黒いアウターを取り入れたコーディネートをまとめました。朝肌寒い時期に活躍するアウターの着こなし術をご紹介します。

【目次】

黒ジャケットの春コーデ


【1】クリスチャン ディオールの黒ジャケット×パンツ

【1】クリスチャンディオールの黒ジャケット×パンツ
パンツ・ジャケット・ブラウス・ピアス・チョーカー・リング・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious5月号』小学館、2018年

ダブルのジャケットをはおり、オーラ漂うオールブラックのコーディネートに。すらりと伸びるパンツのラインだけでなく、ポルカドットのシルクブラウスや透け感のあるヒール靴から女らしさが漂います。細かいリブが特徴のシガレットパンツは、ディオールで定番的人気を誇る一本。落ち感のきれいなタフタ織りのコットンシルク素材で、シャープな美脚ラインを叶えます。

【2】イヴ・サンローランの黒ジャケット×パンツ

【2】イヴ・サンローランの黒ジャケット×パンツ
ジャケット・Tシャツ・パンツ・バッグ・靴(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

スタイリッシュなテーラードジャケットは、ブランドのアイコン的存在。今季は、コンパクトな美シルエットをゴールドレザーのトリミングでリッチに刷新しています。静謐になりすぎる黒一色の着こなしも、はっとするほどラグジュアリーに!

【3】グッチの黒ジャケット×パンツ

【3】グッチの黒ジャケット×パンツ
ジャケット・パンツ(グッチ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

やわらかく爽やかな着用感のコットンツイード素材。グッチらしい仕立てのよさを感じさせる端正なシルエットを今年らしく更新する決め手が、ロング丈です。イエローを基調にしたコントラスト鮮やかなストライプ状のトリミングや、キャットヘッドボタンのダブルブレストが着映えを加速。袖を通すたびにうれしくなるほど「絵になる」一着です。

【4】ドルチェ&ガッバーナの黒ジャケット×タイトスカート

【4】ドルチェ&ガッバーナの黒ジャケット×タイトスカート
ジャケット・スカート・バッグ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

贅沢な総レース仕立て、内側にボーンを入れたグラマラスシルエット…。この特別感を軽やかに楽しめる55㎝着丈が今の気分です。チュール素材に施されたマクラメレースの軽い着心地と、襟や前身ごろ中央の裏からのぞく白で、春らしい爽やかさと抜け感を演出しましょう。

【5】マックスマーラの黒ジャケット×ニット×パンツ

【5】マックスマーラの黒ジャケット×ニット×パンツ
ジャケット・ニット・パンツ・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ピアス(チェルキ〈ギャレッタ〉)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

ジャケットはピークラペル、ダブルブレスト、サイドベンツ(後ろ身ごろの左右に入ったスリット)と、正統派メンズライクな仕立て。四角い貝ボタンが小粋なアクセントになっています。ジャケットのかっこよさが際立つビター配色を意識して、キャメルのパンツを投入。袖をたくし上げたり、白を効かせたりとヘルシーな抜け感を添えましょう。

【6】黒ジャケット×ニット×パンツ

【6】黒ジャケット×ニット×パンツ
パンツ(ストラスブルゴ〈ヴィクトリア ヴィクトリア・ベッカム〉)、ジャケット(コロネット〈エアロン〉)、ニット(ブラミンク)、サングラス(モスコット トウキョウ)、バッグ(JIMMYCHOO)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2018年

ネイビーとの落ち着きのあるトーン・オン・トーン配色で、明るいスカイブルーを大人っぽく洗練させて。くたっとした質感のスエードジャケットもこなれ感を後押ししてくれます。パンツは上質な薄手ウールの生地で、心地よい着用感も魅力です。

【7】黒ジャケット×Tシャツ×ワイドパンツ

【7】黒ジャケット×Tシャツ×ワイドパンツ
パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ジャケット(wb)、Tシャツ(三喜商事〈アリュード〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ〈アイヴァン 7285〉)、ネックレス(ドレスアンレーヴ〈ドレスアンレーヴ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2018年

筒幅の広いワイドパンツは靴で遊んでもさりげない印象。ベージュパンツと好相性の流行色=サフラン色をぴりりと効かせて。ノーカラージャケットを合わせ、トップスをインて、上品に仕上げましょう。

【8】黒ジャケット×白カットソー×黒パンツ

【8】黒ジャケット×白カットソー×黒パンツ
ジャケット・パンツ(マディソンブルー)、カットソー(スローン)、ピアス・ネックレス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

ウエスト位置を高めで絞ったジャケット、ヒップラインを美しく見せるパンツ…。こんなさりげない女らしさを感じさせる、シルエットのきれいな黒のセットアップこそ、特別な日に限定せず、日常にも取り入れましょう。

黒ブルゾンの春コーデ


【1】ジバンシィの黒ブルゾン×トップス×パンツ

【1】ジバンシィの黒ブルゾン×トップス×パンツ
ブルゾン・ノースリーブトップス・パンツ・バッグ(ジバンシィ表参道店)、ピアス・ネックレス・ブレスレット(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

人気が復活したMA-1やボンバー風のディテールをベースに、クチュール感あふれるビジュー使いが贅沢なジップアップブルゾン。一見ハードな流行も、モードブランドの黒で取り入れれば、大人のカジュアルがグンとあか抜けます。またワンピースなど、女らしい着こなしに合わせるのも、上級センスの見せ場になります。

【2】黒ブルゾン×白ワイドパンツ

【2】黒ブルゾン×白ワイドパンツ
ブルゾン・パンツ・バッグ(トム フォード ジャパン)、バングル・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

