9月17日は敬老の日。祖父母または子どもの目線から両親へ、敬老の日は日ごろの感謝として何かを贈り、喜んでもらいたいものです。ただ、何をあげれば本当に喜んでもらえるのか、毎年悩んでしまいます。
そこで、シニアの買い物傾向に詳しい専門家の方に、おすすめのギフトなど、敬老の日ギフト選びのヒントを教わります。
シニアに喜ばれるのは「モノ」より「コト」
敬老の日に喜ばれるギフトとはどのようなものなのでしょうか。シニアマーケティングを行う株式会社オフィス・ハナの担当者さんは、シニアの傾向を次のように話します。
「近年、シニアはモノよりコトへと向かっており、“モノ”そのものというよりも、孫や子とどうコミュニケーションを取るか、どんな体験が得られるかという“コト”のほうに喜びを感じるといわれています。特に、欲しいものは大抵自分で買えることから、物品がいたずらに増えるよりも、思い出深い時間や行動のほうが喜びを感じると思います」
コトを重視したギフトって?
モノよりコトのほうが喜ばれるとのこと。最近の傾向として、敬老の日に贈るギフトには次のようなものがあります。その選び方、贈り方のポイントを教えていただきました。
■1:食事
最近では、敬老の日特別プランなどを提供するレストランが多くあります。
「体力があって外食できる方であれば、子ども・孫がおすすめする、自分の行動範囲では知り得ない、行くことが叶わなかったレストランでの食事は特にうれしいはずです」
■2:手紙・手づくりの品
直筆の手紙や手づくりの工作や料理などはギフトの定番といえます。
「手紙や手づくりの品はやはりいつの時代も喜ばれます。子ども・孫が通うワークショップなどの趣味が絡んだギフト、例えばフラワーアレンジメントの作品、料理教室で習ったスイーツなどであれば、より一層、うれしいはずです」
■3:シニア向けスマホ
ワイモバイルの「かんたんスマホ」やNTTドコモの「らくらくホン」など、操作が簡単で文字やアイコンも大きく使いやすい上に、サポートサービスも充実したスマホが登場しています。
「シニア向けスマホは、子どもや孫との電話はもちろん、メールやSNSでのコミュニケーションも期待できるので良いかもしれません。子ども・孫のおすすめアプリを一緒に教えてあげるなどのお楽しみ付きなら、より一層喜ばれるでしょう」
■4:名入れグッズ
ハンカチやマグカップなど、敬老の日にオリジナルグッズをつくる方法もあります。
「名入れグッズは、アイテムとセンスによっては“シニア扱い”となり、痴呆症予備グッズなどと捉えられかねないのでリスクがあります。その点、センスのいいオシャレでさりげない名入れにするようにすればいいでしょう」
シニアに喜ばれるギフトと喜ばれにくいギフト
そこでシニアの傾向から、おすすめの敬老の日ギフトや手土産、そして反対に喜ばれにくいギフトを具体的に挙げていただきました。
おすすめギフト
おすすめ手土産
・地域限定または季節限定の食べ物
・名店のお菓子、飲料
・アンチエイジング系有名サプリ
・健康・美容飲料(例えば、韓国で流行している飲むお酢ミチョ)やノニジュース
喜ばれにくいギフト
いかがでしたか? これらをヒントに、敬老の日のギフト選びを楽しみながら実施してみてはいかがでしょうか。
シニアブログ
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利