東京・六本木の国立新美術館で好評開催中の、エルメスの観客参加型展覧会『彼女と。』。すでに大きな話題となっているこの展覧会の、詳細と見どころを順を追ってご紹介しす。

エルメスによる、インタラクティブな観客参加型展覧会『彼女と。』

©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

映画の撮影現場を彷彿させる会場で、物語に登場する「彼女」の姿を追いかけていく『彼女と。』。観客となる私たちは、実際に「彼女」の存在を追い求める主人公の「作家」を演じるアクター、もしくは文字どおり撮影のエキストラとして、この観客参加型展覧会に“出演”します。

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観覧料は無料ですが、展覧会特設サイトからの予約が必須。予約画面で利用規約などをチェックしたら、上記のアクター、エキストラからどちらかを選択しましょう。アクター、エキストラともに同伴1名の計2名までの予約が可能となっているので、お友達やパートナーなど、二名一組でも展覧会に参加することができますよ。

予約が完了したら、指定した日時の10分前までに会場となる国立新美術館へ! スマートフォンへ送信されるウェブチケットを会場係員に提示し、会場となる国立新美術館2階の展示室へいよいよ入場です。

ロビー、シアター

©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

ロビー
展示室入り口すぐのロビーは、まるで映画館のチケット売り場のような雰囲気。レトロな衣装を着たスタッフから、アクター、もしくはエキストラのタグを受け取ったら、いよいよ最初のコーナーとなる「シアター」へと進みます。

シアター
「シアター」は、その名のとおり映画館の観客席のような空間。実際の映画館そのもののような会場に着席すると、目の前のスクリーンに「彼女」の断片的な映像が映し出されます。そして、この物語の主人公となる「作家」と「彼女」の出会い、そしてこの先に待ち受けているさまざまな出来事のイントロダクションが語られます。

友人との出会い、恋人との出会い、隣人との出会い

©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

友人との出会い
ふたつめのコーナーとなる「友人との出会い」からは、この展覧会最大の特徴でもある、映画の撮影現場のような雰囲気に。パリのカフェを舞台に、「作家」と「彼女」の友人が対面します。そして、友人から語られるのは「彼女」との思い出。観客は、アクター、そしてエキストラとして、この物語の撮影に参加していくのです。

恋人との出会い
次のコーナーでは、N.Y.に住む「彼女」の恋人と出会います。パリにいる設定の「作家」は、恋人とSkype(スカイプ)を通して連絡をとることに。その場にいながらにして、実際にSkypeを通して会話をしているようなやり取りがカメラの前で繰り広げられます。

隣人との出会い
舞台は再びパリに戻り、「彼女」の隣人である花屋の女性と対面するシーンに。花が飾られたセットを舞台に、隣人と「彼女」との思い出が語られます。

ヘア&メイクブース・ストックブース

©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

こちらのコーナーには、俳優たちが撮影の合間に訪れるヘア&メイクブース、そして、さまざまなエルメスのアイテムがそろうストックブースが設置されています。本物の撮影現場のような雰囲気が漂う中で、会場内に点在するエルメスのアイテムをじっくりと眺めることも。

友人による回想シーン

©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

砂浜を再現したセットでは、「彼女」の友人による回想シーンを撮影。監督席が置かれ、モニターが並ぶ臨場感のある空間で、撮影したばかりの映像を確認します。

恋人による回想シーン

©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

恋人による回想シーンの撮影は、クラシックカーが置かれた駐車場のセットが舞台。雪がちらつく冬を思わせる雰囲気のなか、恋人と「彼女」のロマンチックな思い出が再現されます。

隣人による回想シーン

©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

隣人である花屋の女性の回想シーンは、なんとルーフトップ(屋根の上)が舞台のセットで撮影。「彼女」が即興で開いたパーティーという設定のもと、小道具として用意されたグラスを手に取り乾杯! こちらでは、参加者へ配信されるエンドロールに使用する、全員での集合写真も撮影されます。

妹との出会い

©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

物語も終盤、「作家」は「彼女」の妹と対面します。「彼女」からの伝言が妹によって語られたのち、鍵を受け取った「作家」は、ついに「彼女」の家の中へ。

彼女の家で、女優の控え室・プロデューサーのオフィス

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彼女の家で
「彼女」の気配を感じる家のセットは、部屋の内部にさまざまなアイテムが。生活感がありながらも、洗練された「彼女」の一面を垣間見ることができます。エキストラも部屋の内部に入ることができるので、細部までつくり込まれたセットの完成度の高さを実感してみては。

女優の控え室・プロデューサーのオフィス
物語のクライマックスは、女優の控え室、そしてプロデューサーのオフィスを舞台に。「彼女」が撮影前や休憩に訪れる控え室は、その内部を通路から覗くこともできます。また、プロデューサーのオフィスはドアが閉じられていますが、時折内部から会話が聞こえてくることも。会場を後にする前に、ぜひ少し耳を傾けてみてください。

国立新美術館を会場に、現実と虚構が交錯するという、ほかにはない体験をすることができる『彼女と。』。エキストラは、最終週(7月25日~7月30日)の予約を受付中! 今話題の展覧会だけに、早めの予約をおすすめします。

問い合わせ先

  • 彼女と。 
  • 会期/2018年7月11日(水)~7月30日(月)  
    会場/国立新美術館 企画展示室2E
    開室時間/10:00~18:00(毎週金・土曜日は21:00まで)
    休館日/毎週火曜
    観覧料/予約制・無料(予約は上記リンク先の特設サイトにて受付中)
  • TEL:0120-202-830(エルメスジャポン)
  • 住所/東京都港区六本木7-22-2

この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
難波寛彦