甘さを排除した黒×白のメリハリ配色には、小物もモノトーンを合わせるのが定番です。でもここにキャメルをプラスすると…その華やぎ効果は抜群! リネン混キャンバス地のショートブルゾンにワイドボトムを合わせたスポーティーな着こなしも、キャメルレザーのコクによって、ゴージャスなリッチ感が加味されます。

黒ライダースジャケットの春コーデ


【1】イヴ・サンローランの黒ライダースジャケット×デニムパンツ

【1】イヴ・サンローランの黒ライダースジャケット×デニムパンツ
ライダースジャケット・カットソー・デニム・靴(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイアンソニー・ヴァカレロ〉)、ネックレス・ブレスレット(ハリー・ウィンストン) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

ライダースジャケット×黒トップス×デニムパンツのマニッシュなスタイルには、ダイヤモンドの輝きを大胆にまとって。これぞ、大人だからこそできる甘辛ミックスです。豊潤な輝きを放つマーキース、ラウンド、スクエアエメラルドカットのダイヤモンド。3個のパーツで構成されたネックレスは、7通りのつけ方ができるのも魅力です。

【2】黒ライダースジャケット×タイトスカート×パンプス

【2】黒ライダースジャケット×タイトスカート×パンプス
靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロブラニク〉)、ライダースジャケット・タイトスカート(アクネ ストゥディオズ)、ピアス・バングル(デビアス ダイヤモンドジュエラーズ ジャパン) 撮影/水田学(NOSTY) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

しっとりと濡れたような艶を放つ、グレーサテンのパンプス『ハンギシ』。素材の製造元にもこだわり、極上のものしか用いないというポリシーから紡ぎ出されて。ライダース×タイトなブラックでかっこいい女性像を目指すときでも、足元には『ハンギシ』を、手元にはダイヤモンドをちりばめ、華やかな魅力を引き出しましょう。

【3】黒ライダースジャケット×ブラウス×ワイドパンツ

【3】黒ライダースジャケット×ブラウス×ワイドパンツ
パンツ(オールウェイズ〈ナンバーエム〉)、レザージャケット(ウールン商会〈ペセリコ〉)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アントネッリ〉)、ペンダント・バングル(ピアジェ)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2018年

タイトなレザージャケットに、歩くたびに波打つように揺れるグレーのパンツを合わせて。媚びない女力が香るフィット&フレアシルエットが大人好みです。華奢なサンダルで今らしいこなれ感も意識して。パンツはしなやかでふくらみのあるウールベース素材。前後にたっぷりとったタックが歩いたときに広がって、ロングスカート風の優雅な躍動感を醸し出します。気軽に着られるゴムウエストも今の気分です。

黒コートの春コーデ


【1】黒コート×白トップス×黒パンツ

【1】黒コート×白トップス×黒パンツ
コート(バーバリー・ジャパン〈バーバリー〉)、トップス(三喜商事〈バンフォード〉)、パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、ストール・バッグ(バーバリー・ジャパン〈バーバリー〉)、靴(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

ベージュを重ねたシックトーン配色で大人っぽく。サイドライン入りパンツやスリッポンで仕上げたスポーティーな着こなしも、艶やかなブラックサテンのコートがあれば、カジュアルになりすぎず品よくまとまります。

【2】黒コート×レーストップス×白パンツ

【2】黒コート×レーストップス×白パンツ
コート(サン・フレール〈レ・コパン〉)、トップス(ADORE)、パンツ(バイ マレーネ ビルガー 青山店)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、ピアス・リング(シャンテクレール 東京店) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2017年

しなやかでいて、きちんと感もある上質な黒トレンチに使われた素材は、シワになりにくい、ストレッチ入りの細番手サマーウール。白のレーストップスで繊細な甘さを添えましょう。

【3】黒トレンチコート×緑ワンピース

【3】黒トレンチコート×緑ワンピース
コート(ヴァルカナイズ・ロンドン〈グレンフェル〉)、ワンピース(ADORE)、ネックレス・バングル(ダミアーニ銀座タワー)、バッグ(バリー 銀座店〈バリー〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

英国ブランドらしく、正統派のディテールを備えたコート。ブラックは肌の白さが際立ち、クールな女らしさを表現する美人効果も発揮。さらにモノトーンのバッグやレースのパンプスで、遊び心を加えて。これが、印象が沈んで見えないテクニックです。

【4】黒トレンチコート×ベージュワンピース

【4】黒トレンチコート×ベージュワンピース
スカーフ『ステップのアパルーサ』(エルメスジャポン)、コート(マッキントッシュ青山店〈マッキントッシュ〉)、ワンピース(三喜商事〈イレブンティ〉)、ピアス・バングル・リング(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、バッグ(クリスチャン ルブタン ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/前田 晃 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

ボンディング加工を施したリネン仕立ての黒トレンチ+カーキのスエードワンピースに、上品な躍動感を授けているのが、90㎝角のアラベスク調のプリントスカーフ。対角線で細長く折ることで柄も長さも効果的に生かされ、表情豊かに縦ラインを強調してくれます。シックカラー配色の着こなしがフレッシュに仕上がります!

【5】黒トレンチコート×ニット×グレーパンツ

【5】黒トレンチコート×ニット×グレーパンツ
イレブンティのパンツ・ムーレーのコート(三崎商事)、ニット(FUN inc.〈VONDEL〉)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー〈オリバーピープルズ〉)、ネックレス(ボン マジック)、バッグ(STEP inc.〈モワナ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

主役のパンツはセンタープレスを施したウールストレッチ素材。落ち着いた印象のモカブラウンはトップスを選ばず活躍度大です。強い女のイメージに陥りがちな黒のトレンチコートは、ポインテッドトウとクロップドパンツの足首見せ効果で、足元から華奢な女らしさを演出しましょう。