【目次】

【「ふりかけの日」とは?「意味」「由来」を簡潔に解説】

■「いつ」?

「ふりかけの日」は5月6日です。

■「意味」

ふりかけは「日本の食文化」のひとつ。「ふりかけの日」は、そのおいしさや利便性、栄養面での価値を再認識し、ふりかけの魅力を再発見するための記念日です。

■「由来」は?

大正時代に日本初のふりかけを考案したのは、熊本県の薬剤師・吉丸末吉(よしまる すえきち)だとされてきました。この功績をたたえ、「ふりかけの日」は吉丸氏の誕生日(1887年5月6日)にちなみ、制定されました。

■「誰が」決めた?

ふりかけを国内外に広める活動を行う一般社団法人国際ふりかけ協議会(IFA)が、2015年に制定し、一般社団法人日本記念日協会によって認定登録された記念日です。


【「ふりかけの日」制定の背景】

■ふりかけの元祖は「御飯の友」

ふりかけのルーツについては諸説あり、現在も再検証が進められていますが、熊本の薬剤師・吉丸末吉氏が考案した「御飯の友」が最も古い形態のふりかけ、つまり元祖として広く知られています。

■吉丸末吉氏の功績を称え「ふりかけの日」制定

「ふりかけの元祖=御飯の友」であることを、町おこしの一環として全国に広めようと思いついたのが、熊本市でした。2013年に「ふりかけ発祥の地」として、地元企業を中心に一般社団法人国際ふりかけ協議会(IFA)を設立。ふりかけのルーツである「御飯の友」を考案した薬剤師・吉丸末吉氏の功績を後世に伝えるため、彼の誕生日である5月6日を「ふりかけの日」として制定したのが、この記念日が誕生した背景です。

■世界へ羽ばたく「ふりかけ文化」

IFAでは、ラオスやタイなどのアジア各国の小中学校に、ふりかけを贈る支援を行っています。現地は米食ではありますが学校給食がなく、子どもたちは弁当持参。ふりかけでミネラル不足を補ってもらうのと同時に、ふりかけを「FURIKAKE」として世界に通用する食文化に育て上げるという、グローバルな目標を掲げています。


【「ふりかけ」の「歴史」とは?誕生から広がりまで】

《早見表》

時代 出来事
1913年 「御飯の友」誕生
戦時中 保存食として普及
1950年代 のりたまなど商品化が進む
現代 多様なフレーバー展開

■「ご飯の友」誕生のきっかけは、日本人の栄養補助

「ご飯の友」が誕生したのは1913(大正2)年。当時の日本は食料不足の時代であり、特にカルシウムが慢性的に不足していました。そこで吉丸氏が考案したのが「魚(“いりこ”など)を骨ごと細かくし、美味しく味付けをしてご飯にかけて食べる」という発想から生まれた「御飯の友」だったのです。

魚の骨を粉末にして醤油などで味付けし、青のりやゴマを混ぜた「ご飯の友」は、魚嫌いな子どもでも美味しく栄養を摂取できるように工夫されていました。今で言う「サプリメントの先駆け」のような存在だったのですね! 誕生当初はごく小規模な生産だった「ご飯の友」は、口コミで次々に評判となり、100年以上経った今でも、当時の製法を守って製造されています。

■保存食としての「ふりかけ」の普及

ふりかけは保存性が高く軽量であることから、戦時中は軍用食としても活用されました。当初は「瓶詰め」が主流で、高級品として扱われていた時期もあったそうです。

■戦後の「ふりかけ」ブーム

戦後、1950年代に入ると「三島食品のゆかり」や「丸美屋ののりたま」など、現在も愛されるロングセラー商品が次々と誕生。プラスチックフィルム製の袋入りも登場し、より手軽で安価な家庭の味として、全国に定着していきました。


【ビジネス雑談に役立つ「ふりかけの日」と「ふりかけ」の雑学】

■ふりかけは「薬局」で売られていた?

ふりかけのルーツとされる「御飯の友」は、薬剤師の吉丸氏によって考案されたため、当初は食品店ではなく薬局で販売されていました。おいしいおかずというよりも、カルシウム不足を解消するためのサプリメント的な扱いだったのですね。

■「ふりかけ」という名称に統一されたのは1960年代

それまでは「御飯の友」「花かつお」「露の友」など、各メーカーが独自の名称で呼んでいた乾燥粉末食品が、「ふりかけ」という共通の呼称に統一されたのは1960年代以降のことです。

■「元祖」を巡る熱い議論は継続中

実は現在、ふりかけ業界では「元祖」を巡る興味深い議論が続いています。長年、「ふりかけの日」の由来でもある「御飯の友」がふりかけの元祖とされてきましたが、全国ふりかけ協会は広島の田中食品(『旅行の友』を販売)からの異議申し立てを受け、2022年に「ご飯お供の元祖認定」を取り消しているのです。現在は「御飯の友」の歴史は否定せず、あらためて最古の承認を求める田中食品の「旅行の友」のほか、全会員から情報を集めて再調査をしているそうです。

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「ふりかけの日」である5月6日は、ゴールデンウィーク最後の日。また明日から、慌ただしい日常が始まります! いつものルーティーンを円滑にこなすエンジンがかかるまで、手軽に栄養を補えるふりかけの存在はありがたいものです。

最近では、定番の味に加えて、ご当地ものや驚くような進化系フレーバーも続々と登場しています。お気に入りの味を見つけるもよし、歴史に思いを馳せて元祖の味を試してみるもよし。5月6日は、ふりかけの奥深い世界を楽しむきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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参考資料: 一般社団法人 国際ふりかけ協議会(https://www.ifa-furikake.jp) /一般社団法人日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp) /株式会社フタバ(https://www.gohannotomo.co.jp) /産経新聞「きょうは「ふりかけの日」 小麦の高値続く中、米食回帰なるか」(https://www.sankei.com/article/20220506-D5RVALNTZFPSZEVGO3X5AZRROI/) /日本食糧新聞「全国ふりかけ協会、3年ぶり総会で原料高を確認 元祖認定は取り下げて再調査」(https://news.nissyoku.co.jp/news/yoshiokau20220627015509108) :