夏のご挨拶として親しい人へ送る、お中元。「誰に送ろう?」「今年は何を送ろう?」と考えている方も多いのでは? さらに「昨年とは別のものを……」「他の人とは一味違った贈り物がしたい!」と考えだすと、誰に何を送るか決めるまで、手間も時間もかかってしまいます。
そこで今回は日本橋三越本店に、2018年のお中元でおすすめしたいセットを伺いました。三越限定商品も交えながら、「両親・親族へ」「恩師・お稽古の先生へ」「仕事関係の上司や先輩へ」「知人・友人へ」という、贈る方別に合計8アイテムをご紹介します。
両親、親族へ
■1:E-ZEY JAPANの稲庭うどん「匠 Juichi 撰」
「日本の知られざる魅力を発見し、新たな日本らしさを形づくり、世界に発信する」をコンセプトに活動する「E-ZEY JAPAN(イーゼイ ジャパン)」が、秋田の麺づくりの職人・高橋寿一氏の味と技術に魅了されて開発したという稲庭うどん「匠Juichi(ジュイチ)撰」。
うどんの中でも高級といわれる稲庭うどんを、喉越しのいい極細麺で楽しめます。
伝統的な製法を貫き、生産するのは雪深い山間の町で冬期のみというこだわり。高橋氏が約30年間に渡る経験から培ってきた技でつくり上げられた、極細でもコシと味の深さが感じられる「伝統と技」の一品です。
「ご家族にこそ、普段使いのひと品でも贅沢な味わいを楽しんでいただきたい。そう思い、夏の暑さに涼しさをもたらしてくれる本品を選びました」(三越担当者)
■2:ミツコシイセタン ザ・フードの「プレミアム調理缶詰 詰合せ」
三越・伊勢丹限定のブランド「ミツコシイセタン ザ・フード」から、手軽に本格派の味を楽しめる缶詰のお中元。ビーフカレー、ハッシュドビーフ、ビーフシチューと3種類の詰め合わせです。
原料にこだわり、牛肉は黒毛和牛を、たまねぎは淡路島産を使用しています。さらに、ビーフシチューにはフランス料理に欠かせない出汁「フォン・ド・ヴォー」を使い、アップルブランデーでコクを出すなど本格的な味を追求しています。
「黒毛和牛とフォン・ド・ヴォーの肉の旨味に加え、ローストたまねぎを主とした野菜や果物の甘みと優しさを味わっていただけます。素材の味が凝縮された一品です。日持ちするのでいざという時に便利で、さらにおいしい。本格派の味で食卓の主役になる品を、手軽に楽しんでいただけます」(三越担当者)
恩師・お稽古事の先生へ
■3:ロイスダールのムースとゼリー「読書 デザートギフト」
洋菓子の老舗ロイスダールと東京国立博物館のコラボレーションによる限定ギフトです。
口あたりなめらかなムースとみずみずしい果肉が入り涼しげなゼリーは、猛暑でもツルンと食べやすく、夏にぴったりのデザート。パッケージには日本絵画の巨匠・黒田清輝の名画「読書」をはじめ、「赤髪の少女」「湖畔」「ダリア」をあしらっています。
「爽やかな甘さで夏のデザートに最適です。学生時代お世話になった先生は人生に大きな影響を及ぼす存在だと思います。そんな感謝が尽きない先生へ、知的でセンスある贈り物をと思い選びました。限定4,000セットの販売なので、お早めにご注文ください」(三越担当者)
■4:山本海苔店の「有明海一番 撰」詰合せ
江戸時代から169年続く山本海苔店が送る、佐賀県産の海苔のお中元です。
うま味や香り、口どけ。色・ツヤ・形。一番摘みの初物であることなど。「佐賀海苔(R)有明海一番 撰」は、佐賀県と佐賀県有明海漁業協同組合が設けた「おいしい海苔」の厳しい7つの基準を満たしたものだけに与えられる、特別な称号です。
「いつもの食卓に欠かせない、日本の食を担ってきたといっても過言ではない海苔。『口どけのよさ』『深い旨み』にこだわる山本海苔店の謹製の品は、地味でもこだわり抜いた素材と技と伝統が詰まった間違えのない一品です」(三越担当者)
仕事関係の上司や先輩へ
■5:ピエール・エルメ・パリの「フール モワルゥ」
21世紀のパティスリー界を先導する第一人者、ピエール・エルメ。その鬼才ぶりは「パティスリー界のピカソ」と賞賛されるほど。多くのスイーツファンを虜にしています。
そのピエール・エルメが独創的なエスプリで焼き上げたマドレーヌやケークなどのフランス伝統菓子を詰め合わせたフール モワルゥのセットです。ふわふわとした食感の焼き菓子は、一口いただくと豊かな芳香と上品な味わいが広がります。
