雑誌『Precious』では【創刊21周年記念 特別企画「シグネチャー・スタイル」考】と題して、創刊から根強い支持を集めてきた人気スタイリストと、プレシャス世代のこれからのおしゃれを考える特別企画を展開中です。

5月号では、「大人のかっこいい」を牽引するスタイリスト・大西真理子さんが、ハンサム・ラグジュアリーなオーラを放つ最新スタイルをお届け。

豊かな経験に裏打ちされた確かな審美眼と今を楽しむしなやかな感性。大西さんが提示する「シグネチャー・スタイル」は、大人の多面的なかっこよさを内包したきれ味のよさが真髄です。

今回は、スタイリスト・大西真理子さん流「シグネチャー・スタイル」をまとめてご紹介します。

大西真理子さん
スタイリスト
時代と共に進化する「大人のかっこいい」を発信し続けるスタイリスト。日常シーンの一瞬まで絵になる、表情豊かでスタイリッシュなコーディネートは、理想のリアル・クローズとして読者の高い支持を集めている。

■1:至近でも遠目でも絵になる、肌見せ×躍動感の洗練効果

ジャケット_1,パンツ_1,ピアス_1,ブレスレット_1,大人コーデ_1,春コーデ_1
ジャケット¥926,200・タンクトップ¥66,000・パンツ¥345,400・ベルト¥363,000・靴/参考商品(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス¥176,000・ブレスレット各¥198,000(ザ・サロン バイ ノーア〈サイモン・アルカンタラ〉)

大西流「シグネチャー・スタイル」は、至近からだけでなく遠くからでも目を引くかっこよさが魅力。

「その人の品格や生き方の姿勢を表現するのが、シルエット。ベーシックなアイテムほど、こだわりたいポイントです」(大西さん)

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■2:風をはらむシルエットで颯爽と歩く姿を優雅に演出

ワンピース_1,指輪_1,バッグ_1,大人コーデ_2,春コーデ_2
ワンピース¥708,400・バングル¥365,200・リング[人差し指]¥67,100・[薬指]¥67,100 ※参考色・バッグ¥3,322,000(エルメスジャポン)

佇んだり歩いたり…身のこなしと共にチャーミングな表情を生み出すボリュームシルエットのワンピースと、クラス感と使い勝手のよさを備えたバッグをコーディネート。

「着こなしがシンプルになるこれからの季節にこそ意識したいのが、日常シーンになじむリアルクローズをよりパワーアップさせるインパクトアイテムとの組み合わせです。自分らしさを知り尽くした大人の女性らしい、唯一無二のスタイルを感じさせます」(大西さん)

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■3:ボヘミアンなワンピースでトレンチをプレイフルに

コート_1,ワンピース_2,ピアス_2,ブレスレット_2,バッグ_2,靴_1,大人コーデ_3,春コーデ_3
コート¥661,100・ワンピース¥808,500・ピアス¥144,100/参考価格・ブレスレット/[右手]手首側から¥236,500・¥162,800/共に参考価格・[左手]¥350,900・バッグ¥517,000・靴¥159,500(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、その他/私物

大西流「シグネチャー・スタイル」を語るうえで外せないのが、遊び心が効いたテイストミックス。トレンチ×ワンピースは、その好例。

「オーセンティックとモード、対照的なアイテムが絶妙に調和するのは、ラグジュアリーな視点が貫かれているから」(大西さん) 

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■4:レザーと布帛のメリハリでブラウンをきれ味よく

パンツ_2,バッグ_3,靴_2,サングラス_1,ピアス_3,指輪_2,大人コーデ_4,春コーデ_4
ジレ¥592,900・パンツ¥256,300 ※参考色・バッグ¥270,600・靴¥152,900(トッズ・ジャパン〈トッズ〉)、サングラス¥51,040(ルックスオティカジャパン〈オリバーピープルズ〉)、ピアス¥123,200・バングル[右手]¥217,800・[左手]¥195,800・リング¥85,800/すべて2025年4月7日時点の予定価格(ホアキン・ベラオ)

ラムレザーのロングジレと端正なパンツ…装飾に頼らないハンサム・ラグジュアリーな着こなしは、素材の上質さが際立つワントーンが決め手。

「ゴールドを効かせた肌見せやティールカラーのバッグで、ブラウン一色をさりげなく外すと、よりこなれた印象に」(大西さん)

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■5:輝きで彩られた素肌がシンプルな装いの格を高める

ワンピース_3,ネックレス_1,ブレスレット_3,指輪_3,バッグ_4,大人コーデ_5,春コーデ_5
ワンピース¥330,000(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ネックレス¥10,692,000・ブレスレット¥1,078,000・リング¥572,000(ポメラート)、バッグ¥289,300(トッズ・ジャパン〈トッズ〉)

凛とした白のシャツワンピースも、ネックレス+デコルテ見せで、たちまち格上の洗練を感じさせる着こなしに。一点豪華主義にならないようにモダンなリングやブレスレットで外すのも、おしゃれ上手のセンスが香るひと技。

「ジュエリーで彩った肌は、それ自体がセンシュアルなアクセサリー。大人の着こなしに欠かせないエッセンスです」(大西さん)

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■6:細部に旬が光るアイテムが、「さりげなく素敵!」を叶える

スカート_1,バッグ_5,靴_3,指輪_4,大人コーデ_6,春コーデ_6
プルオーバー¥336,600・スカート¥371,800・バッグ¥167,200・靴¥172,700(ザ・ロウ・ジャパン)、リング[右手]¥206,800・[左手・人差し指]¥89,100・[同・薬指]¥63,800/すべて2025年4月7日時点の予定価格(ホアキン・ベラオ)

程よいゆとりと長めの袖が印象的なプルオーバーと、シアー素材が繊細なニュアンスを醸すレイヤードデザインのスカート。肩の力が抜けたモード感が、遠目にも静ひつな洗練を印象づけて。

「ベーシックが基本の大人のシグネチャー・スタイルに必要なのは、シンプルさの鮮度を見極めること。絶妙なアップデート感が、知的なバランス感覚を物語ります」(大西さん) 

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■7:上級バランスの着こなしで新感覚のエレガンスを演出

ジャケット_2,スカート_2,ピアス_4,指輪_5,サングラス_2,バッグ_6,大人コーデ_7,春コーデ_7
ブルゾン¥479,600・インに着たレザージャケット¥919,600・スカート¥640,200・ピアス¥201,300・リング¥115,500・バッグ¥792,000(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)、サングラス¥67,100(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)

エクリュのレザージャケット+スカートに、ベージュのオーバーサイズのブルゾンをざっくりとレイヤード。さらに、ラフに抱えたグレージュバッグでこなれ感をプラス。

「繊細な配色なら少し攻めたバランスも大人のテイストに。辛口だけど優雅で、どこかお茶目…ありきたりでないエレガンスを表現できます」(大西さん)

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※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※記事内情報は、2025年4月中旬時点のものです。掲載時期より変更がある場合がありますので、予めご了承ください。

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PHOTO :
曽根将樹(PEACE MONKEY)
STYLIST :
大西真理子
HAIR MAKE :
川原文洋(UM)
MODEL :
立野リカ(Precious専属)
EDIT&WRITING :
岡本治子、喜多容子(Precious)
撮影協力 :
神奈川工科大学 KAIT広場