英国のスタディルームを思わせるクラシックなインテリア。欅の一枚板のカウンターの奥の席から、ほのかに漂うシガーの香り。そして、寡黙なバーテンダー……。日常と切り離された時空に、ひとり浸りたくなったときに訪れる馴染みのバー。バックバーには、こだわり抜いて選ばれた銘酒が並ぶ。そこに、もうじき、1本の見慣れないボトルが姿を現す。

 それは、「ザ・グレンリベット コード」。熟成樽の種類や熟成年数、テイスティングノートなど、味わいに関する情報が非公開にされたまま6月18日に発売される、謎に包まれたシングルモルト・ウイスキーだ。

これを知らずしてシングルモルトは語れない!

全てのシングルモルトの原点「ザ・グレンリベット」

「ザ・グレンリベット」は、全てのシングルモルトの原点として、世界中のモルト愛好家に愛されている。

 スコットランド北東部のハイランド地方を流れるスペイ川。その流域、スペイサイドと呼ばれる地方にはウイスキーの蒸留所が集中しているが、そこで産出されるモルトウイスキーは、香り華やかで、洗練された品質が特徴とされる。

 中でも「ザ・グレンリベット」は、スペイサイドのリベット谷で1824年に政府公認第1号の蒸留所となって以来、全てのシングルモルトの原点として、世界中のウイスキー好きから愛され続けている。

 創業時からの伝統を受け継ぐ製法と風土、選び抜かれた原材料、ミネラル分に富んだマザーウォーター「ジョージー」の湧水、そして熟練した職人たちによって生み出される「ザ・グレンリベット」。モルト愛好家に認められる名酒の数々を世に送り出してきたが、近年の大きな話題は、謎に包まれた限定ウイスキーの発売。謎とは、熟成樽の種類や熟成年数、テイスティングノートなどの情報が秘められていることだ。

 これまで、2013年に「ザ・グレンリベット アルファ」、2016年に「ザ・グレンリベット サイファー」を、味わいに関する情報を非公開にしたミステリアスなウイスキーとして発売。その第3弾として6月18日に登場するのが、「ザ・グレンリベット コード」なのだ。

世界中のモルト愛好家から注目されている特別な1本『ザ・グレンリベット コード』

政府公認第1号の蒸留所となって以来、シングルモルトの頂点に立っている。

 このシリーズ誕生の発想は、知らされた情報に左右されることなく、味わう人が自分の感性を研ぎ澄まして、ウイスキーがもつ幾重にも重なるフレーバーやアロマを感じ、その本質を解き明かして欲しいという思いによるもの。その謎解きに挑戦しようと、間近に迫った『ザ・グレンリベット コード』の登場を心待ちにしているウイスキー愛好家は多い。

 実は、その発売に先駆けて、4月に東京と大阪で『ザ・グレンリベット コード』のテイスティングイベントが開催された。ザ・グレンリベット インターナショナル・ブランド・アンバサダーのイアン・ローガン氏のレクチャーによるブランディングテイスティングや、趣向をこらしたザ・グレンリベットにまつわる謎解きに、参加者たちが果敢に挑戦。会場を出てからもしばらく余韻が残る、ミステリアスで素敵な時間を過ごした。

 もちろん、「ザ・グレンリベット コード」の味わいに関する謎解きの正解は、いまだ非公開。テイスティングに自信があるウイスキー愛好家も、特別な味わいと時間を楽しみたいというソフトなウイスキー好きも、6月18日を過ぎたら、馴染みのバーのカウンターにつき、「ザ・グレンリベット コードをストレートで!」とオーダーしてはいかがだろう。

 差し出されたグラスを手にしたら、まずは光にかざして琥珀色の透明度を確認。それから深呼吸をするように香りをかいで……。寡黙なバーテンダーを前に、ゆっくりと謎解きを楽しみたい。

※6月18日発売の『ザ・グレンリベット コード』は日本国内2380本限定発売。バーをはじめとする業務市場展開。だだし、取り扱いのないバーもあるのでご注意を!

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この記事の執筆者
音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。
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