【「MEN's Precious」WATCH AWARD 2025】2025年の代表する新作ラグジュアリーウォッチをご堪能あれ!
新作ラグジュアリーウォッチの祭典【『Precious』ウォッチアワード 2025】がいよいよ開幕! 第8回となる今回も【「MEN's Precious」WATCH AWARD 2025】とコラボし、エントリーされた新作時計を対象に、異なるフィールドで活躍する5名が審査を担当。各々の専門性を生かし、多角的な視点で評価しました。
今回は、揺るがぬ価値を映す、普遍の象徴【名品ウォッチ賞】に輝いた逸品をご紹介します。
「MEN's Precious」WATCH AWARD 2025 審査員(50音順)
【名品ウォッチ賞】エルメス『アルソー タンシュスポンデュ』…任意の瞬間に、時を止める時計の概念を超える、自由な発想
9時位置のボタンを押すと、針が止まり、時が “保留” される。もう一度押せば、再び時が動きだす。それは、限られた瞬間を時間に縛られずに過ごすための仕掛け。
ブラウン・デゼール文字盤には半透明ラッカーの奥行きが広がり、自由の気配が漂う。“時を忘れる” という想像を形にした一本。
9時位置のボタンを押すと、針は瞬時にこの位置へと戻り、日付の針が姿を消す。この間、静止した文字盤の奥で機構は呼吸を続けている。もう一度押せば、再び時が動きだすという仕組み。ブラウン・デゼールの文字盤と半透明ラッカーの層が、この詩的な機構を映し出す。
「“時を止める”という逆説を、ユーモアと知性で昇華させている。そこにメゾンの哲学を感じます」──松任谷正隆
時の流れを制御する──そんな人間の営みを、詩に変えたような時計。それが、「エルメス」の『アルソー タンシュスポンデュ』です。
「9時位置のプッシャーを押すと、針が360度レトログラードの軌跡を描きながら一瞬、時を中断する。それは『時計とは何か』という問いでもあります。複雑機構を誇示するのではなく、“時計であることを中断する哲学” を形にしている。これは、まさに時間の詩です」(並木さん)
「まるで壊れているように見えるほど、知的でユーモラスな機構だと思います。また、“時間を止める” という逆説の美学が、メゾンの自由な精神に通じています」(松任谷さん)
「定番コレクション『アルソー』に新機構を融合し、ハーフスケルトンで構造美を可視化している。中間色のブラウン・デゼールにメゾンの色彩感覚が表れています」(柴田さん)
菊池さんは、「非対称のラグや躍動的なタイポグラフィーなど、均整ではなくリズムで構成されている」と絶賛。平山さんは、「豊かな発想と時計製造技術の融合」と評価します。
想像力や遊び心を時計づくりに持ち込む。その軽やかな発想こそが、メゾンの本質を表しているのです。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、PT=プラチナ、WG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールド、RG=ローズゴールド、SS=ステンレススティール、DIA=ダイヤモンドを表します。
※掲載されている商品の価格は、2025年11月14日現在のものです。
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)

















