2025年 Precious 5月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、すべてトップスとボトムがお揃いの「セットアップ」でした。注目すべきは、そのバリエーションの広がり。ひと昔前のセットアップといえばシンプルでコンサバな「スーツ」というイメージでしたが、素材もデザインも進化しています。なかでも、ビジネスシーンにふさわしいきちんと感がありながらも、スタイリッシュで軽やかな装いを新鮮に感じた読者が多かったようです。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】ベージュのリネンジャケット×同素材のワイドパンツ

「軽やかさと上品さが両立している」「凛とした美しさでかっこいい」と支持されたのは、ノーブルな艶とハリのある「セオリーリュクス」オリジナルのリネン素材を用いたテーラードジャケットとワイドパンツの着こなし。
引き締め効果の高い黒のニットやバッグを添えて辛口なコントラストに仕上げている点も、「ベージュと黒の配分が絶妙」と注目されました。
【9位】 アイスグレーのリネンブラウス×同素材のパンツ

続く9位も「セオリーリュクス」オリジナルリネンのセットアップが、「淡いグレーが涼しげで素敵」とランクイン。タックを施した袖やシャーリングをきかせた裾がアクセントのコンパクトなブラウスに、「さりげないかわいさを添えている」という方も。
美脚効果の高いテーパードパンツと合わせ、首元にスカーフをあしらえば、遠目からもすっきりと着映える着こなしに仕上がります。
【8位】 黒のサマーウールシャツ×同素材のスカート

「シンプルで上品」「ビジューが華やかで洗練された印象」と票を集めたのは、すっきりとしたシルエットが際立つ黒のシャツ&タイトスカートのセットアップ。スカートの前面に煌めく刺繍をあしらったデザインで、ラグジュアリーなレストランを訪れるときのような「華やぐ場」にもぴったりの佇まいです。
シャツは裾にタックの入ったブルゾン仕立てで、襟を取り外してスタンドカラーにすることも可能。さらりと清涼感のあるサマーウールとアレンジのきくデザインにより、これからの季節、幅広く活躍してくれます。
【7位】グレーのオーガンジーシャツ×同素材を組み合わせたスカート

優雅なハリと光沢のあるシルクオーガンジーのセットアップは、スカートが2枚重ねになった仕様で、オーガンジーを表側にして着ることもできるユニークなデザイン。「華やかすぎないけど女性らしくて素敵」「素材違いのワントーンコーデが好き」「涼しげできれい」などの声が寄せられました。
シアーな素材のトレンド感と、シャツ襟ならではの知性と端正さのバランスは、仕事の後に会食を控えている日の装いに最適です。
【6位】黒のブラウス×同素材のハーフパンツ

「ハーフパンツが新鮮」「清潔感のあるブラックコーデ」と好評だったのは、艶やかできれいな落ち感のあるブラウスとハーフパンツのコーディネート。シルキーな光沢としなやかさが、エレガントな佇まいを演出します。
パールやミニバッグ、レースアップのサンダルなど、端正な小物選びも「トータルバランスが絶妙」と高評価。ONの日のハーフパンツを、ビジネスシーンにもふさわしい洗練へと導く決め手です。
【5位】シャーベットピンクのジレ×同素材のパンツ

ジャケットの品格を保ちつつ、肌見せの抜け感でモードな空気感を演出できる「ジレ」は、夏の仕事服として要注目のアイテム。甘さのなかにハンサムな表情をのぞかせるシャーベットピンクのセットアップは、上品な艶とハリのある、ウール混のミカドシルクでつくられた華やかさとミニマルなシルエットが「ピンクでも派手ではなくてかっこいい」とお気に入りの理由に。
ノースリーブだからこそのIラインに仕上がるのも魅力で、「スタイルがよく見えそう」「低身長でもすっきり着こなせそう」とのコメントも届きました。
【4位】サンドベージュのジレ×同素材のパンツ

4位も「ジレ」のセットアップがランクイン。こちらは、巧みなカッティングで女性らしい曲線美を引き立てるジレと、ウエストから裾に向けてタックが流麗なシルエットを描くパンツの着こなしです。
フォーマルにも通用する端正なサンドベージュに、タンクニットとバッグで爽やかな白を投入し、ラグジュアリーなスニーカーを合わせた颯爽とヘルシーなONスタイルは、「仕事ができそうに見えつつ柔らかい印象もある」と支持されたほか、「上下別々に着回しを楽しめそう」という声もいただきました。
【3位】黒のジャケット×同素材のパンツ

「とにかくかっこいい!」という感想をいただいたのは、表紙を飾った宮沢りえさんの着こなし。構築的なビッグシルエットのジャケットに細身のパンツを合わせた、ブラックのセットアップです。
きりりとした佇まいながらも華奢な女性らしさがさりげなく引き立ち、深めのV開きからのぞく肌がセンシュアルな抜け感を演出。どこか無造作なモード感も相まって、惹きつけられた方が多くいらっしゃったようです。
【2位】グレージュのベルテッドジャケット×同素材のスカート

カシュクール風の前合わせに、共布ベルトでウエストマークした、女性らしいシルエットのジャケット&スカート。上品なグレージュのワントーンが洗練された佇まいへと導き、「カチっと決まりつつもコンサバではないのがいい」「色に季節感があってきれい」といった声が寄せられました。
高い位置でウエストマークすることによって、曖昧になりがちなワントーンを引き締めているのもポイント。さりげないベルトのあしらいひとつでセットアップに心地いい緊張感と女らしいフォルムが生まれています。
【1位】黒のベルテッドジャケット×同素材のパンツ

Precious』5月号の好きなコーディネート1位を獲得したのは、タキシードによく使われる高級素材、バージンウール・シルク混のグレインドプードル生地を使用した、ジャケットとパンツのセットアップ。
「全身黒でも平凡に見えない」と注目された理由は、2本のサイドベルトとウエストベルトとペプラムの裾で強調されたジャケットのメリハリシルエットにあり! 「細身のパンツとジャケットのバランスがいい」「腰高に見える」など、さまざまな反響を呼びました。
以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』5月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
現在発売中の『Precious』2025年6月号のファッション大特集は【エレガンスの最適解は、「風が通り抜ける服」】。梅雨から夏までの長期間を快適に過ごすための「風が通り抜ける服」を提案しています。この季節をいかに心地よく、エレガントに過ごすかは、働く私たちの命題に。特に責任ある仕事につくキャリア女性は、清々しく端正に装うことが求められます。上品な透け感が演出できるシアーマテリアルや風をはらむ優雅なボリュームのフォルミックデザインを上手に取り入れて見た目にも涼やかな印象を叶えて。
16ページのボリュームでお届けするのは「サンダル」企画。人気の型やサイズは売り切れ必至なので、今からチェックするのが正解です。そのほか、創刊21周年記念特別企画として3号連続のリレースタイルで展開する、人気スタイリストの「シグネチャー・スタイル」、詩情豊かな「レース」のラグジュアリー、口紅のマスターピース10の物語、絶景と癒しの「宮古島」など、見どころ満載でお届けします。
ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious5月号』小学館、2025年