「現代から見たモダニズム」をテーマにしたユーモラスな作品を得意とするカナダ人アーティスト、ロドニー・グラハムからインスパイアされた、アクリスの2017-18年秋冬コレクションのテーマは「A Woman in a Coat with a Bag」。
ビジネスシーンで最も大切な第一印象を決定づける「コート」にフォーカスしたコレクションには、キャリア女性たちに向けたラグジュアリーかつ機能性を兼ね備えた新作がラインナップ豊富に登場します。さらに着こなしの表情を瞬時に変えるバッグ選びのコツをおさえれば、大人の余裕を感じさせる「抜け感」のあるコーディネート術が身につきます。
■エレガントなスタイルを活発的に着る「斜めがけ」テクニック
引き続き人気絶好調のマキシ丈コートですが、次シーズンは裏地のデザインが違います! まず、ワンピースと同柄の裏地を用いたルック(写真左)では歩くと翻る深スリットの表情の変化にまでこだわり、トータルコーディネートで魅せるグラデーションの美しさをドラマティックに表現しています。次に、贅沢にあしらわれたファーの裏地(写真右)! ボリュームの出やすいアウトラインをスリムに仕上げたパターンテクニックはさすがです。
どんなシーンでも隙を見せない究極にエレガントなコートに合わせたのは、斜めがけにしたバッグたち。シックに仕上がるワンハンドルやドレスバッグではなく、どこか不完全さを感じさせるカジュアルなバッグ選びは、現代のキャリア女性にフィットする、活発な着こなしに。
幅広いシーンに対応してくれるミニバッグと大きめトートバッグのダブル使いも、引き続き注目したい着こなしテクニックのひとつ。
さらに、オンモードをオフモードにシフトする上級テクニックとして注目したいのが太ベルトのメッセンジャーバッグです。ここではカジュアルになりすぎないようワントーンカラーでまとめ、シースルー素材や胸もとのスリットなど、女性らしい肌感を見せることで表現する「抜け感」バランスが重要な着こなしポイントに。
■トレンドはビッグバッグへとシフト!
ミニバッグブームの次は、ビッグバッグブームが到来! デイリーからビジネスまで、あらゆるシーンで使えるレザーバッグはキャリア女性の強い味方でもあります。大きいバッグの主張が全面に出ないよう、ワントーンカラーでコーディネートに馴染ませるのが品格のあるスタイルへと導く鍵です。
ベルベット素材のクラシカルなコートスタイル(写真左)にはモダンなバッグを合わせてデイリーのお仕事スタイルの参考に、そしてニット素材の袖の切り替えしがオフモードを連想させるコートスタイル(写真右)にはカチッとした印象のバッグを選んでフレキシブルに対応できるよう備えれば、ビジネストリップにもマッチします。
完璧すぎない、あえてゆるいムードを感じさせる着こなしが現代のキャリア女性を体現する、アクリスのコーディネートの数々をお届けしました。秋が近づいてきたら再度チェックして、着こなしのウィッシュリストに追加しておきましょう。
問い合わせ先
- アクリスジャパン TEL:0120-801-922
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- クレジット :
- 構成/石原あや乃