【目次】
- 2026年の干支は「丙午(ひのえうま)」! まずは基本をチェック
- 「丙午の意味とは?」なぜ“怖い”と言われてきたのか
- 「丙午生まれの人の性格・特徴」実は魅力たっぷり
- 「2026年の運勢は?」丙午年の全体運&過ごし方アドバイス
- ビジネスメールにも使える!丙午をポジティブにとらえる言葉選び
【2026年の干支は「丙午(ひのえうま)」! まずは基本をチェック】
2025年も残すところあと数時間。来年の干支(えと)は「午(うま)」、しかも「丙午(ひのえうま)」に当たります。「丙午」を深く知るために、まずは「干支」について解説しましょう。
■「午(うま)」は「馬」?
現代では「干支」といえば、12種類の動物(厳密には動物ではないものもあります)を表す十二支を、それぞれの年に当てはめた暦を指しています。
十二支とは…
子(ねずみ)、丑(牛)、寅(虎)、卯(うさぎ)、辰(龍)、巳(蛇)、午(馬)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(いのしし)
改めて見てみると、どの漢字も一見、動物を表しているようには見えませんね。 来年の干支である「うま」にしても、なぜ「牛」と混合されやすい「午」の字が当てられたのでしょうか? 紛らわしいですよね!
実は、十二支はもともと動物を表す言葉ではありませんでした。古代中国で「子・丑・寅・卯……」は、暦、時間、方角、さらに農作業の節目を示す抽象記号であり、単なる記号だったのです。それがなぜ、動物を表すようになったのかといえば…中国文化を周辺の地域に伝えるにあたり、「記号を覚えやすくするために、象徴として、縁のある動物を当てはめた」ともいわれています。
いずれにせよ、2026年は「午(馬)」の年です!
■丙午とは
先に説明した通り、現代では「干支」といえば12種類の動物として表されていますが、本来、干支は十二支のみで構成されるものではなく、十干(じっかん)と十二支を組合わせたもので、「十干十二支」とも呼ばれています。十干とは甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称。十二支と十干の組み合わせですから、全部で60種類が順番に巡っているわけです。
そして来年(2026年)は、十干十二支で「丙(ひのえ)午」に当たります。
【「丙午の意味とは?」なぜ“怖い”と言われてきたのか】
■アイコンは「八百屋お七」
「丙午」というと、昭和のころまでは「この年に生まれた女性は気性が激しい」「7人の夫を食い殺す」といった迷信が存在していました。もちろん、何の論拠もないことですよ。とはいえ、迷信の影響も大きかったとされ、60年前の丙午の年(1966年)には日本各地で産み控えが起こり、出生数は前年の約182万人より約46万人も減少しました。
そもそも、十干十二支には、それぞれ陽と陰の性質があり
・丙(ひのえ):陽の火の性質
・午(うま):陽の火の性質
「丙」と「午」、双方が火の性質をもつことから、火の力を象徴する年といわれています。
人々が迷信を強く信じるようになった要因は、浄瑠璃や歌舞伎のヒロインとして有名な「八百屋お七」にあると言われています。ストーリーをごく簡単にご紹介すると…
八百屋お七は、本郷にある八百屋の娘です。天和2年(1682)の大火の際に、避難した寺で出会った吉三郎という男に恋心を抱き、再び彼と会いたい一心で、江戸の街に自ら付け火をし、その罪で火刑に処されてしまいます。
このお七について、浄瑠璃作家・紀海音(きのかいおん)の作品などで「1666年(寛文6年)の丙午生まれ」と描かれたことから、火災の迷信と結びつき「丙午の女性は気性が荒く、惚れた男を滅ぼす」という迷信の象徴として語られるようになりました。ただし、実はお七の実際の生年には諸説あり、お七が丙午の生まれという説には不確かな点が多いようです。
【「丙午生まれの人の性格・特徴」実は魅力たっぷり】
前回の「丙午」は1966年(昭和41年)。今年還暦を迎える世代に当たります。1966年といえば、日本が高度経済成長の只中にあり、社会全体が大きな目標に向かって前進していた時代。その年に生まれた人たちは、変化のスピードが速い環境のなかで育ち、時代の転換点を自分の力で乗り越えてきた世代ともいえるでしょう。
丙午生まれの人の特徴としてよく挙げられるのが、行動力の高さ、決断の早さ、そして自立心の強さ。状況を見極めながらも、必要とあらば一歩踏み出すことをためらわないタイプが多いとされています。
その傾向は、1966年生まれの著名人たちの歩みにもよく表れています。たとえば、世界的スーパーモデルとして1990年代のファッション界を牽引した シンディ・クロフォードは、単なるモデルにとどまらず、ビジネスや社会貢献の分野にも活動の幅を広げ、自身のブランド価値を確立してきました。与えられた役割に甘んじるのではなく、自ら道を切り拓いてきた姿勢は、丙午生まれの行動力を象徴する例のひとつです。
同じく1966年生まれのハル・ベリーは、アカデミー主演女優賞を受賞した初の黒人女優として映画史に名を刻みました。困難な状況や固定観念に直面しても、それを突破して新たな地平を切り開いてきたキャリアは、「逆境に強い」「自分の人生を自分で切り拓く」という丙午生まれの特徴と重なります。
こうした例から見えてくるのは、丙午生まれの人たちがもつ、強さとしなやかさの同居です。情熱的でエネルギッシュでありながら、自分の軸をもち、時代の流れに合わせて形を変えていく。そのバランス感覚こそが、多くの人を惹きつけ、長く第一線で活躍し続ける理由なのかもしれません。
