「焚き染める」ってなんと読む?「たきそめる」ではないですよ!
明日、2月12日は『ペニシリンの日』です。これは、1941(昭和16)年のこの日、英国のオックスフォード大学附属病院が、世界で初めてペニシリンの臨床実験に成功したことにちなんだ記念日です。
ペニシリンは1928(昭和3)年に英国の細菌学者フレミング博士によって発見された世界初の抗生物質で、20世紀における偉大な医学的発見のひとつとされております。特筆すべき点は「選択的毒性」という性質で、人間の細胞には影響を与えずに細菌の細胞壁の合成を阻害することが可能で、ペニシリンの発見により、以前は致命的だった多くの感染症の治療が可能になりました。医学研究の方向性を変えるほどのインパクトをもたらしたのです。…というところで本日一問目のクイズにまいりましょう。
【問題1】「黴菌」ってなんと読む?
「黴菌」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「人体に有害な細菌などの微生物の俗称。物を腐敗させ、病気のもととなるもの。転じて、汚いものや厄介なもののたとえ」です。
<使用例>
「ペニシリンは、身体のなかの菌のなかでも、悪い黴菌だけをやっつけることができる、というイメージね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 黴菌(ばいきん) です。
「黴」は、訓読みでは「かび」「かび(る)」と読みますが、「かびきん」という言葉はなく、「黴菌(ばいきん)」としか読みません。よく使われる言葉ですが、漢字だと意外とわからなかった方もいらしたのでは?
さて、2問目は「感染症」の「染」という字の入ったクイズです。
【問題2】「焚き染める」ってなんと読む?
「焚き染める」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「香を焚いて衣服などに染み込ませる」という意味です。
<使用例>
「ハンカチにお香を焚き染めるなんて、平安貴族のようで優雅ね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 焚き染める(た-き-し-める) です。
「染」の訓読みには「そ(める)」と「しみ(る)」がございます。「染める」という表記の場合、通常「(そ)める」と読みますが、今回の「焚き染める」に関しては「(お香のかおりを)染み込ませる」という意味で「染」を使用しておりますので、特殊な「焚き染める(た-き-し-める)」という読み方になります。
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本日は、2月12日『ペニシリンの日』にちなんで、
・黴菌(ばいきん)
・焚き染める(た-き-し-める)
の読み方、漢字の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















