シアータイツで「透けるニュアンス」を加えると、季節に見合った印象を残しながら重さを払拭することができます。ご紹介した3人の海外インフルエンサーたちは、黒のパンプスと合わせ脚長効果を倍増させていました。

■1:レオニー・ハンネは…センシュアルなシアータイツがレザーコーデにしなやかさを加える

Vカットの履き口、ポインテッドトゥのパンプスですらっと脚長に。
Vカットの履き口、ポインテッドトゥのパンプスですらっと脚長に。

2025年9月中旬に開催された、NYファッションウィークに参加した人気インフルエンサーのレオニー・ハンネ。ワンピースとコート、パンプスをレザー素材で統一したストイックな着こなしです。黒とビターブラウンの辛口な色で構成し、都会派ムードを後押し。ワンピースとコートの丈を変え、段差をつけるとダークカラー同士でも立体的。

さらにミニワンピースがあるからこそ、フェミニンな印象を兼ね備えることができ、ハードに傾きすぎません。またシアータイツを迎えれば、重厚感のあるレザーの装いにしなやかさを加えることに成功。バッグだけスエード素材にして質感をずらし、秋冬ならではの異素材ミックススタイルをコンプリート。

■2:ガブリエル・カウネシル・ポッツォーリは…グレーの色味を引き継ぐシアータイツが好バランス

ヘアをすっきりタイトにまとめ、甘くなりすぎないように調整。
ヘアをすっきりタイトにまとめ、甘くなりすぎないように調整。

2025年9月下旬、ミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされた、クリエイティブディレクターのガブリエル・カウネシル・ポッツォーリ。ファーカラー付きのビッグジャケットには、ミニスカートを合わせレッグラインを強調し、バランスアップに繋げるのが正解。濃いブラウンとチャコールグレーの配色なら深みが生まれ、ミニフレアスカートの幼さをセーブできます。

すらっと伸びる脚は、デニール数の高い黒タイツではなく、シアータイツでカバーするとグレースカートの色味を引き継ぐことができ、一体感が生まれて。きちんと感をキープしながら、快適さを演出できるフラットなスリッポンシューズが適度な抜け感に貢献。

■3:アンナ・ウェインは…スエード×シアーでメリハリをつけながらIラインを強化

ぴりっとスパイシーなレザーグローブを加え、シックなコーディネートの完成度をアップ。
ぴりっとスパイシーなレザーグローブを加え、シックなコーディネートの完成度をアップ。

2025年9月下旬、パリ ファッションウィークにてスナップされたブロガー、インフルエンサーのアンナ・ウェイン。トップスからシューズまで黒で繋いだ着こなしは、ショート丈のボトムをセレクトし、視線を上に集めてスタイルアップを実現。黒のシアータイツとブラウンのスエードロングコートを掛け合わせ、色と素材に変化をつけてメリハリを宿しながらIラインを強化し、さらなるバランスアップを目指して。バッグのチェーンストラップやベルト、イヤリングのゴールドが効いて、秋冬らしいクラシカルなムードが高まりました。


「シアータイツ」が好作用する秋冬スタイルを3選お届けしました。レザーやスエード、ニットといった重厚感のあるアイテムを使用することが多くなるからこそ、透けるポイントをつくり、メリハリを授けながら軽快さを両立しましょう。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香