桐島かれんさんがクリエイティブディレクターを務めるブランド「ハウス オブ ロータス」の新店舗が、二子玉川の玉川高島屋S.Cにオープン! 人気ショップの本格再始動とあって、どんな店舗になったのか、どこよりも深くチェックしてきました。

【関連記事:桐島かれん「ハウス オブ ロータス」2017秋の展示会で新作をチェック!】

ハウス オブ ロータス二子玉川店オープニングイベントでの桐島かれんさん
ハウス オブ ロータス二子玉川店オープニングイベントでの桐島かれんさん

ハウス オブ ロータスは、桐島かれんさんがさまざまな国や文化を巡り、培ってきた美意識や哲学を「装う」「暮らす」「もてなす」の切り口で表現していくライフクラフトブランド。

かれんさんは、人の一生の長さである80年を1日にたとえています。

~「深夜0時」に赤ちゃんが産声を上げる。20歳は目覚めの「朝6時」、40歳は忙しく働く最中の「昼12時」、そして50歳は「午後3時」。そしてまだまだ楽しい夜の時間が待っている。~

「女性の人生は、楽しい、重ねれば重ねるほど、もっと楽しい」

このブランドは、女性の長い一生の中で、その時々の楽しみ方があることを教えてくれ、その後押しをしてくれる存在なんです。

店内の雰囲気は?気になる店内をチェック!

ハウス オブ ロータス二子玉川店外観
ハウス オブ ロータス二子玉川店外観

ショップは、玉川高島屋S.Cの2階から入ってすぐの位置。

最近はガラス使いだったり、オープンな空間で演出するつくりのショップが多いですが、ハウス オブ ロータスはアジアンリゾートホテルがまるっと出現したような箱型のつくり。その入口をくぐると、目の前に広がるその世界観に引き込まれます。

「店舗の内装は、文化の交差点というわけではないんですが、シノワズリの雰囲気があったり、先日行ったポルトガルの要素があったり、私があちこちの国を訪問して拾ってきたものをミックスしたコロニアルな雰囲気をイメージしている」とおっしゃっていたかれんさん。

ハウス オブ ロータス二子玉川店の内観
ハウス オブ ロータス二子玉川店の内観

その言葉どおり、どこかの国に旅をしたような雰囲気に包まれつつも、東洋なのか西洋なのか、どこか特定の国ではない。そんな不思議さが、まさにかれんワールド。

この床には見覚えがありますね。以前、かれんさんの葉山の別荘でインタビューをさせていただきましたが、大理石の格子柄の床が今回も採用されています。

ハウス オブ ロータス二子玉川店をオープンした桐島かれんさんの葉山の別荘
ハウス オブ ロータス二子玉川店をオープンした桐島かれんさんの葉山の別荘

↑かれんさんの葉山の別荘。ヴィンテージにモダンさが加わる格子柄の床です。(撮影/道用浩一)

初の「買い付け」にも挑戦し、ウェアが大充実!

ハウス オブ ロータス展示会速報でチェックしたときより、ウェアの数がかなり増えていました。

「どんな年齢、体型の人でも楽しめるゆったりしたシルエットでリラックスできるウェアを意識しています」とお話していたかれんさん。

ゆったりしているけどもっさりしない(ここ重要!)、アジアンテイストでありながら、土っぽすぎず洗練されている、絶妙なバランス感のウェアたち。このかれんさんならではのセンスが光るアイテムがずらりと並んだラックを見て、来訪者の方たちは目を輝かせて次々と手に取っていました。

ハウス オブ ロータス二子玉川店のウェアのラック
ハウス オブ ロータス二子玉川店のウェアのラック

中心アイテムの価格帯は、ワンピース¥17,000~34,000、シャツ・ブラウス¥16,000~21,000、パンツ¥16,000~21,000。インドの伝統的な技法を使い、ディテールまでこだわったアイテムがそろいます。

ハウス オブ ロータス展示会でのウェア風景
ハウス オブ ロータス展示会でのウェア風景

こちらは展示会時のウェアのスタイリング。

ハウス オブ ロータス展示会でのウェアラック
ハウス オブ ロータス展示会でのウェアラック

ブロックプリントやシングルイカット(絣)、ミラーワーク刺繍など繊細なものづくりを大切にしているハウス オブ ロータスのオリジナルウェア(写真は展示会時のもの)。

今回のブランド再始動にあたり、かれんさんが初めて取り組んだのが「パリやニューヨークのファッションウィークに行って、大きな展示会の会場でセレクトをすること」。

「今まではウェアが中心ではなかったので、道端で見つけた素敵な雑貨を買ったりしていました(笑)。いつも外で値切ったりしながら買っていたので、そういった空調のきいたきれいな空間でのバイイング体験は勉強になりました」とかれんさん。

「みんな、こういう風にセレクトをしているから、どこのセレクトショップに行っても置いているものが似ているんだな、と思いつつ。そこでしか買えないものもあるから利用しながらも、私はやっぱり歩いて市場を回ったりするのが好きなので、それを続けて行こうと思いました」と自分のスタイルを改めて客観視したよう。

小物も充実したハウス オブ ロータス二子玉川店
小物も充実したハウス オブ ロータス二子玉川店

以前からのハウス オブ ロータスファンにもうれしい、雑貨や小物も満載!

雑貨も充実したハウス オブ ロータス二子玉川店
雑貨も充実したハウス オブ ロータス二子玉川店

今回の再オープンは以前のハウス オブ ロータスに、充実したウェアが加わり、さらにパワーアップしたという印象です。

「以前は私が適当にスケッチしていたものを、きちんとデザイナーに入ってもらったりして、スタッフも充実しました。なので、もっと本格的にいろいろとやっていけるようになると思います」(かれんさん)。

インテリア雑貨も充実したハウス オブ ロータス二子玉川店
インテリア雑貨も充実したハウス オブ ロータス二子玉川店

みんながもっと見たい、桐島かれんワールドが、どこまで広がっていくのか。この玉川高島屋S.Cのショップオープンを皮切りに、今後のハウス オブ ロータスからやっぱり目が離せません!

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クレジット :
構成/安念美和子