愛するペットと暮らすのに大切なのは、動物も人間も快適に共存できる環境をつくること。
そのうえで悩むのが、インテリアの問題。限られたペット用品で、おしゃれな部屋にまとめるのは難しいもの。特に、家の中で飼うことが多い猫との暮らしには、頭を悩ませている人も多いのでは?
そこで、猫とおしゃれに暮らしていると評判の人に、その暮らしぶりを見せてもらいました。
ファッションディレクターの濱中鮎子さんの愛猫は、ブリティッシュショートヘアの「チャイ」(6歳)。BEAMSのプレスやディレクターを務め、ハードな生活をしてきた濱中さんにずっと寄り添ってきた愛猫です。結婚を機に引っ越す際には、もちろんチャイが快適な家づくりを重視。
写真にてチャイがくつろいでいるのは、petstagesのスクラッチアンドレスト。段ボール製なので、ガリガリ爪とぎをしたあと、この上でドスンと丸くなって眠ります。
太陽が出ている時間は、窓辺で日向ぼっこがお気に入りのチャイ。バルコニーにいる濱中さんを見張っているそう。
猫は爪がひっかかりやすいもので爪とぎをするので、ソファはスムースなレザーをチョイス。この上でくつろいでいるときは、起きているのに名前を呼んでも無視されるとか。「猫の習性を理解した家具選びを重視しています」と濱中さん。
床暖房もチャイの大のお気に入り。暖房を入れると床にベタっと寝てしまう。
食器は温かみがありながらスタイリッシュな、Kat&Rojerの器をチャイ用に。ずっしりと安定感があるのも使いやすい。チャイはカリカリが大好物。
「イームズの椅子は爪をとがれる心配もないし、フォルムが猫も座りやすいようで、私がテーブルにつくと向かいの椅子にちょこんと座ります。一緒に卓を囲めて幸せです」と、濱中さん。このイームズの椅子は、'80年代のハーマンミラー社製のDCM(ダイニング・チェア・メタル)。テーブルはジャン・プルーヴェのEMテーブルを愛用。
「体が丸いせいか、こういった手をひっかけるところがあるとくつろぎやすいようです(濱中さん)」。完全に幸せを満喫している寝顔です。
おしゃれな濱中さんのおすすめ猫グッズは、パリの陶器ブランド、アスティエ・ド・ヴィラットの猫モチーフのもの。「インテリアとしても素敵だし、ギフトでももらいたい!」と大絶賛。身近な猫好きの人への、スペシャルなプレゼントにもよさそうです。
まさに猫も人間も幸せに暮らすおしゃれ部屋を体現している、濱中さんのおうち。家具の選び方やセンス、お手本にしたいアイデアがいっぱいでした!
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- TEXT :
- 濱中鮎子さん ファッションディレクター
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- クレジット :
- 構成/安念美和子