【目次】
- 「チキン南蛮の日」とは? いつ・意味を解説
- なぜ7月8日? 「チキン南蛮の日」の由来
- 「チキン南蛮」とは? 宮崎発祥のご当地グルメ
- チキン南蛮の発祥はどこ? 延岡・宮崎の歴史
- チキン南蛮にタルタルソースは必須?
- 「南蛮」とはどんな意味? 料理名に使われる理由
- チキン南蛮と唐揚げ・油淋鶏の違い
- 大人の雑談に使える「チキン南蛮」豆知識
【「チキン南蛮の日」とは? いつ・意味を解説】
■「いつ」?
「チキン南蛮の日」は7月8日です。
■「誰が」決めた?
「チキン南蛮の日」は、一般社団法人延岡観光協会が、市民団体「延岡発祥チキン南蛮党」から継承して制定し、一般社団法人日本記念日協会により認定・登録された記念日です。
■「意味」は?
チキン南蛮は、全国の飲食店や家庭で親しまれている人気メニューです。その一方で、ルーツが宮崎県延岡市にあることは意外と知られていません。この記念日は、チキン南蛮のおいしさだけでなく、延岡市の歴史や食文化としてのチキン南蛮の魅力を、広く全国へ知らせることを目的とした記念日です。毎年7月には、延岡市内の保育所や小・中学校の給食で提供されるほか、関連イベントや情報発信が行われています。
【なぜ7月8日? 「チキン南蛮の日」の由来】
「チキン南蛮の日」が7月8日に制定されたのは、「7(なん)」「8(ばん)」という語呂合わせに由来します。覚えやすい日付にすることで、多くの人にチキン南蛮や、その発祥の地である宮崎県延岡市を知ってもらおうという思いが込められています。
【「チキン南蛮」とは? 宮崎発祥のご当地グルメ】
■そもそも「チキン南蛮」って?
チキン南蛮は、揚げた鶏肉を甘酢だれにくぐらせて仕上げる、宮崎県を代表するご当地グルメです。一般的には鶏もも肉や鶏むね肉を使い、衣を付けて揚げたあと、南蛮酢(甘酢だれ)にさっとくぐらせます。現在では全国に広まり、多くの飲食店や家庭で親しまれる料理となっています。
■宮崎県を代表する郷土料理
宮崎県では、飲食店ごとに肉の部位や衣、甘酢だれの配合、タルタルソースの味などに工夫が凝らされており、それぞれに個性があるのだそうです。そのため、「チキン南蛮」と一口にいっても、店によって味わいはさまざまです。
【チキン南蛮の発祥はどこ? 延岡・宮崎の歴史】
■ルーツは延岡市の洋食店「ロンドン」
チキン南蛮は、宮崎県延岡市が発祥の地とされていますが、そのルーツは昭和30年代頃に延岡市祇園町にあった洋食店「ロンドン」です。日本記念日協会によれば、「ロンドン」で修業した料理人たちが、まかない料理にヒントを得て、チキン南蛮を開発したとされています。当時は「鶏から揚げ甘酢漬け」と呼ばれる料理だったとか。
■「直ちゃん」と「おぐら」が現在のチキン南蛮を育てた
その後、「ロンドン」で修業した料理人たちが独立。延岡市内にある「直ちゃん」が、小麦粉と卵でからりと揚げた鶏肉を甘酢に漬けて提供する「チキン南蛮の原点」ともいえる料理を提供しました。さらに「おぐら」がタルタルソースを添えたスタイルを考案したことで、現在広く知られる「チキン南蛮」へと発展しました。
【チキン南蛮にタルタルソースは必須?】
■誕生当初は、タルタルソースなしのスタイルだった!
現在では「チキン南蛮といえばタルタルソース」というイメージが定着していますが、誕生当初のチキン南蛮にはタルタルソースは使われておらず、揚げた鶏肉を甘酢だれにくぐらせたシンプルなスタイルだったとされています。
■タルタルソースで全国区の人気メニューに
チキン南蛮に初めてタルタルソースをかけたのは、延岡市のレストラン「おぐら」です。現在では、タルタルソース付きが一般的ですが、「タルタルソースは必須」というわけではなく、どちらも正統なチキン南蛮なんです!
