「花」をテーマに、現代アートと伝統工芸がコラボレーションする展覧会が7月1日より開催

現代美術家・谷口広樹氏の「絵画」と、京都西陣 八代目・澤屋重兵衛氏の「帯」で魅せる、「花」をテーマとした展覧会「儘花(まま はな)自由気ままに MAMAHANA-Dedicated to Flowers」が、ホテル椿山荘東京「アート・ギャラリー」にて7月1日より開催されます。

「儘花(まま はな)自由気ままに MAMAHANA-Dedicated to Flowers」 左:谷口広樹 路地裏で輝くことこその意味 ミクストメディア 右:澤屋重兵衛 古代錦帯 清雅の丸

現代アーティストの谷口広樹氏は「花」を、「生命力が凝縮された、自然への畏敬を思い起こさせる、宇宙にまで繋がる自然物である」と解釈。谷口氏の作品の特徴でもある、絵具の滲みや掠れ、溜まりなどがつくるさまざまな表情を「装飾」として捉え、抽象・具象という概念を超えた「花」を創作しています。

谷口広樹 左から「「スタンダードに仕上がるよりも少し味があった方がよい」2017 ミクストメディア」 「開花の速度」2013 顔料、メディウム 「私の浄土」2013 顔料、メディウム

澤屋重兵衛氏は、240年来の京西陣の伝統を継承し、糸に色を染め、その素材を織ることによって、森羅万象を図案・文様化し、帯や着物を生み出している織物のプロ。着物と帯が身体を装飾するまでを作品とし、その技術を現代に引き継いでいます。さらに「絞める帯」から「感じる帯」へと展開させ、「帯」を「絵画」のように鑑賞する、「おびがく」を確立させました。

澤屋重兵衛 左から「古代錦袋帯 宝相華文」 「古代錦袋帯 瑞鳥(左)、牡丹の華(右)」 「古来錦袋帯 南の国」

花×織物のiPadケースや財布もお目見え

大きな空間のギャラリーで、趣向を凝らした展示により、ふたりの巨匠による現代感覚にマッチした本格的な「和」のコンテンポラリー作品を楽しむことができます。また、今回は澤屋氏の「帯」からつくられた、名刺入れやiPadケースなどのデイリー小物の販売もあるそう。

左:iPadケース 右:名刺入れ

「花」をモチーフに絵と帯がコラボレーションする本展覧会は、過去の伝統文化と現代の感覚を自由に往来しながら、日本人が生来持っている和の「装飾性」を楽しむことができる絶好の機会。

ぜひ、初夏の椿山荘の青々しい庭園を楽しみつつ、ゆったりとお茶でもしながら、本展覧会を楽しんでみてはいかがでしょうか? 7月3日と9日にはギャラリートークも開催され、つくり手の思いを直接拝聴することもできます。

お茶をするなら椿山荘のロビーラウンジ 「ル・ジャルダン」で

ロビーラウンジ「 ル・ジャルダン」/ホテル椿山荘東京

初夏の青々しい庭園を眺めることができるロビーラウンジ 「ル・ジャルダン」。和のわびさびを感じさせる空間が広がりつつ、ヨーロピアンテイストのエレガンスな家具がお出迎えをしてくれるというギャップも、印象的です。季節感あふれるスイーツが並ぶ「アフタヌーンティー」は、ぜひ味わっていただきたいメニューです。

自家製スコーンなどアフタヌーンティーと共に優雅なメニューも充実

展覧会詳細

  • 「儘花(まま はな)自由気ままに MAMAHANA-Dedicated to Flowers」
  • 会期:2018年7月1日(日)~7月17日(火)(会期中無休)
  • 午前10時30分〜午後6時30分
  • 主催:アートギャラリー アルティスタ(東京・青山)
  • ギャラリートークも開催されます
    2018 年7月3日(火) 午後3時~ 澤屋重兵衛氏
  • 2018 年7月9日(月) 午後2時~ 谷口広樹氏+澤屋重兵衛氏
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谷口広樹さん
アーティスト
(たにぐち ひろき)東京藝術大学大学院を修了後、デザインのフィールドでグラフィックデザインやイラストレーションの仕事に邁進しながらもクリエイションの大元である「絵」という概念に常にこだわりを持ち、1999 年からはファインアートのフィールドにおいても作品を発表。洋の東西、抽象や具象、アナログやデジタル、ファインやデザイン、といったカテゴリーも、また、マテリアルやメディアといったものにもこだわらず、融通無碍に創作し発表を続けている。homosapiensaru
澤屋重兵衛さん
西陣織澤屋八代目
(さわや じゅうべえ)安永5年(1776年)創業240年以上に渡る織物業を継ぐ八代目の澤屋は、西陣でも最も古い機屋のひとつ。澤屋の代表的な古代錦袋帯を中心に着物をトータルで提案する重兵衛コレクションを1990年に立ち上げ、全国各地で延べ1500回以上の個展を開催している。作品発表の空間プロデュースも自らが手がけ、シンプルに素材と色にこだわり、ほんものを創り続けることで独創的な「きもの」の世界を表現。http://www.sawaya.jp/
この記事の執筆者
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