『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしをご紹介します。第151回は、「スカーフ活用術」にクローズアップします。「スカーフは首に巻くのが定番ですが、どうしても顔まわりはハードルが高い印象も。そこで今回はスカーフに別の方向からアプローチします」(望月さん)ご自身によるコーディネート実例&解説とともにご覧ください。

 
望月 律子さん
スタイリスト
(もちづき りつこ)雑誌『Precious』ほか、ファッション誌を中心に活躍中。リアリティと程よいトレンド感を備えたスタイリングは働く大人から高い支持を得ている。2021年秋にファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」をオープン。著書『望月律子のBASIC THEORY』(ワニブックス)が好評発売中。

■1:ベルト代わりにプラスしてコンサバ回避

ファッションニュース_1,大人コーデ_1,スカーフ_1
トレンチにグレイッシュなトーンのスカーフを効かせて。

「寒くなってくるとどうしてもコートがメインになりがち。スカーフでシルクの艶感をウエストに足すだけで、重い印象のロング丈のコートに軽やかさがでてコーディネートが盛り上がります」(望月さん)

春夏に続きトレンドアイテムでもあるスカーフ。ラグジュアリーブランドのランウェイでも首ではなく、頭やバッグに巻いていたのが新鮮でした。こちらのようにウエストに持ってきても存在感を発揮し、冬スタイルがぐっと華やかに。

■2:三角に折ったスカーフで腰に旬のアクセント

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スカーフ一枚でシンプルコーデの洒落感がグッとアップ!

「トレンドである腰巻きのアレンジは、カジュアルなスタイリングはもちろん、シンプルシャツとパンツの組み合わせにもおすすめ。巻くだけでレストランでの食事にも相応しい、ドレスアップ仕様なムードに。同じスカーフを首に巻いてしまうとちょっと古い感じになってしまいがちですが、三角に折ってアシンメトリーにあしらうと今っぽく、こなれた印象になります」(望月さん)

海外スナップで最近よく見かける腰巻きアレンジ。ベースがモノトーン配色だとどんなスカーフでも合わせやすく、大人も取り入れやすいバランスですね。


人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第151回は「スカーフ活用術」にフォーカスしました。

取り入れたいけれどややハードルが高いイメージのスカーフ。そんな人こそぜひトライして欲しい”スカーフの最旬活用法”をご覧いただきました。一点投入で存在感の大きいスカーフは首元だけではもったいない!ぜひご紹介した進化系アレンジで、今どきなあしらい方をマスターしてみてください。

●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。

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料金:1名/¥11,000、2名以上/1人¥5,500(MAX 3名まで予約可能)

問い合わせ先

Allons-y(アロンズィ)

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PHOTO :
黒石あみ(小学館)
WRITING :
神田朝子