「質草」ってなんと読む?「しつそう」ではありません!
明日、11月29日は『いい文具の日』です。11(いい)29(ぶんぐ)の語呂合わせで、文具メーカー、文具販売店、文具ユーザーが文具についての活動を活発に行い、多くの人に文具に興味をもってもらうことを目的とした記念日です。
また、この記念日は、「文具をプレゼントしあう日」として定着することも目標に掲げています。最近の文具は、機能もデザインも驚くほどバリエーションが増えておりますので、この記念日を気に、文具売り場をご覧になるだけでも楽しいと思います。
また、日本の文具は世界的にも特に質がよく、海外土産としても喜ばれるそうですよ。ということで、本日は「質」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「質草」ってなんと読む?
「質草」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:金を借りる代わりに、担保として相手に預ける品物の事です。
<使用例>
「質草と言えば以前は、あとで取り戻すものだったけれど、最近は『売り払うもの』という認識の人が多いのね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 質草(しちぐさ) です。
「質屋(しちや)」という業種は、みなさまご存知ですよね?
最近では、「リサイクル販売を前提として不用品を買い取る店」という認識の業種ですが、もともとは「品物を担保に金を貸す店」という形式が主流でした。「質(しち)に入れた品」は、一時的に金を借りたあと、利子をつけて金を返すことでまた自分の手元に戻す…という前提で、この「質(しち)に入れる品物」を「質草(しちぐさ)」と呼びます。
「人質(ひとじち)」などと同じ「質(しち…担保になるもの)」と、「種々(くさぐさ…いろいろ、という意味)の品」という意味での「くさ(草/種)」が合体した言葉です。金を返せず品物が売られてしまうことや、その品物を「質流れ(しちなが-れ)」と言います。
では、二問目にまいりましょう。
【問題2】「言質」ってなんと読む?
「言質」という日本語の、かな三文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「のちの証拠となる言葉。ことばじち」という意味です。
<使用例>
「相手から言質(○○○)をとって、それを記録に残しておく…交渉の際は、この作業を忘れずに!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 言質(げんち) です。
言葉の構成から見ても、「言質(げんち)」と読むべき言葉で、こちらが本来の正解です。しかし「げんしつ」という読み間違いが大変に増えたことで、昨今では「言質(げんしつ)」という読み方も、辞書に掲載されるようになっております。
しかしこれには「言質(げんち)を読み誤り慣用化した語」などの注釈がついております。大人の語彙として、この熟語に関しては「言質(げんち)」と、本来の読み方で使ったほうがよいかと思います。
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本日は、11月29日『いい文具の日』にちなんで、「質」という字の入った日本語から、
・質草(しちぐさ)
・言質(げんち)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















