ベルギー王室御用達ショコラティエ・ピエール マルコリーニ氏が率いるショコラトリー「ピエール マルコリーニ」。カカオの産地を訪問し、農家から買ったカカオでチョコレートを作る「Bean to Bar」の先駆者です。
現在ではその概念を一歩進め、サステナビリティとエシカルを重視した「Bean to Home」という概念を掲げています。その根底には、マルコリーニ氏の「カカオ生産者からお客様の手に渡るまで、チョコレートに関わるすべての人に幸せになってほしい」という思いがあります。
そんな「ピエール マルコリーニ」は、日本上陸25周年を迎えました。日本に特別な思いを抱くマルコリーニ氏は昨年、日本中を旅したのだそう。その結果、2026年のバレンタインコレクションには、日本にインスパイアされた新作が多数盛り込まれています。
メディア向けの発表会に参加したPrecious.jpライターの感想を交えつつ、「バレンタインコレクション 2026」をご紹介します。
日本に着想を得たチョコレートが15種!ピエール マルコリーニの「バレンタインコレクション2026」
25周年記念テーマは「Merci de tout Coeur 心からありがとう」。日本で多数の人から愛されていることに感謝の思いを込めた特別なコレクションが展開されています。
■1:すべて新作! 日本を旅して作り上げた「コフレ アニヴェルセール ヴァンサンカン ジャポン」
越前和紙を使用した高級感ある箱にアソートされたのは「コフレ アニヴェルセール ヴァンサンカン ジャポン」。コッパーの25の数字が大きくプリントされ、特別感を引き立てています。
「沈黙の味わい」や「潮騒」など、和風の名前がついた9種の新作チョコレートは、俳句をイメージして名付けられています。発表会では、使用する食材の生産者に会いに行き、そのすべてが感動だったと何度も語るマルコリーニ氏が印象的でした。
「柚子雫」は徳島県産ユズを使ったホワイトチョコレートガナッシュとミルクチョコレートの組み合わせ。ミルクチョコレートの中から、ユズの香りと酸味があふれ出し、今、ユズの果肉を絞ったかのような錯覚に陥ります。近年、ユズはヨーロッパでも生産されているものの、香りがまったく異なるので、ぜひとも日本のものを使いたかったとマルコリーニ氏は語っていました。
徳島産のスダチを使用した「光陰」は、黒ゴマのガナッシュが支えています。寒暖差のある徳島の山間地で生育したスダチは上質なのだそう。さわやかなスダチの香りと酸味の後に、力強い黒ゴマがやってきます。「余韻」は大阪で焙煎されているきな粉を、ピスタチオのプラリネと合わせ、上品な印象を残します。
「柑橘の輝き」は徳島産スダチとキンカン、焙煎ライスパフを合わせたどこか懐かしいチョコレート。軽やかなライスパフが楽しい余韻をもたらします。
鹿児島の100%有機栽培のほうじ茶を使った「焙煎の静寂」。香り高いほうじ茶と、燻製されたカシューナッツプラリネの薫香が至福の組み合わせです。静かに深く香る時間を堪能しましょう。
高知産のユズピールをコンフィにし、燻製カシューナッツプラリネと合わせた「冬霞」。力強い薫香に負けないユズの香りが冬の日本の情景を思わせるチョコレートです。
福井県の日本酒蔵「黒龍酒造」の「石田屋」を使用しているのが「沈黙の味わい」。日本酒の芳醇さをそのまま閉じ込めたかのようなガナッシュが味わえます。
「潮騒」は佐賀県の有明海苔とヘーゼルナッツを組み合わせたチョコレート。驚きの組み合わせですが、かすかな塩味のある有明海苔と香ばしいヘーゼルナッツは好相性。さらに、「涼風の記憶」は徳島産のスダチに、長野県産のそば茶、和歌山県産のミカン、サントメ産カカオのチョコレートを合わせています。カカオのフルーティーさと、柑橘の香りがマリアージュしています。
■2:人気のハート型ショコラにも新たな和フレーバーが登場!「コフレ ドゥ ココロ」
アシンメトリーのハート型のチョコレートがかわいらしい「コフレ ドゥ ココロ」。パッケージに書いてある「Merci de tout Coeur」のメッセージはマルコリーニ氏の手書きによるものです。こちらのシリーズには4種のフレーバーが新登場です。
「アズキ ヴィオレット」は、日本人の心象にある子ども時代の甘味としてアズキをとらえ、ベルギー人の子ども時代を象徴するスミレキャンディーを対応させた一品。ホワイトチョコレートの中に、アズキとスミレ風味のキャラメルが合わせてあり、静かに溶け合います。
山椒と赤シソでアクセントをつけた紀州梅酒ガナッシュが入った「プルニエ サンショウ」は、まろやかな甘みとかすかな刺激感にミルクチョコレートが絶妙なバランス。
ホワイトチョコレートをかじるとユズ、スダチ、ミカンのキャラメルがとろけるのは「アグリュム キャラメル」。さわやかな柑橘の酸味と香りを、キャラメルが優しく支えます。
ミルクチョコレートの中に、梨とバニラのガナッシュが入った「ヴァニーユ ポワール」。梨とバニラの甘い香りがとろけるやさしい口どけのチョコレートでした。
■3:生チョコをピエール マルコリーニ風に! 「ガナッシュ ピュール 5個入り」
日本の「生チョコ」からインスピレーションを受けて作り上げた、「ガナッシュ ピュール」。ガナッシュの味わいをダイレクトに感じられるチョコレートです。
コンゴ産カカオの力強い香りを楽しめる「コンゴ」も新作フレーバー。3種のナッツと共に、カカオの味わいを存分に楽しめるチョコレートでした。カカオの持つ特徴や魅力をダイレクトに感じたい方には、こちらがおすすめです。
■4:2026限定デザインポーチ入り「タブレット」も要チェック!
ポーチ付きで人気の高い「タブレット」が今年も登場。
ピエール マルコリーニのシグネチャー タブレットである3種のカカオを使用した「フルール ドゥ カカオ」、ピーカンナッツプラリネとローストしたピーカンナッツをダークチョコレートで包んだ「プラリネ ノワ ドゥ ペカン」、優しい口どけが楽しめる「ショコラ オ レ」の3種がラインナップしています。
チョコレートの味で選ぶか、ポーチの色で選ぶか、迷ってしまいますね。
■5:ハート型の缶入り「コフレ クール」も新デザイン!
きっと毎年の缶をコレクションしている方も多いであろう「コフレ クール」。愛らしいハートモチーフに、マルコリーニ氏の手書きメッセージがあしらわれた2026年限定デザインになっています。
アソートされているのは、新フレーバーの「クール ココロ アグリュム キャラメル」や、香ばしいナッツが楽しめる「プラリネ ピスターシュ」などの5種または9種。自分用にはもちろん、ギフトにもぴったりなサイズ感です。
全国の直営店やバレンタイン催事にて販売される「ピエール マルコリーニ バレンタインコレクション2026」。日本の食材を使っているため、日本人なら知っているものばかりですが、食べてみると「こんな魅力があったのか」と驚くフレーバーばかり。ぜひ、味わってマルコリーニ氏の旅路を感じてくださいね。
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- TEXT :
- 田中いつきさん フリーランスライター
- EDIT :
- 小林麻美

















