「月毎」ってなんと読む?「つきまい」ではありませんよ!
明日・2月14日といえば、おなじみバレンタインデーです。もとはキリスト教の聖人バレンティヌスの祝日ですが、日本では「チョコレートを贈って愛の告白をする日」というイメージが長年定着してきました。老舗チョコレートメーカーの販売促進キャンペーンがきっかけのようですが、ここまで定着したのは、当時の日本が、そうしたロマンティックな外国風のシチュエーションを求めていた…という背景もあったのでしょうね。
昨今では「告白」よりは「ちょっとしたお礼」「自分へのごほうび」などの用途が増えてきているようですが、「チョコレートが盛り上がる日」というイメージは毎年おなじみ、風物詩となりました。本日は「毎」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「毎毎」ってなんと読む?
「毎毎」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「いつも。毎回。そのたびごと」という意味の言葉です。
<使用例>
※ビジネスの取引先へのメール冒頭文などで「毎毎大変お世話になっております」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 毎毎(まいまい) です。

「毎毎」は、例文のように、メール冒頭などの定型的なあいさつでよく使われる表現です。文書で見かける例が多いので、「読み方は“まいまい”でいいの?」と自信がなかった、という方や、「毎(つね)」という読み方もあるので「つねづね?」と迷ったり…という方もいらしたでしょう。「毎毎(まいまい)」で正解です。「毎毎(まいまい)」を言い代えるならば「毎回」「いつもいつも」と同じニュアンスで、それらよりは多少、文語的なイメージが出るところがビジネスユースにちょうど良いですね。
では2問目にまいりましょう。
【問題2】「月毎」ってなんと読む?
「月毎」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「毎月。各月。月々」という意味です。
<使用例>
「この件の予算を月毎にまとめたものを見せてください」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 月毎(つきごと) です。

「月毎」は、特に経理の話等でよく使う言葉ですね。「ごと」は表外読みではありますが、「日毎(ひごと)」「夜毎(よごと)」など、日常や手紙などでもよく使われる読み方ですので、大人の常識としてスムーズに読めるようにしておきたいところです。
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本日は、2月14日のバレンタインデーにちなんで、「毎」という字の入った日本語から、
・毎毎(まいまい)
・月毎(つきごと)
の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