「八百八橋」ってなんと読む?「はっぴゃくはっきょう」ではないですよ!
明日・5月2日は、令和8年の『新茶の日』『緑茶の日』です。古来、立春から数えて88日目の「八十八夜(はちじゅうはちや)」に摘んだお茶は上等なものといわれ、この日に新茶を飲むと長生きする、と言い伝えられてきた歴史にちなんだ記念日です。明日は、今年の八十八夜でもあるのです。日本のお茶のおいしさは、世界的に注目されておりますから、この機にぜひ、新茶を召し上がってみてくださいね。
ということで、本日は「八」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「八百八橋」ってなんと読む?
「八百八橋」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「大阪の、河川・運河に囲まれた地形と橋がたくさんあることを言う語」です。
<使用例>
「大阪八百八橋は商人の町!手に入らないものはありません!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 八百八橋(はっぴゃくやばし) です。
江戸時代、江戸に関しては、市中に町がたくさんあることから「八百八町(はっぴゃくやちょう)」という言い回しがありました。「八百八橋(はっぴゃくやばし)」は、これに呼応するように大阪を表現した言い回しで、「水運で栄えた商都」を表現しています。「八百八(はっぴゃくや)+○○」という言い回しは「○○が多い」ことをいう定型的な言葉で、たとえば「八百八品(はっぴゃくやしな)」といえば「品数が豊富であること」を意味します。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「口八丁」ってなんと読む?
「口八丁」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「しゃべることの巧みなこと。また、そのさま」という意味の言葉です。
<使用例>
「あの人は口八丁だから、言いくるめられないようにね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 口八丁(くちはっちょう) です。
「口八丁」は「口(部位)+八丁(「達者」の比喩)」という構成の言葉で、「口が達者」という意味です。「八丁」は「八丁の道具を使いこなすほど」という「巧みさ」の比喩表現です。
『八十八夜』もそうですが、「八」は日本語の歴史的に、「末広がり」の形から「吉数」と考えられてきた側面、また、「多い」というイメージの比喩としても使われてきた側面があり、今回おさらいした「八百八(はっぴゃくや)」「八丁(はっちょう)」のような「イメージとしての役割」を持ついろいろな表現に使われています。
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本日は、5月2日、令和8年の『八十八夜』『新茶の日』『緑茶の日』にちなんで、「八」という字の入った日本語から、
・八百八橋(はっぴゃくやばし)
・口八丁(くちはっちょう)
の読み方、言葉の背景などをひもときました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















