美食を起点に沖縄とつながるリゾートへ!「ザ・リッツ・カールトン沖縄」がリニューアル
沖縄本島北部・名護市喜瀬の高台に佇む「ザ・リッツ・カールトン沖縄」。かねひで喜瀬カントリークラブのゴルフコースと豊かな緑に囲まれ、その先には東シナ海を望むラグジュアリーなゴルフ&スパリゾートです。
2012年に開業した同ホテル。2024年末に全客室の改装を終え、2026年7月17日に、全レストランとパブリックエリアがリニューアルオープンしました。今回掲げられたテーマは、「美食を起点に、沖縄の自然・文化とのつながりを深める」。
館内3つのレストランを刷新し、新たに「Riva Ristorante(リヴァ リストランテ)」をオープン。エントランスやフロントデスクなどの共用空間も一新されました。
エントランスロビーには、沖縄の伝統的な意匠や自然から着想を得た家具や装飾を取り入れ、沖縄らしさとモダンラグジュアリーが調和する空間へ。
また今回のリニューアルに合わせ、日本、カナダ、英国のラグジュアリーホテルなどで経験を重ねた松山怜氏が新総料理長に就任。「沖縄とのつながり(結いまーる)」を核に、食を通して土地の魅力を伝える新たなダイニング体験を打ち出しています。
2026年9月には、ロビーラウンジ&バーもリニューアル。「沖縄の海の彩りと煌めき」をコンセプトに、名護湾の海と空を映し出すような、開放感あふれる空間へと生まれ変わりました。
天井を彩る琉球ガラスの照明は、海の青や水面に反射する光の煌めきを表現。バーカウンターには、水平線を思わせるブルーのグラデーションが施され、沖縄の自然と調和する洗練された空間が広がります。
また、新たに就任したペストリーシェフ・吉田嗣史氏による、沖縄県産シークヮーサーを使用したバスクチーズケーキなどのスイーツも登場。今回のリニューアルをもって、館内すべてのダイニング空間の刷新が完了しました。
今回は、Precious.jpライターが2泊3日で滞在し、新レストランを中心に体験。その魅力をお伝えします。
沖縄の自然と調和する、全室テラス付きの客室
客室は今回のリニューアルに先駆け、2024年末までに全97室の改装を完了しています。
琉球の文化や自然からインスピレーションを得たデザインが特徴で、45平方メートル以上のゆとりある空間を確保。すべての客室とスイートにプライベートテラスが設けられ、客室からはゴルフコースの緑や、その先に広がる東シナ海など、沖縄らしい景観を楽しむことができます。
客室にはシーティングエリアやワークスペースを備えるほか、バスルームにはゆったりとしたバスタブとレインシャワーを用意。ネスプレッソマシンやディプティックのバスアメニティなど、ラグジュアリーホテルらしい設備も整っています。
テラスからの眺め同様、バスタブも大きな窓に面しており絶景とともに優雅なバスタイムを楽しめます。ザ・リッツ・カールトン全館で採用されているディプティックの「フィロシコス」の香りに包まれながら、窓の外に広がる景色を眺めてゆったりとお湯に浸かる時間は、まさにリゾートステイならではの贅沢です。
リニューアルの目玉は「食」。沖縄を味わう3つのダイニング
今回のリニューアルで特に大きく変わったのが、ホテルの美食体験です。
館内の3つのレストランを刷新し、それぞれ異なるアプローチで沖縄の食材や文化を表現。なかでも鉄板焼「喜瀬」と、新たに誕生した「Riva Ristorante(リヴァ リストランテ)」でディナーを体験しました。
■1:五感で沖縄を旅する、鉄板焼「喜瀬」
一日目のディナーは、リニューアルした鉄板焼「喜瀬」にて。
「喜瀬」が目指すのは、料理だけでなく、空間や器、香り、音まで含めて沖縄を感じる食体験。彩り、香り、音、感触、味覚という五感を通して、琉球王国時代から現代へと続く沖縄の物語を表現しています。
料理を盛りつける器やグラスは、琉球の名工に特別にオーダーしたもの。箸置きや茶葉など細部に至るまで、沖縄とのつながりが意識されています。
