京都は実は”チョコレートホリック”にはたまらない街。「マリベル」がN.Y.以外で唯一ショップを出店している場所であり、「ジャンポールエヴァン」の国内初の路面店もあります。京都発のショコラティエも多く、今回の「ダンデライオン・チョコレート京都東山一念坂店CACAO BAR & CAFE」の登場で、ますますチョコレート熱が加速する予感!

ダンデライオン・チョコレート 京都東山一念坂店
ダンデライオン・チョコレート 京都東山一念坂店

■カカオ豆の個性が際立つBean to Barチョコレート

2010年、サンフランシスコで創業して以来、カカオ豆の仕入れから成形まで一貫して行うBean to Barチョコレートを追求する「ダンデライオン・チョコレート」。世界10か国以上のカカオ農園から良質な豆を直接買い付け、農園や生産者まで限定した、シングルオリジンのカカオ豆からつくられるチョコレートバーは、大人気。日本には2016年に上陸し、京都東山一念坂店は、4店舗目となります。

チョコレートバーの原材料はシングルオリジンのカカオ豆以外はきび砂糖のみというシンプルさ。カカオ本来の味を純粋に味わえる
チョコレートバーの原材料はシングルオリジンのカカオ豆以外はきび砂糖のみというシンプルさ。カカオ本来の味を純粋に味わえる

Bean to Barチョコレートを追求する「ダンデライオン・チョコレート」

トッド・マソニスとキャメロン・リングによって 2010年に創設された「ダンデライオン・チョコレート」。2008年、共同運営していたWEB事業を売却したのを機に、友人のガレージを借りてチョコレートをつくり始めたそう。

キャメロン・リング(左)とトッド・マソニス(右)
キャメロン・リング(左)とトッド・マソニス(右)

■世界で初の試み、CACAO BARとは?

「デザート」とアルコールのペアリングで、カカオを丸ごと味わう

同ブランド初の展開となる新業態「CACAO BAR(※)」もスタート。Bean to Bar チョコレートはもちろん、その原料となるカカオニブやカカオパルプ(果肉)など、シングルオリジンのカカオ豆をさまざまな形で取り入れ、個性を余すことなく引き出したデザートをラインアップ。アルコールとのペアリングも斬新です。

※現在は招待制のみの営業
サンフランシスコの「ダンデライオン・チョコレート」でエグゼクティブ ペストリーシェフを務めるリサ・ヴェガ。今回のオープン準備のため日本に滞在し、 京都東山一念坂店のシェフである森本康志と共に、「CACAO BAR」のデザート・メニューを開発
サンフランシスコの「ダンデライオン・チョコレート」でエグゼクティブ ペストリーシェフを務めるリサ・ヴェガ。今回のオープン準備のため日本に滞在し、 京都東山一念坂店のシェフである森本康志と共に、「CACAO BAR」のデザート・メニューを開発

■京都限定商品や京都ブランドとのコラボも注目

カフェでは毎朝、店内のキッチンで焼き上げるペストリーやホットチョコレートなど、定番メニューのほか、京都限定の「ニブブッセ」も楽しめます。

京都限定「ニブブッセ」

パウダー状のカカオニブを混ぜ合わせたふわふわ生地で、卵黄でつくられた濃厚なバタークリームをサンド。バタークリームにも粒状のカカオニブが加えられており、絶妙なアクセントになっています。仕上げにディップしたチョコレートとの味わいの変化も楽しめます。

「ニブブッセ」(¥450)
「ニブブッセ」(¥450)

ダンデライオン・チョコレートのNo.1人気「ブラウニーバイトフライト」

産地の違うシングルオリジンチョコレートを使用した3種のブラウニーの食べ比べができる、ダンデライオン・チョコレートのシグネチャーメニューです。チョコレートの産地以外、ブラウニーの材料、製法はすべて同じなので、それぞれのフレーバーの違いが味わえます。

「ブラウニーバイトフライト」(¥630)
「ブラウニーバイトフライト」(¥630)

豆本来の味わいが際立つ「ハウスホットチョコレート」

時期に合わせて使用するチョコレートが変わる「ハウスホットチョコレート」は、アメリカで長く親しまれて来た味。軽くマイルドな甘さが、カカオ豆本来の味わいを引き立てます。

「ハウスホットチョコレート」(¥580)
「ハウスホットチョコレート」(¥580)

ショップでは、京都のテキスタイルブランド「SOU・SOU」や京菓子司「亀屋良長」とのコラボアイテムも登場し、京都土産に喜ばれそう。

【京都限定】オープン記念先行販売 “伊勢木綿 手ぬぐい”×SOU・SOU

京都のテキスタイルブランド「SOU・SOU」とのコラボ商品。三重県津市の伝統工芸品「伊勢木綿」に、オリジナルの模様を「手捺染(てなっせん)」で染めました。

「SOU・SOU」とのコラボレーションによる伊勢木綿の手拭い(1,200円)
「SOU・SOU」とのコラボレーションによる伊勢木綿の手拭い(1,200円)

【京都コラボ】SOU・SOU×亀屋良長「SO-SU-U CACAO 和三盆」

京都を代表するライフスタイルブランド「SOU・SOU」、京菓子「亀屋良長(かめやよしなが)」とのトリプルコラボアイテムも実現。和三盆に、ダンデライオン・チョコレートのカカオを配合。SOU・SOUの人気テキスタイル”SO-SU-U”の数字をかたどって仕上げられた、ここでしか手に入らない干菓子なのです。

「SO-SU-U CACAO 和三盆」(850円)
「SO-SU-U CACAO 和三盆」(850円)

【京都コラボ】亀屋良長「烏羽玉CACAO」

「亀屋良長」の銘菓「鳥羽玉」(うばだま)にダンデライオン・チョコレートのカカオをたっぷり混ぜ込んだ「鳥羽玉CACAO」。なめらかなこし餡に、チョコレートの香りと風味が絡みあう逸品です。

「鳥羽玉CACAO」6個入り(980円)
「鳥羽玉CACAO」6個入り(980円)

【京都限定】オープン記念先行販売「ワンプゥ, ホンジュラス 70%」

京都一念坂店のオープン記念として登場した新作チョコレート。キャラメリゼしたアーモンドやバニラの味わいにチャイのような風味もふわり。

「ワンプゥ、ホンジュラス70%」(1,200円)
「ワンプゥ、ホンジュラス70%」(1,200円)

■京都らしいロケーションや佇まいも魅力

歴史ある日本家屋のしつらえを活かした趣のある佇まい。カフェはCACAO BARを含み全56席あり
歴史ある日本家屋のしつらえを活かした趣のある佇まい。カフェはCACAO BARを含み全56席あり

 お店が構えられるのは、清水寺や高台寺にもほど近く、文化庁の伝統的景観保全地区として保護され、今なお古き良き京都を感じられるエリア。京都市の指定伝統的建造物にも指定されている、築100年を超える日本家屋も風情たっぷり。観光や老舗巡りも一通り済ませた大人世代にも、古くて新しい”今の京都”を体感させてくれるはずです。

※価格はすべて税抜き表示です

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この記事の執筆者
女性情報誌の編集を経てフリーランスに。エディター・ライター歴15年以上。生まれ育った京都を拠点に、女性情報誌やファッション誌、グルメ誌に寄稿。京都特集や京都でのファンションロケのコーディネートも行う。
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WRITING :
天野準子