「山柄」ってなんと読む?「やまがら」ではありません!
今週木曜、12月11日は国連が定めた国際デーのひとつ『国際山岳デー』で、日本では『国際山の日』とも呼ばれております。現在、森林伐採や山の荒廃による諸問題の深刻化を受け、国際社会が山岳地域の環境保全と、持続可能な開発について考えるための呼びかけがなされており、この国際デーを起点に、山岳地域への関心を高めるためのイベントが、世界各地で行われています。
ということで本日は「山」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。
【問題1】「山柄」ってなんと読む?
「山柄」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「山のようす。その山の風格」という意味です。
<使用例>
「富士山の山柄については、人によって魅力を感じるポイントが、さまざまあるようです」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 山柄(やまから) です。
「人柄(ひとがら)」は「がら」と濁りますが、「山柄(やまから)」は「から」と濁らずに読みます。こちらは慣用的な読み方ですので、間違えてしまった方は、正解をこのまま覚えてください。
さて、二問目は、山偏の漢字「屹」の入ったクイズです。
【問題2】「屹度」ってなんと読む?
「屹度」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:副詞で「確かに。必ず」「表情や態度などが厳しいさま」「行動・状態にゆるみのないさま」「急に。とっさに」などの意味で広く使われます。
<使用例>
「この空模様だと、屹度、じきに雨が降るでしょうね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 屹度(きっと) です。
「きっと」というお馴染みの副詞に、このような漢字表記があること、驚いた方もいらっしゃるかもしれませんね。文学などでは意図的にこの表記を用いているケースも見かけます。「屹度(きっと)」が、実はとても強い言葉なのだ、ということを感じる表記ですね。
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本日は、12月11日『国際山岳デー』『国際山の日』にちなんで、
・山柄(やまから)
・屹度(きっと)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/国際連合広報センターホームページ/山と渓谷オンラインホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