今回いただいた「喜瀬コース」では、沖縄県産の黒毛和牛をはじめ、新鮮な魚介、野菜、スパイスなど県産食材を厳選。いわゆる定番の沖縄料理とは異なる角度から、沖縄の食材の魅力を引き出します。
最初の一品は、ゴーヤーと長命草のガスパチョですっきりと。食べている間にも、目の前では続く料理の仕込みや仕上げが同時進行で行われているのが、鉄板焼ならではのエンタメ感。
森 桂太料理長が鍋で練り上げていたのが、次に登場した「練りたてジーマーミ―豆腐」です。むっちりとした食感で、今まで食べたことのあるジーマーミー豆腐ともひと味違いました。鼻に抜けるさわやかなわさびの風味も、ほんのり甘いお豆腐に合います。
柔らかく煮込まれたラフテーは、そのまま食べるだけでなく、もうひとつの楽しみ方が。お皿に添えられた沖縄の島胡椒ピパーチをつけたり、割包(グアバオ)という台湾風のもちもち食感の蒸しパンにはさんだりして楽しめます。個人的には、ピパーチは多めにつけたほうがピリッとしたアクセントになっておいしいと感じました。
鉄板に並んでいるところから気になっていたイセエビは、目の前で焼き上げ、こちらもピパーチがふわりと香るサバイヨンソースでいただきました。ぷりっとしたイセエビと濃厚な味噌が絡み合い、絶品です。
そしていよいよメインの「沖縄県産黒毛和牛サーロインとフィレ」が登場。ミディアムレアで焼き上げたお肉は、グリル野菜やガーリック、お好みでスパイスをつけていただきます。表面には香ばしさがありながら中はしっとりとジューシーでやわらかく、たまらないおいしさ。
さらに鉄板で焼いた小さなパンが提供され、お肉をはさんで小さなステーキサンドにしていただくという遊び心のある体験も。お肉の脂を吸った香ばしいパンは、それだけでも満足するおいしさでしたが、お肉との相性はもちろんバッチリ。
そして、釜炊きのガーリックライスとジューシーも。普段はどちらかを選ぶところ、今回は特別にどちらも少しずついただくことに。付け合わせの、塩ゆでして鰹節と醤油をあわせたゴーヤ、大根とミョウガの甘酢漬けが、ここにきてさらに食欲を増進させます。
デザートは、沖縄県産マンゴーを使った氷菓でさっぱりと。
食後には、マカロンやカヌレといった小菓子とともに、ひとつひとつ異なる表情が愛らしい、やちむんのカップ&ソーサーでお茶が提供されました。
目の前で仕上がっていく料理はもちろん、器や盛り付けにも趣向が凝らされ、最後のひとときまで楽しませてくれたディナーでした。
■2:南イタリア×沖縄「Riva Ristorante」が新たに誕生!
今回のリニューアルで新たにオープンしたのが「Riva Ristorante」です。
コンセプトは「南イタリアと沖縄の融合」。太陽に恵まれ、海に囲まれているという共通点を持つ南イタリアと沖縄、それぞれの土地が育んできた食文化や感性を重ね合わせたイタリアンダイニングです。
魚介やハーブ、旬の食材などを生かした料理を、大皿でシェアして味わうのがリヴァのスタイル。トロリーサービスや目の前で仕上げるカクテル、店内のパスタステーションなど、料理が完成していく過程も楽しめるライブ感のある演出が取り入れられています。
格式あるホテルダイニングでありながら、大皿料理を囲みながら会話を楽しめる、リゾートらしい開放感も魅力です。
最初に、ロビーラウンジ&バーでバーテンダーを務める金城翔太氏によるカクテルのトローリーサービスが。マンゴー&パッションのフルーツカクテルを目の前で作って振る舞ってくれました。
まずは、クリーミーなブッラータチーズに、さわやかなチェリートマトのマリネをあわせた一品。続いて、 ツナソースで仕立てた仔牛のロースト。バジルやケッパー、オリーブといったイタリアンには欠かせない食材がそれぞれ味わいのアクセントに。
シグネチャーメニューの「パッケリ・ペスカトーラ」も見逃せません。南イタリアの伝統的な筒状のショートパスタ「パッケリ」に、沖縄県産の海老やイカなど魚介の旨みを絡め、白ワインソースやチェリートマトで味付けした一品。もちっとした大ぶりなパスタは食べ応え十分です。
