぐ “縦のプロムナード” も圧巻。

銀座の街でひとときを過ごすモデルの大塚まゆかさん
ワンピース¥100,100・スカーフ¥27,500(ジョゼフジャパン)、ネックレスにしたブレスレット[太]¥3,366,000・[細]¥1,991,000・リング¥781,000(ポメラート)、バッグ¥596,200(モワナ 伊勢丹新宿店)

継承|時代を超えて受け継がれてきた芸の真髄に触れるたびに背筋が凛と伸び、所作まで美しく

ドレープの美しいロングスリーブのワンピースは、鮮やかな赤を選んで、エンパワリングな着こなしに。ローズゴールドの煌めきを首元に添えて、リッチな迫力を。

●Ginza Location
瓦屋根や唐破風など、伝統建築の意匠が随所に配された「歌舞伎座」。世界で唯一の歌舞伎専門の劇場として、日本の芸能文化を伝えている。

銀座の街でひとときを過ごすモデルの大塚まゆかさん
時計『デイトジャスト 31』[イエローゴールド×ダイヤモンド、ケース径31mm、自動巻き]¥8,020,100(ロレックス ブティック レキシア 銀座本店)、イヤリング[右耳]¥425,700・[左耳]¥530,200(レポシ日本橋三越本店)、シャツ¥66,000(ランド オブ トゥモロー〈ナミ〉)、スカーフ¥25,300(トゥモローランド〈エイネス〉)

洒脱|こだわり抜いた逸品を携えて。珈琲を味わいながら思考を巡らせる、束の間の贅沢

日々を共にし、かけがえのない思い出を刻む時計を相棒に。存在感を放つタイムピースは、赤から漆黒へとグラデーションを奏でるダイヤルが魅惑的。

●Ginza Location
大正時代に氷水屋として創業した「三笠会館」。銀座の本店にあるイタリアンバール「LA VIOLA」は、気軽に立ち寄れる憩いの場。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

PHOTO :
生田昌士(hannah)
STYLIST :
古田千晶
HAIR MAKE :
野田智子
MODEL :
大塚まゆか
EDIT&WRITING :
川口夏希、安藤奈津(Precious)