「えきえる」ではありません!「易える」ってなんと読む?
明日、6月28日は『貿易記念日』です。現在の太陽暦に換算したところの5月28日(起点となった日付は1859年5月28日/江戸時代後期の安政6年4月26日)、徳川幕府がアメリカ・イギリス・フランス・ロシア・オランダの五か国との間の友好通商条約に基づき、横浜、長崎、函館(当時は箱館)の各港での自由貿易の開始を布告したことに由来する記念日です。近世に入っての日本の貿易のスタート地点となった日ですね。
ということで、本日は「貿易」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。
【問題1】アパレルの「インポートブランド」ってどんなブランド?
服飾関連でいうところの「インポートブランド」とは、どんなブランドを指す言葉でしょうか? 以下の選択肢の中から正しいものを選んでください。
1:注目のデザイナーズブランド
2:海外のファッショニスタの着用実績があるブランド
3:外国から輸入するブランド
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 3:外国から輸入するブランド です。
「インポート」はもともと英語の「in(中に)」と「port(港)」の複合語で、「輸入する/取り込む」という意味です。現在では「港」以外にも「国やシステムなどのなかに運び込む」という広義で使用される言葉ですが、もとは「輸入する」ことを意味しており、アパレル業界で「インポートブランド」といえば「海外から輸入するブランド」を指します。
ですので、対義語は「国内発のブランド」を指す「ドメスティックブランド」になります。「インポートブランドのセレクトショップ」等に関して、「インポート」と「インポータント(重要な)」の語感が似ていることによる理解の混乱などもあるようですので、改めて取り上げてみました。
では、2問目にまいりましょう。
【問題】「易える」ってなんと読む?
「易える」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「易」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)で、「交換する」などの意味がございます。
<使用例>
「この地域の特産品である塩と、あなたの地域でとれるという薬草を易えてください」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 易える(か-える) です。
「易」という字で「占い」を連想する方も多いでしょう。もちろん「占い」という意味も含む字です。「易」は「蜥蜴(とかげ)」を意味する「蜴」の原字(異体字)で、蜥蜴の体色が変わりやすいことから「易(か)わる」「易(やす)い…容易であること。手軽であること」なども意味します。
この字が「占い」を意味するのは、古代中国において「すべての、物事は常に変化する」という自然哲学の法則を「易」という字に集約したことがもとになっており、こうした変化についての法則を読み解こうとする「占い」を意味するようにもなりました。また、この考えは儒教にも通じており、この字には「儒教の経典。五経のひとつ」という意味もございます。
ちなみに「貿易」の「貿」の訓読みは「貿(あきな)い」で、「貿易」は「交換による商売」というような構成の言葉です。
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本日は6月28日『貿易記念日』にちなんで、「貿易」に関連する言葉から、
・インポート
・易える(か-える)
を取り上げ、読み方、意味、言葉の背景などを、クイズで掘り下げました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