魚料理は、沖縄の高級魚ミーバイのグリル。やわらかく淡白な白身魚で、トマトソースがよく合います。
メインの肉料理は、こちらもシグネチャーの「Tボーンステーキ」。骨付きのまま豪快に焼き上げる一品で、この日は総料理長の松山怜氏がオープンキッチンで骨から肉を切り離して分けるところも見せていただきました。
この日は「あえてヒレが少なめでサーロインが多めの部分を選んだ」と松山料理長。仔牛の骨でシンプルに出汁をとって煮詰めたジュとオリーブオイルで、イタリアンらしくシンプルに味わいます。ジューシーなお肉の旨みをガツンと感じる至福の時間に。
締めは、イタリアデザートの王道「ティラミス」。沖縄の紅いも焼酎「紅一粋(べにいっすい)」を使った「焼酎エスプレッソマティーニ」とのペアリングでいただきました。紅いもの風味に加えてアーモンドのシロップも入っていて、ほろ苦さのあるコーヒー、コクのあるマスカルポーネクリームとベストマッチ。
余韻にひたりながら、南イタリアらしい力強く濃厚な味わいを堪能したディナーを振り返ります。一皿一皿にしっかりとした存在感があり、食後には心地よい満足感に包まれました。
■3:朝食は「グスク」で沖縄料理をたっぷりと
朝食は、こちらもリニューアルした「グスク」にて。
沖縄の豊かな食文化と受け継がれてきた伝統に触れる沖縄料理ダイニング。夕食では県産あぐー豚や県産黒毛和牛などを味わうしゃぶしゃぶを中心に、ジーマーミー豆腐や沖縄そば、石焼きタコライスなどを提供しています。
朝は、西洋料理と沖縄料理を取りそろえたビュッフェスタイル。ホテルステイの朝食として楽しみながら、沖縄ならではの料理にも出合えるラインナップです。
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2日目の朝食は沖縄料理を楽しみました -
3日目の朝食は洋食メニューで
最初の朝食では沖縄らしい料理を楽しむメニュー、もう1日の朝食はホテルビュッフェらしい洋のメニューをセレクトしました。
なかでもお気に入りは、ライブキッチンでオーダーして作ってもらえる名物メニュー「沖縄エッグベネディクト」。エッグベネディクトに沖縄らしいゴーヤやポークを加え、豆腐ようをベースに作ったオランデーズソースをかけたアレンジがここならでは。
メニューが充実しているからこそ、その日の気分で朝食のテーマを変えられるのも「グスク」の魅力です。
ホテルの外へ飛び出し、新しくなったアクティビティで沖縄の自然を体感
食と並んでもうひとつ、今回のリニューアルで大きく変わったのがアクティビティです。ホテルでは初となるアクティビティ専任の「ゲストエクスペリエンス チーム」を新設し、館内外で楽しめる30種類以上のプログラムを用意。
世界自然遺産「やんばるの森」でのトレッキングやサイクリング、海や星空、マングローブの自然を楽しむ体験から、芭蕉布や琉球紅型染めといった伝統文化に触れるプログラムまで、単なる観光にとどまらず、沖縄の自然や文化をより深く知ることを目指した内容となっています。
自転車でやんばるへ!「やんばるサイクリングアドベンチャー」
今回体験したのは、「やんばるサイクリングアドベンチャー」。世界自然遺産にも登録されている沖縄本島北部のやんばるエリアを自転車で巡るアクティビティです。
夏のよく晴れた日だったため、屋外メインのサイクリングは熱中症も心配でしたが、風をきって海沿いを走るサイクリングは思いのほか気持ちよく、暑さよりも爽快感が上回るほど。何より、途中から自転車をおりて平南川(へなんがわ)沿いにリバートレッキングをするので、涼しいくらいでした。
リバートレッキングの出発地点で自転車をおり、着てきた水着の上にライフジャケットやフェルトシューズを着用して川へ。リバートレッキングの目的地は、上流にある「ター滝」。10m以上の落差があり、沖縄北部でも有数の規模を誇る滝です。
