残暑がカラダにこたえる時期。彩り豊かな見た目も美しい料理で人気の料理家・寺井幸也さんが、スタミナ抜群で夏バテ知らずな「ゴーヤチャンプルー」のつくり方を教えてくれました。

豚薄切り肉やスパムではなく、大胆に豚バラブロックを使うことで、食べ応えあるゴーヤチャンプルーに。ナンプラーをひと足らししたコクのあるエスニックな味わいは、お箸が止まらなくなるほど絶品です。

炒めているうちに地味な見た目になりがちなゴーヤチャンプルーですが、紫キャベツやオクラを使うことで彩りも豊かに。栄養価が高いゴーヤは疲労を回復するだけでなく美肌にも効果的。メインのおかずとしてもお酒のおつまみにもぴったりのスタミナメニューで、暑い夏を乗り切りましょう。

動画で観る、スタミナ抜群!「ゴーヤチャンプルー」のつくり方

■スタミナ抜群!「ゴーヤチャンプルー」の材料(2人分)

ゴーヤチャンプルーの材料
「ゴーヤチャンプルー」の材料(2人分)

・ゴーヤ 1本
・豚バラブロック肉 400g
・木綿豆腐 1/2丁
・紫キャベツ 1/4個
・オクラ 4本
・溶き卵 2個分
・ナンプラー 大さじ1/2
・オイスターソース 大さじ1
・てん菜糖 大さじ1
・塩 適宜
・こしょう 適宜
・ごま油 大さじ2
・鰹節 適量

■スタミナ抜群!「ゴーヤチャンプルー」のつくり方

豆腐を水切りする様子
豆腐は水切りしておく

(1)豆腐は器などの重しをのせて、1時間ほど置いて水切りしておく。

豚バラブロックをゆでる様子
豚バラブロックはゆでて切り分ける

(2)沸騰したお湯に塩ひとつまみ(分量外)を入れる。豚バラブロックを入れて、8分ほどゆでる(ゆですぎると固くなってしまうので注意)。ザルにあげて粗熱を取り、2㎝の厚さに切る。

水にさらされたスライスゴーヤ
ゴーヤを切って水にさらす

(3)ゴーヤは縦半分に切って、スプーンを使ってわたを取り除き、4〜5㎜幅くらいの半月切りにする。塩ひとつまみ(分量外)を入れた水に10分つけておき苦味をとる(水につけすぎると栄養成分が抜けてしまうので注意)。

オクラを切る様子
オクラを切る

(4)オクラはガクを切り落としてから斜め切りにする。

紫キャベツを切る様子
紫キャベツを切る

(5)紫キャベツをざく切りにする。

フライパンで野菜と豚肉を炒める様子
フライパンで野菜と豚肉を炒める

(6)フライパンを温め、豚バラブロック、ゴーヤを入れて中火で炒める。ゴーヤがしんなりしてきたら、オクラ、紫キャベツを加えてさらに炒める。ナンプラー、ごま油、てん菜糖を加えてさっと混ぜる。

炒めた野菜と豚バラに卵をからめる様子
豆腐と溶き卵を加える

(7)(6)に豆腐を手でちぎりながら入れる。溶き卵を回し入れて火を強め、手早く炒め合わせて火を止める。

「スタミナゴーヤチャンプルー」完成図
「スタミナゴーヤチャンプルー」完成図

(8)器に盛りつけ、鰹節をまぶしたら完成。

真夏に「ゴーヤ×豚バラブロック」のコンビが最強な理由は?

食べた人が笑顔になる♯幸也飯の「幸せレシピ」連載。今回は残暑を乗り切りたいときにおすすめ、「スタミナゴーヤーチャンプルー」のレシピを紹介しました。

ゴーヤはビタミンCや鉄分などさまざまな栄養成分が入った夏野菜なので、今の時期にぜひ取り入れたい料理です。さらに豚肉もビタミンCがたっぷりで、疲労回復にも効果的。この組み合わせの「ゴーヤーチャンプルー」は栄養満点で最強のおかずです。豚肉はブロック肉を使用することで食べ応えもUP。よりおいしくいただくために、しっかり油抜きすることも忘れずに。

この記事の執筆者
「幸也飯」代表。素材を存分に活かした独自のアイディア満載の料理は、見た目も華やかでセンス抜群。ファッション業界や人気モデル達にも絶大な支持を得ている。2017年12月13日には初のレシピ本『幸也飯 彩り映える・おもてなしのつくりおき』(辰巳出版)を発売。https://www.instagram.com/yukiya.terai/?hl=ja
MOVIE :
大槻誠一
COOPERATION :
インソムニア 赤坂
WRITING :
広瀬蒼乃
EDIT :
石原あや乃