文具店で売っている「御通帳」…なんと読む?「おつうちょう」ではありません!
明日、12月1日は『映画の日』『世界エイズデー』などなど、さまざまな記念日に制定されていますが、今回は『手帳の日』を取り上げます。一年の最後の月に入り、手帳を活用して1年を振り返ったり、新しい手帳を準備する時期…ということで制定された記念日です。
昨今はデジタルツールを手帳代わりにお使いの方もいらっしゃると思いますが、デジタルツールの難点は、故障時にあらゆる情報にアクセスできなくなってしまう点でしょう。緊急時用に、ある程度の情報を記入した手帳を形態しておくと安心ですね。また、文字を書く機会の少なくなった昨今、「書く」という行動を日常化する意味で手帳を活用するのも素敵ですね。本日は「帳」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「御通帳」ってなんと読む?
「御通帳」の読み方として正しくなるよう、「○○○○ちょう」の○に、それぞれ、かな1文字ずつ入れて完成させてください。
ヒント:文具店などで、専用の書式が印刷されたノートとして、このアイテムが販売されています。
<使用例>
「私の実家の近くの酒屋さんは、今でも御通帳(○○○○ちょう)で取引してくれるんですって」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 御通帳(おかよいちょう) です。
「通い帳」とは、舗と常連客の間などで「後日まとめ払いの掛け買いの記録をしておく帳簿」のことで、何をいくつ買ったかを、販売者に記入しておいてもらい、月末などの決まった期日にまとめて代金を支払う際の内容確認に使います。「カード払い」「キャッシュレス決済」と似た機能をもつ、信用取引のための帳面です。「御通帳(おかよいちょう)」はそのフォーマルな言い方。店に“”通って”買い物をした記録を付けた帳簿ですので「御通帳」という訳です。現代では使われることが少なくなり、先日、文具店で「これ何のノート?」と疑問に思っていたお若い方がいらしたので、取り上げてみました。
では、二問目にまいりましょう。
【問題2】「帳面面」ってなんと読む?
「帳面面」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「帳面に記入された表面上の事柄。また、表向きの計算や決算」などの意味で使われる言葉です。
<使用例>
「彼女、仕事が赤字だと言っていたけど、あのゴージャスな暮らしぶりを見ると、帳面面の話だとしか思えないわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 帳面面(ちょうめんづら) です。
「表面的に矛盾のないように、うまくコトを処理する」ことを、慣用句で「ちょうづらを合わせる」と言いますね。この「ちょうづら」は「帳面面(ちょうめんづら)」を指しています。
また、同義の慣用句「帳尻(ちょうじり)を合わせる」の「帳尻(ちょうじり)」は、もともと「帳簿に記入してある最後の箇所。決算の結果」という意味です。
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本日は、12月1日『手帳の日』にちなんで、「帳」という字の入った日本語から、
・御通帳(おかよいちょう)
・帳面面(ちょうめんづら)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/全国味淋協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















