頬をなでる風や街を彩る木々の姿に、少しずつ季節の深まりを感じるこれからの時季。11月、12月、1月…と、変化する気温に合わせた装いのスライドを、今シーズンは改めて美しいレイヤードの工夫を取り入れて楽しみたい気分に。

そこで、雑誌『Precious』11月号では【重ねるほどに洗練極まる！美しき「秋レイヤード」】と題して、重ねるアイテムで洗練が高まる実践例を、代表的なファッションテイスト別にご紹介しました。

今回は、「ハンサムモダン派」のシャツを軸にしたシーズンスライド術をお届けします。

ハンサムモダン派｜シャツを軸にしたレイヤードが重ねるほどに知的な洗練を香らせて

ハンサムモダン派のレザージャケット、ブラックシャツ、チェスターコート、ワイドパンツ、ストライプシャツ、タートルニット
A：タートルニット／シャツのインに活躍する薄手タートルはマストハブ。￥72,600（イーストランド〈コー〉
B：ストライプシャツ／清潔感溢れる白地にベージュのピンストライプ。￥45,100（リトルリーグ インク〈エブール〉）
C：ワイドパンツ／チャコールグレーのワイドパンツ。￥58,300（リトルリーグ インク〈エブール〉）、ベルト￥17,600（リトルリーグ インク〈エブール〉）
D：チェスターコート／ダブルブレストのコートで凛と。すっきりと着られるダブルフェイス素材。インナーダウン付き。￥742,500（コロネット〈ムーレー〉）
E：ブラックシャツ／とろみがセンシュアルな雰囲気を醸して。￥95,700（イーストランド〈コー〉）
F：レザージャケット／極薄レザーは、1枚で着ても重ねても軽やか！ ￥94,600（ロゥタス）

シンプルで辛口なアイテムを志向するハンサムモダン派は、黒系アイテムをメインで組み立てるのが正解。

【11月】B＋C＋E｜白＆黒シャツの重ね着でワンランク上のモノトーンに

ハンサムモダン派のレイヤードスタイルを着用したモデルのAtsukoさん
ピアス￥119,900・バングル￥192,500（ショールーム ロイト〈アグメス〉）、バッグ￥104,500（ストラスベリー）、靴￥178,200（ピエール アルディ 東京）、ベルト￥17,600（リトルリーグ インク〈エブール〉）

白ベースのストライプシャツとグレーパンツの王道スタイルに、重ね着で変化を。中の黒シャツが白シャツに対し、トリミングのような効果を発揮して。

【12月】A＆Fを重ねて｜質感の異なるブラックトーンのレイヤードでキレ味よく颯爽と

ハンサムモダン派のレイヤードスタイルを着用したモデルのAtsukoさん
ピアス￥143,000（エスケーパーズ アナザーワールド〈ソフィー ブハイ〉）、バッグ￥272,800（モワナ 伊勢丹新宿店〈モワナ〉）、靴￥166,100（ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉）

黒タートルとレザージャケットを投入し、質感の違いが冴える黒ワントーンに。シャツは重ね方を逆にして黒を外側に、白シャツの襟は立てて着用。

【1月】さらにDを重ねて｜ブラウンコートが深めるアーバンシックなキャリアスタイル

ハンサムモダン派のレイヤードスタイルを着用したモデルのAtsukoさん
バッグ￥220,000（ピエール アルディ 東京）、靴￥81,400（カチム）

ノッチドラペルのチェスターコートを羽織り、もう一段洗練を引き上げるようにVゾーンを重層的にコーディネート。きれいに段階をなす襟の重なりが、単にコートを加えただけに終わらないレイヤードを完成させて。

首をきちんとカバーするレイヤードだから、巻きものを使わずとも季節にマッチ。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

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PHOTO ：
黒沼 諭（aosora／人物）、小林美菜子（静物）
STYLIST ：
三好 彩
HAIR MAKE ：
野田智子
MODEL ：
Atsuko
EDIT&WRITING ：
長瀬裕起子、佐藤友貴絵（Precious）
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