ター滝では、滝壺で泳いだり、迫力ある滝に打たれてみたり。間近に感じる水しぶきと滝の轟音に包まれ、全身で大自然のエネルギーを感じられました。ファミリーで訪れる人も多く、初心者でも気軽に楽しめるリバートレッキングです。
帰りは再び自転車にまたがり、サイクリングへ。濡れた体を潮風が心地よく吹き抜け、沖縄の夏の暑ささえ忘れてしまうほど。やんばるの豊かな自然を全身で感じられる、爽快なアクティビティでした。
水に身を委ねて心身をリセット。「琉球フローティング サウンド ヒーリング」
スパ棟の屋内プールで行われるアクティビティ「琉球フローティング サウンド ヒーリング」も体験。プールに浮かべたボードの上にのってストレッチと瞑想を行う、ザ・リッツ・カールトン沖縄のオリジナルプログラムです。
ボードの上で浮遊感を感じながら、沖縄の伝統舞踊をモチーフにした動きでゆったりとストレッチを行い、体をほぐしていきます。途中、シンギングボウルの音に耳を傾ける癒やしのひとときも。
やんばるを自転車で駆け抜ける「動」の体験とは対照的に、沖縄の穏やかな時間に身を委ねる「静」の体験でした。
沖縄の恵みに包まれる、至福のスパ体験
豊かな自然や文化に触れるアクティビティに加え、心身をゆったりと癒やすスパも「ザ・リッツ・カールトン沖縄」での滞在の醍醐味です。
緑豊かな森に囲まれた独立したスパ棟「ザ・リッツ・カールトン スパ 沖縄」では、沖縄の自然の恵みを取り入れたトリートメントをはじめ、多彩なリラクゼーションメニューを用意しています。
今回体験したのは、「やんばる海風-デトックスボディトリートメント」。
沖縄産のナチュラルオイルをブレンドしたアロマセラピーオイルと、温めたタイガークラムの貝殻を使用し、心身をゆったりと解きほぐすトリートメントです。
やんばるを望む開放感のあるプライベートバスで全身を温めてからトリートメントへ。この日は、満月の翌日で、新月に向かっていくデトックスによい時期だと伺いました。
ネロリやシークワーサーが入ったオイルで、途中から温めたタイガークラムの貝殻を使ってマッサージ。やさしく全身の凝りがほぐされていくような感覚でした。
トリートメントのあとは、ローズヒップとハイビスカスの入ったお茶をいただきました。添えられたスイーツは、ドライシークワーサーをホワイトチョコレートでコーティングしたお菓子と、英国のファッジというお菓子を模した3種類の黒糖。
少し酸味のあるお茶と沖縄らしい小菓子をいただき、癒やしのリラックスタイムに。
その後、スパ棟に設けられた温浴施設「ヒートエクスペリエンス」へ。こちらには、風化サンゴのタイルを使用した岩盤浴をはじめ、ひのきのドライサウナ、温水浴場などが備わっています。
今回は岩盤浴を利用。沖縄らしい素材を取り入れた空間で、体をじんわりと温めながら、ゆったりとした時間を過ごしました。
客室でくつろぐだけでなく、「食べる」「動く」「癒やされる」というさまざまな体験を通して、沖縄という土地を知ることができるのが、生まれ変わったザ・リッツ・カールトン沖縄の魅力です。
ホテルで過ごすこと自体を旅の目的にしながら、そこから一歩外へ出て、沖縄の自然や文化にも出合う。そんな新しいリゾートステイを楽しんでみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- ザ・リッツカールトン沖縄
- 鉄板焼「喜瀬」
- 営業時間/17:00〜21:30
- ドレスコード/スマートカジュアル
- イタリア料理「Riva Ristorante」
- 営業時間/17:00〜21:30
- ドレスコード/カジュアル
- ダイニング「グスク」
- 営業時間/7:00〜10:30、17:00〜21:30
- ドレスコード/カジュアル
- TEL:0980-43-5555
- 住所/沖縄県名護市喜瀬1343−1
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 小林麻美

















