「にょなにほど」ではありません！「如何程」ってなんと読む？

「何れ程」ってなんと読む？正しく理解していないかも！

明日、12月3日は『カレンダーの日』です。カレンダーの更なる普及と発展を目指して制定された記念日で、日付は、日本の暦（こよみ）が以前の太陰太陽暦から、現在の太陽暦に変更になった日に由来します。旧暦換算では1872（明治5）年12月3日が、新暦の1873（明治6）年1月1日になりました。この改暦により、日本は太陽暦を採用していた諸外国と同様の暦となり、外交の足並みを揃えられるというねらいがあったようです。

カレンダーは、さまざまな予定の日程を考える手がかりになるもの。ですので、本日は「程」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題１】「何れ程」ってなんと読む？

「何れ程」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント：「数量・程度などについての疑問をあらわす。どのくらい」「限度がわからないほど多い量。また、程度の大きさ。どんなにたくさん」などの意味をもつ言葉です。

＜使用例＞

「何れ程の努力をすれば、このような素晴らしい成果を産むことができるのでしょうか？」

「○れ○○」。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 何れ程（ど-れ-ほど） です。

「何（ど）れ」は不定称の指示代名詞です。

「何れ」だけですと、「いず（れ）」という読み方もございますが、「何れ程」の「何」の読み方は「ど」のみです。「何」はほかにも、いろいろな不定称の指示代名詞に使われます。

これを踏まえ、二問目にまいりましょう。

【問題２】「如何程」ってなんと読む？

「如何程」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント：「ものごとの程度・分量・値段などを問う意を表す。どのくらい」「ものごとの分量や程度などが多い意を表す。どれほど多く」などの意味で、名詞ですが、副詞的にも使用します。

＜使用例＞

「あちらに展示されているテーブルのお値段は如何程でしょうか？」

かな4文字です。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 如何程（いかほど） です。

「如何（いかが）＋程」という構成の言葉です。

一問目の「何れ程」と似た言葉ですが、「如何程（いかほど）」のほうが、より丁寧でフォーマルなイメージですね。お手紙やメッセージでの書き言葉として入れても、美しく知的な印象の言葉です。

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本日は、12月3日『カレンダーの日』にちなんで、「程」という字の入った日本語から、

・何れ程（ど-れ-ほど）

・如何程（いかほど）

の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。