今なお読み継がれている、1963年に発表された作家・有吉佐和子の小説『仮縫』が、豪華俳優陣で初舞台化されます。檀れい、高橋惠子、葛山信吾、山本陽子、古谷一行らによって、2018年5月に東京は日本橋の明治座で上演されることが決定しました。

高級洋裁店を舞台に、オートクチュール界の女王として君臨する松平ユキ(高橋惠子)と、彼女にスカウトされ洋裁店で縫い子として働くことになった清家隆子(檀 れい)。過去に『華麗なる闘い』のタイトルで映画化もされた本作。ラグジュアリーなファッション界に生きる、ふたりの女の熾烈な戦い以外にも、ゴージャスな衣裳が見どころのひとつです。

物語のクライマックスで展開されるファッションショーの衣裳は、現在、ファッション業界を目指す学生から公募し、コンテストによって選ばれたもの。華やかなオートクチュールの世界を、間近でじっくり堪能することgできそうです。

有吉佐和子の原作『仮縫』が初の舞台化! 女同士の熾烈な戦いを檀れい&高橋惠子が熱演

高橋惠子さん(左)と檀れいさん
高橋惠子さん(左)と檀れいさん

洋裁学校在学中にスカウトされ縫い子として働き、やがて野心を燃やすようになるヒロインの清家隆子には、檀れいさん。そして、オートクチュール界の女王として君臨し、日本で唯一の高級洋裁店「オートクチュール・パルファン」を経営するデザイナー・松平ユキに、高橋惠子さんという豪華な顔ぶれが実現した本舞台。

ふたりは舞台『細雪』(2008年・2009年)で姉妹役を演じて以来の再共演となり、本作では姉妹とは違う、互いに対立する上司と部下という役柄に挑みます。

上流階級の人々が行き交う「パルファン」でコツコツと技術を磨き、次第にユキのアシスタントまでのぼり詰めた隆子は、次第に「パルファン」を自分のものにしたいと思うように。すると、パリへ旅立つことになったユキの代わりに、隆子が店を任されることになり、そこで着実に人脈や信頼を勝ち取ってゆきます。

そして、パリから帰ってきたユキは、したたかな行動に出る…。

ゴージャスなオートクチュールの世界を舞台で再現!

檀れいさん
檀れいさん

フィナーレで檀れいさんと高橋惠子さんが着用するドレスのデザインは、オートクチュール「コスタブランカ」のデザイナーである山本基代志氏が製作。繊細かつ豪華な衣裳も大きな見どころのひとつです。

また、物語のクライマックスで展開されるファッションショーは、明治座ならではの演出として、花道が用いられます。華やかなオートクチュールの世界を、間近で体感できるのも楽しみな本舞台。

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宮田典子(HATSU)
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