暑さの残る街中でも浮かず、シックに着映えるオールブラックの装い。美バランスを叶えた海外セレブやインフルエンサーたちの着こなし術をご紹介します。

■1:リリー・ジェームズは…スタイルアップ効果を加算する太ベルトが好アクセント

オールブラックはカーヴィーなラインを描くとグラマラス。
オールブラックはカーヴィーなラインを描くとグラマラス。

2025年6月、NYの街中でキャッチされた俳優のリリー・ジェームズ。肩の内側に入った斜めのショルダーラインがストイックなタンクトップに、ハイウエストのワイドパンツを合わせしなやかさを共存。黒一択の装いに奥行きを授けてくれるツヤベルトは、太めの幅を採用して程よいインパクトを宿して。きゅっとくびれたウエストが、ふわっと広がるパンツも相まってスタイルアップ効果を引き上げます。ほかの小物も光沢感のある素材でリンクして、ミニマルシックな装いを完成させました。

■2:ミルヤ・クラインは…ビーチサンダルで足元を外しドレッシーなワンピースに余裕感を授ける

シンプルなまとめ髪がコーディネートにマッチ。
シンプルなまとめ髪がコーディネートにマッチ。

2025年8月上旬、インフルエンサーのミルヤ・クラインをミュンヘンでキャッチ。一枚で様になる黒のワンピースは、パフスリーブがさりげない華やかさを叶えます。すとんと落ちるIライン、ハイネックのディテールなら甘くならず、黒の端正なムードをキープすることに成功。さらにスクエアフォルムのバッグを携え、格好良さを後押し。構築的なワンピースこそビーチサンダルで力を抜けば、余裕感が漂い格好良さが引き立って。仕上げにワイヤレスではなく、あえて有線イヤフォンをガジェットというよりも差し色感覚で取り入れ、切れ味のよさをプラス。

■3:セシリー・ソルスマルクは…ジャガードセットアップを使って黒を単調にさせない

セパレートでも使えて、合わせる小物によって表情ががらりと変わるセットアップが便利。
セパレートでも使えて、合わせる小物によって表情ががらりと変わるセットアップが便利。

2025年8月上旬、コペンハーゲン ファッションウィークのCEOを務めるセシリー・ソルスマルクを、同ファッションウィーク中にキャッチ。ノースリーブのペプラムブラウスとマキシスカートという頼り甲斐のあるセットアップは、ジャガード素材がエレガンスを際立て、ワンカラーでもしっかり立体的。オールブラックの軽量化を図れるアクティブなシューズは、スニーカーとサンダルが融合したハイブリッドなデザイン。


残暑にもおすすめな「オールブラック」の着こなしを海外セレブやインフルエンサーのスナップからお届けしました。慣れ親しんだカラーはアレンジしがいがあって、主張のある柄や小物を取り入れてもトゥーマッチになりません。好奇心をブラックに託し、改めてお洒落を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香