「女性からの人気が高い洋菓子の銘店のお中元です。仕事関係のお中元は挨拶方々お渡しすることもあるため、常温保存の商品を選びました。個包装なので職場のみんなでシェアしやすいのも、おすすめのポイントです」(三越担当者)
■6:フランス製の「フランスボルドー 赤白ワインセット」
ワインの名産地ペサック・レオニャンの名門シャトーによるワイン赤・白のセットです。
白ワインの「ラ ダム ド クーアン」は花のような繊細なアロマにハーブの香りが広がるフルーティーさに、シャープな酸味のバランスが良い1本。赤ワインの「シャトー クーアン ルージュ」は果実味とミネラルの爽やかさに、オーク樽のニュアンスを感じる表情豊かな味わいです。
「フランスボルドーの優雅なワインを選定しました。いつもお世話になっている会社や先輩の更なる発展を祈念して、紅白で贈ってみてはいかがでしょうか?」(三越担当者)
友人・知人へ
■7:三越伊勢丹と農業女子のコラボ「農業女子 徳之島ジェラート&ソルベセット」
三越伊勢丹と鹿児島の離島・徳之島の農業女子とのコラボレーションから生まれた、ジェラート&ソルベセット。
南国の太陽の空の下、農業女子たちが育てたみずみずしいフルーツを始め、徳之島産の塩「ましゅ」・ラム酒・アザミなどの素材を使用。多彩な味わいを、暑い夏に嬉しい冷たいデザートで楽しめます。
「『インスタ映え』。そんな言葉がよく合う一品です。地域の伝統と技が備わった、未来へ継承したい日本のおいしさ。夏場に口のなかがヒヤッとして嬉しく、彩りも鮮やかなジェラートとソルベです。友人への深い思いをセンスと共にお贈りください。三越・伊勢丹でしか手に入らないお中元です」(三越担当者)
三越限定のおすすめ商品
■8:三越と森八のコラボによる杉浦非水画 限定ギフト 宝達葛「くずきりプレミアム」
江戸時代から390年続く加賀の和菓子の銘店・森八の豪華なくずきりを、杉浦非水の意匠が映える化粧箱で届ける三越限定のお中元です。
加賀伝統の宝達葛(ほうだつくず)を贅沢に使用し、もっちりとしたコシとつるりとした喉ごしが格別な一品。爽やかな甘さが魅力の石川県生まれの大粒なぶどう「ルビーロマン」を使ったピューレや沖縄県波照間産黒糖を使った黒蜜をかけ、最後に金沢らしく金箔をあしらっていただきます。
パッケージの模様は日本のグラフィックデザインの先駆者、杉浦非水の作品「三越呉服店 春の新柄陳列会」に描かれた、連続した植物モチーフ。鮮やかさと上品な落ち着きを兼ね備えた配色の妙は、非水ならではです。
「明治元年から150年にあたる2018年。今年の三越夏のギフトでは『時代を彩る。想いを彩る。』をコンセプトに、変わりゆく時代を三越とともに彩ってきた画家・杉浦非水の作品にフォーカスします」(三越担当者)
お中元の販売は、7月30日まで。限定品はお早めに!
日本橋三越本店のお中元ギフトセンターは、2018年7月30日(月)までの期間限定で開設しています。もちろん、今回ご紹介した8商品も取りそろえているとのこと。
ギフトセンターには、ほかにもさまざまなお中元が並んでいます。もしお中元選びに迷ったら、赤いベストを着た「ギフトコンシェルジュ」に相談すると、相手の好みや予算に合わせたお中元を紹介してもらえます。
また「あっという間に7月が過ぎて、店舗まで行く時間がない……!」という場合は、オンラインショップでも三越のお中元を購入できます。オンラインショップでのお中元の注文は、8月1日(水)10:00まで。ただし、人気で欠品になったものは注文できないので、特に限定品は早めにチェックしましょう。
今年も確かな味とセンスの光るお中元で、大切な人たちに日頃の感謝を贈りませんか?
問い合わせ先
- 日本橋三越本店
- 営業時間/10:00〜19:00
- ※本館・新館の地階から1階並びに免税カウンタ-は10:00〜19:30
- ※新館9F・10Fレストランは11:00〜22:00
- TEL:03-3241-3311(大代表)
- 住所/東京都中央区日本橋室町1-4-1
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 廣瀬 翼(東京通信社)