【目次】
【ゴミの日とは?意味・由来を簡潔に解説】
■5月3日は「ゴミの日」
ズバり語呂合わせです。5月3日を「5(ゴ)」「3(ミ)」と読んで「ゴミの日」というわけです。
■「ゴミの日」の意味
実は、「5(ゴ)」「3(ミ)」「0(ゼロ)」と読む5月30日もゴミ関連の日。こちらは「ゴミゼロの日」として、「出さない」「拾う」「3R(リデュース・リユース・リサイクル)を心がける」などを訴え、アクションを呼びかけています。
5月3日の「ゴミの日」を制定した団体などは不明ですが、この前後の日には「ゴミの日」にちなんだキャンペーンやイベントが行われることも。GW中の憲法記念日で祝日(国民の休日)なので、仕事や学校などが休みという人も多いでしょう。普段はなかなかできない片付けや、廃棄する生活ゴミや家具などの処分を考え、実行するのにいい日ではないでしょうか。
【ゴミの日の背景|なぜこの記念日が生まれたのか】
■日本人は記念日好き!
一般社団法人日本記念日協会には、2023年10月末時点で2600件を超える記念日が認定登録されているのだとか。これは企業や団体、個人などが申請して認定・登録された数です。このほか、端午の節句(こどもの日)や七夕といった節句も記念日といえるでしょう。
どんなことでも「記念日」にして、祝ったり楽しんだり、「ゴミの日」のように社会的意義のある日として考えたり行動に移したり…ということが歴史的に行われてきた日本は、“記念日好き体質”だといえそうですね。
■「語呂合わせ」という文化
日本語には音読みと訓読みがあるだけでなく、ひとつの漢字を複数読むことがあります。それは数字でも同じで、「1」は「いち/ひと/ひ」、「3」は「さん/み」、「5」は「ご/いつ」といった具合。複数の読み方を駆使すれば語呂合わせがしやすい、ということでしょうか。他国ではあまり多くない語呂合わせを、日本人は面白がるのです。こういった言葉遊びは、日本文化のひとつといってもいいかもしれません。
■「ゴミの日」が生まれたわけ
観光地や行楽地では、人出の多さに比例してゴミの量が増えるのがお約束――なのですが、これを放置しておくわけにはいきません。特にオーバーツーリズムが叫ばれる近年は、来訪者の増加に伴い、ポイ捨てや置き捨て、無分別といったごみ問題が深刻化しています。
こうした背景を踏まえ、企業や団体、行政などがゴミについて考える日として「ゴミの日」を活用していると思われます。
【ゴミ問題の現状|私たちの暮らしとの関わり】
■毎日レタス1個分のゴミ!
日常生活のなかで、私たちはどれくらいのゴミを出していると思いますか? 環境省が昨年(令和7年)3月27日発表した報道資料によると、ひとり1日当たりのごみ排出量は851gで、前年度より3.2%減少しています。家庭系ごみに限定すると、排出量は475gで前年度より4.2%減。ゴミ問題が叫ばれるなかで私たちの意識や行動が良い方向に向かっていることの証ではありますが、家庭内ではひとり当たり中サイズ(14×9cm程度)のレタス1玉くらいのゴミを出していることになります。
この数字を多いと感じるか、意外と少ないと感じるか…は、個人のゴミへの取り組み方によって異なるでしょう。
■ごみ処理能力にも限界が…
ゴミの焼却によって大量の二酸化炭素が排出され、ゴミの運搬にも多くのエネルギーを消費しています。これらは地球温暖化の原因のひとつ。また、不法廃棄物やプラスチックゴミが海洋環境や生態系に悪影響を及ぼしていることも事実です。途上国では、埋め立て地に投棄され続けるゴミが近隣住民に健康被害をもたらしているという状況も報告されています。
令和5年度末現在のごみ焼却施設の状況を見ると、施設数は前年より1.2%減の1004施設。ごみ処理事業経費は22912億円で前年比6.5%増と大きく増加。不要物の処理にこれだけの費用がかかっているとは…驚きです! やはり、ひとりひとりが「ゴミを減らす」ということに意識を向ける必要があるといえます。
【ゴミの日に考えたい|無理なくできる環境配慮の習慣】
ゴミの処分は、焼却したり地中に埋める以外にも方法があります。しかも、その処分がエネルギーに変わることも。こうした環境配慮を意識した話題は、ビジネス雑談にもぴったりです。
「3R」という言葉はご存知ですよね? 「Reduce(リデュース)」「Reuse(リユース)」「Recycle(リサイクル)」の頭文字を取った3つのアクションの総称です。持続可能な未来のためには、「リデュース=ゴミの発生や資源の消費自体を減らす」「リユース=ゴミにせず繰り返し使う」「リサイクル=ゴミにせず再資源化する」の3つの考え方へ意識を転換することが大切です。もちろん意識だけでなく、実際にアクションを起こすべき。
「ゴミの日」をきっかけに、身の回りでどんな「3R」が可能か考えてみては? 今すぐできそうなアクションをいくつか挙げますので、これをヒントに生活を見直してみるのもGWの有意義な過ごし方ではないでしょうか。
■リデュース
物を制作する際に使う資源の量や廃棄物の発生を減らすことで、廃棄するもの自体を減らすアクションです。
・ごみになるものを買わない、もらわない:マイボトルやエコバッグを携帯する、詰め替え可能な製品や簡易包装の製品を選ぶ
・長く使える製品を買う、手入れや修理をしながら長く大切に使う:頻繁に手入れする、修理可能な製品を買う、修理や仕立て直しを請け負う店を見つける
・レンタルやシェアリングを利用する:利用回数の少ないものは、レンタルやシェアリングシステムを利用
■リユース
使用した製品やその部品などを繰り返し使うことで、廃棄するものを減らすアクションです。
・フリーマーケットやガレージセール:不用品の再活用
・リターナブルビン:ビールやジュースなどの、回収後に洗浄・殺菌して繰り返し利用するリターナブルなガラスビン製品を選ぶ
■リサイクル
ゴミなどの廃棄物や不用品を、原材料やエネルギー源として有効に利用するアクション。不用品に手を加え、新たな価値や魅力を付加するアップサイクルも注目されています。
・資源として分別する
・資源ごみの効率的な分別回収を広める
・リサイクル製品を積極的に利用する
・使用済製品を回収する
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生ゴミなどの有機物を、微生物の力で分解して肥料(堆肥)にするコンポストは、ゴミの有効活用として注目されていることのひとつ。家庭用のコンポスト容器を使ったり、自治体の施設でコンポストづくりができる場合もあります。また、大きめの古い鉢と古土や、発泡スチロールの蓋つき箱と腐葉土などでも可能。手間と時間はかかりますが、ベランダ菜園をやっている人は、ゴミを活用する方法のひとつとしてトライしてみてはいかかでしょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料:『日本国語大辞典』(小学館) /『デジタル大辞泉』(小学館)/環境省(https://www.env.go.jp/)/環境省エコジン :

