【「南蛮」とはどんな意味? 料理名に使われる理由】
■名前のルーツは「南蛮漬け」
「チキン南蛮」の「南蛮」は「南蛮漬け」に由来すると考えられています。「南蛮漬け」は、から揚げした小魚を、トウガラシやネギのみじん切りを加えた二杯酢または三杯酢に漬け込んだ料理です。チキン南蛮も揚げた鶏肉を甘酢だれにくぐらせることから、この料理名が付いたとされています。
■「南蛮」は「異国風の文化や料理」を表す言葉
「南蛮」はもともと古代中国で、四周の異民族に対して使われた蔑称のひとつでした。日本では戦国時代以降、東南アジアに植民地をもつポルトガルやスペインの人々、あるいは彼らがもたらした文化や文物を指して用いられるようになりました。さらにここから転じて、「異国風」「海外由来」という意味を表すようになり、食文化においては、ネギやトウガラシを香味づけに使ったり、油で揚げたりする当時としては新しい調理法を取り入れた料理に、「南蛮」の名が付けられるようになったとされています。「南蛮漬け」や「南蛮煮」などは、その代表例です。
【チキン南蛮と唐揚げ・油淋鶏の違い】
■違いは「仕上げ」と「味付け」
チキン南蛮、唐揚げ、油淋鶏(ユーリンチー)は、いずれも鶏肉を揚げた料理ですが、仕上げや味付けに違いがあります。
チキン南蛮:揚げた鶏肉を甘酢だれにくぐらせる。タルタルソースを添えることも。
唐揚げ:しょうゆや酒などで下味を付け、衣をまぶして揚げる。基本的に揚げたまま食べる。
油淋鶏:揚げた鶏肉に、長ネギやしょうが、ごま油、酢などを合わせたソースをかけたもの。
■見た目は似ていてもルーツは異なる
チキン南蛮は宮崎県で生まれたご当地料理、唐揚げは日本で広く親しまれている揚げ物、油淋鶏は中国料理です。どれも鶏肉を揚げる点は共通していますが、味わいや調理法、ルーツにはそれぞれ違いがあるので、食べ比べてみるのも楽しいですね!
【大人の雑談に使える「チキン南蛮」豆知識】
■宮崎県では「むね肉派」も多い
チキン南蛮というとジューシーなもも肉を思い浮かべる人も多いようですが、発祥当初は、比較的安価で手に入りやすかった鶏むね肉が使われていました。そのため、宮崎県では現在もむね肉を使う店が少なくありません。しっとりとした食感に仕上げる工夫も、各店のこだわりのひとつです。
■店ごとに「正解」が違う
チキン南蛮には、「この作り方でなければならない」という決まったスタイルはありません。甘酢だれの配合や衣の付け方、鶏肉の部位、タルタルソースの有無まで、店ごとに個性があります。発祥の地・延岡市では、昔ながらのスタイルを守る店もあれば、独自のアレンジを加えた店もあり。それぞれが地域の食文化を支えているのですね!
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揚げた鶏肉に甘酢だれを合わせるというシンプルな料理から始まったチキン南蛮は、今や多くの人に愛される郷土料理へと発展しました。「味に“正解”はない」のもいいですね! インターネットでは、「宮崎県産チキン南蛮食べ比べセット」なども販売されています。「チキン南蛮の日」をきっかけに、本場の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料: 『日本国語大辞典』(小学館) /『デジタル大辞泉』(小学館) /日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/) /農林水産省「うちの郷土料理 チキン南蛮(宮崎県)」 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/chikin_nanban_miyazaki.html /延岡市「【7月8日はチキン南蛮の日!】チキン南蛮ライブレッスンの開催について」(https://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/soshiki/41/49476.html) /みやざき観光ナビ「延岡発祥!宮崎のこれが本当の「チキン南蛮」」(https://www.kanko-miyazaki.jp/feature/gourmet#section-95) /日本唐揚げ協会(https://karaage.ne.jp/?utm_source=chatgpt.com) :

