迷信として語られてきたイメージとは裏腹に、丙午生まれはむしろ、変化の時代にこそ力を発揮する魅力的な世代。積み重ねてきた経験と行動力を武器に、これからも自分らしいペースで人生を切り拓いていく――そんな姿が自然と想像されます。
【「2026年の運勢は?」丙午年の全体運&過ごし方アドバイス】
十干十二支や陰陽五行説の考え方では、年ごとに「気の傾向」や「流れの特徴」があるとされてきました。2026年の「丙午(ひのえうま)」は、十干の「丙」も十二支の「午」も、ともに「陽の火」に属する組み合わせです。そのため、古くから「火の気が強い年」「物事が一気に動きやすい年」と説明されることが多くありました。
ここで言う「火」とは、破壊や災厄を意味するものではなく、物事を進めるエネルギー、変化を起こす推進力、停滞を打ち破る力の象徴です。丙午年は、流れが速く、決断や行動が求められやすい年回りと考えられてきました。
■ 丙午年の全体的な空気感
・動きが早く、状況の変化が起こりやすい
・迷いよりも「決めること」が重視される
・新しい流れや役割が生まれやすい
・先延ばしにしてきた課題が表に出やすい
こうした特徴から、丙午年は「落ち着いて守る年」というより、流れを読みながら、柔軟に舵を切っていく年と捉えるとよいでしょう。
■ 丙午年を心地よく過ごすための考え方
火の気が強い年は、勢いに任せすぎると消耗しやすい一方、適切に使えば、大きな前進につながります。
意識したいポイントは次の3つです。
・決断を先送りしすぎない
完璧を待つより、方向性を定めて動くことが流れに合います。
・余分なものを抱え込みすぎない
役割・習慣・人間関係など、見直せるものは整理を。
・心身のコンディション管理を最優先
エネルギーの消耗が激しくなりやすいため、休息も戦略のひとつです。
■ ビジネスシーンで意識したい視点
丙午年は、「変化への対応力」が問われやすい年とも言われます。新しいプロジェクトや体制変更、役割の転換などが起こりやすい一方で、自ら動くことでチャンスをつかみやすい年でもあります。
大切なのは、勢いに流されるのではなく、自分の判断軸をもつこと。火の年のエネルギーを「燃やされる側」ではなく、自分の意志で使う側に立つ意識が、結果を左右します。
【ビジネスメールにも使える!丙午をポジティブにとらえる言葉選び】
「丙午」の空気感をポジティブな言葉に言い換えてみましょう。
・物事が一気に動き出す、転換の年
・情熱と活力に満ちた年
・停滞を打ち破る推進力のある年
・新しい流れが生まれる年
・挑戦が追い風になる年
・古いものを手放し、新たに生まれ変わる年
・改革と刷新の年
・次の60年へ向けたスタートライン
■新年の挨拶メールに「丙午」を使うなら…
「本年は「丙午」にあたり、古くから物事が動き出し、
新たな流れが生まれる節目の年とも言われております。
変化の多い時代ではございますが、この年が持つ前向きなエネルギーを追い風に、
より一層価値あるご提案と誠実な対応に努めてまいる所存です」
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「本年は「丙午」にあたり、
物事が大きく動き、新しい流れを生み出す力をもつ年ともいわれています。
変化の多い環境ではありますが、この節目の年を前向きな挑戦の機会と捉え、
チーム一丸となって次のステージを目指していければと思います」
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「本年は「丙午」の年にあたり、
古くから節目として、新たな動きが生まれる年ともいわれております。
私どもといたしましても、この流れを前向きに捉え、より一層お役に立てるご提案と、
安定したサービスの提供に努めてまいる所存です」
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2026年は「丙午」。物事が一気に動き出し、新しい流れが生まれやすい転換の年といわれています。だからこそ、年末年始のひとときを単なる休息で終わらせるのではなく、これまでの一年を静かに振り返り、これから先の選択を整える時間にしたいものです。
忙しい日々のなかで培ってきた経験や判断力は、すでに大きな強み。心身をベストな状態に整え、余分なものを手放すことで、次に進むためのエネルギーは自然と満ちていきます。変化を恐れるのではなく、自分の意思で舵を取る――そんな姿勢が、丙午の年の流れを味方につけてくれるはず。
新しい一年を、軽やかで前向きな気持ちとともに。2026年が、自分らしい挑戦と確かな前進に満ちた一年となりますように。
※本記事における運勢や年回りの解説は、十干十二支・陰陽五行説という東洋思想に基づく一般的な考え方を紹介するものであり、特定の結果や出来事を断定するものではありません。
※「丙午」は本来、十干十二支や陰陽五行説に基づく東アジアの思想体系による考え方です。上記で挙げた海外の著名人の例は、丙午という概念を直接的に当てはめるものではなく、同じ1966年生まれの人物の歩みを通して、その世代が持つ共通の時代性や傾向を読み解くための参考例として紹介しています。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料:『日本国語大辞典』(小学館) /『デジタル大辞泉』(小学館) /『日本大百科全書 ニッポニカ』(小学館) /kanjicafe(https://www.kanjicafe.jp) :

















